<水系・溶剤系対応>
界面活性剤の基礎知識と
分散剤の選定例
著者(敬称略)
センカ(株) 新規事業部門 成見 和也 先生
<ご略歴・専門>
1972年 京都工芸繊維大学大学院修士課程終了
1972年 三洋化成工業(株)入社
1980年 サンノプコ(株)出向
1996年 新日本理化(株)入社
2008年 センカ(株)入社
<主な研究内容>
有機合成化学、界面活性剤
特に界面活性剤およびそれを使ったプロセスケミカルスの応用
<関連学会でのご活躍等>
日本化学会、日本実験力学会等での界面活性剤と分散剤に関する講演
日本接着学会の季刊誌”接着の技術”への分散剤に関する投稿
発刊・体裁・価格
発刊 2011年8月15日 定価 4,700円 + 税
体裁 A4判変形 27ページ並製本 オールカラー
※書籍 または PDF(CD-ROM)版を送付(申込時にご選択下さい)
※本品はレターパックライト(日本郵便)による発送となります。
※到着まで数日かかりますのでご了承下さい。
ISBN 978-4-904080-88-7(書籍)
ISBN 978-4-904080-89-4(PDF版)
※複写・配布、無断転載は固くお断り致します。

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著者の声
執筆に当たり、教科書的な内容ではなく、出来るだけ実際の研究、応用で役立つ内容を意識しました。
「分散とは何か」「分散剤とは何か」を理解するためには界面活性剤の基礎理解が非常に重要になります。
本資料は基礎を詳細解説後、それを元に分散理論、分散への応用を述べております。
さらには主題である「分散剤の選定法」「実務上の応用点」についても重点的に言及しております。
本資料で理解できることとポイント
粉体の「組成」「極性」「粒子径」「粒子形」等、良好な分散を得るにはこれら粉体の特性、性状を十分に理解する必要があります。
この資料では特に粉体と分散の関係について、及びその条件で最適な分散剤を選定する方法について理解、習得頂けます。
<ポイント>
■分散剤の選定方法・粒子形状に応じた分散剤の選択基準
・水系での分散剤の選定ポイント
・溶剤系での分散剤の選定ポイント
・実例⇒分散剤の使い方を間違ったため、分散が旨くいかなかった現象・対応策
○溶媒と分散の関係
○分散剤の分子量⇒低分子量型分散剤と高分子量型分散剤として詳しく記載
○分散剤の種類と特徴・使い方・開発動向
○分散剤の評価方法
→掲載見本
目次
はじめに
1. 界面活性剤とは
1.1 界面活性剤の基本的性質と作用
1.2 界面活性剤の化学構造
1.3 界(表)面張力とは
1.4 ミセル及びミセル限界濃度について
1.5 界面活性剤の化学構造と物理的性質との関連について
1.6 界面活性剤の親水性と性質の関係(HLB)
1.7 曇点について
2. 分散剤の歴史
2.1 分散及び分散剤とは
2.2 分散の三要素
2.3 分散剤の吸着
2.4 分散剤の種類
2.5 分散剤の表面張力
2.6 分散剤の選び方のポイント
2.7 分散剤の選定法と注意点
2.8 水系での分散剤の選定ポイント
2.9 溶剤系での分散剤の選定ポイント
3. 粉体の粒子径と物性及び分散性との関係
4. 最近のナノ粒子用分散剤の開発状況
おわりに
参考文献