特定の業種に限定しない内容。
外観検査で「人」扱う全ての方、一読の価値あり!
<シリーズ第1弾は“人”>
外観検査における検査員対応
―選定/教育/管理事例とよくあるQ&A―
著者
株式会社コーセー 群馬工場 資材課 課長 堀田 一美 氏
■略歴:1980年 株式会社 小林コーセー(現コーセー)入社
検査および品質管理業務に従事。
検査精度向上、検査システム開発検査員教育を手がける。
発刊・体裁・価格
発刊 2011年10月24日 定価 4,700円 + 税
体裁 A4判変形 24ページ オールカラー
※書籍 または PDF(CD-ROM)版を送付(申込時にご選択下さい)
※本品はレターパックライト(日本郵便)による発送となります。
※到着まで数日かかりますのでご了承下さい。
ISBN 978-4-905545-13-2(書籍)
ISBN 978-4-905545-14-9(PDF版)
※複写・配布、無断転載は固くお断り致します。

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著者の声
人による外観目視検査は機械による検査に比べ、市場環境の変化に伴う要求品質に柔軟かつ迅速に対応できる点が優れています。
他方、再現性や個人間のバラツキ管理が難点として挙げられます。
しかしながら、機械による検査においても再現精度や装置間のバラツキ管理は付きまとう課題です。
人の五感による官能検査にはなりますが、「官能検査」で用いられる「統計手法」の使い方は専門の良書に任せ、本書では人による品質の良否の識別力を「生理的識別能力」と「精神的識別能力」とに分類し、その測り方や見極め方、選定基準設定の考え方、および誤差因子の抑制方法を紹介し、検査員の採用(選定)から教育訓練、日常での精度管理への応用について解説しています。
検査の部門の管理監督の方々、これから外観検査を本格的に導入したい方にお薦めします。
本書のポイント
○検査員の選び方−検査員適性はどういった言動やしぐさに表れる?
−適性判断時の確認ポイント
○検査員の教育 −検査員教育の体系化
−能力認定基準・教育訓練の具体例
−訓練前後の評価結果比較
○検査員の管理 −検査員認定制度
−レベル確認の最適な周期とは?
−レベル確認・評価方法
−意欲向上・フィードバック
○普段思っている何気ない疑問に回答 検査員対応 よくあるQ&A
・検査員に向かない人の適性を上げることは可能?
・長期間の目視検査→主観基準確立傾向を防ぐには?
・検査リーダーが検査員を兼ねる場合の注意点とは?
・1日の1人当たりの検査最大時間と最適な休憩頻度は?
・立ち姿勢検査→どのような影響が出る? 等々
目次
→掲載見本
1. 「感性」を高める
1.1 外観検査における人の機能と判定誤差
1.2 外観検査と「感性」
1.3「感性」を維持向上する誤差因子の管理
2. 検査員の選び方
2.1 機能と識別能力
2.2 生理的識別能力の評価方法と選定/認定基準
2.2.1 視覚
2.2.2 嗅覚
2.2.3 触覚
2.2.4 聴覚
2.2.5 味覚
2.3 精神的識別能力の評価方法
2.3.1 商品(作業)への興味
2.3.2 情緒安定性、作業態度
2.3.3 客観的理解力、表現力
2.3.4 新規採用者で精神的識別力を評価するには
3. 誤差を排除する検査環境作り
3.1 温湿度
3.2 照明
3.3 臭気
3.4 音
3.5 検査室仕様と管理
3.6 環境・作業性でよくあるQ&A
@ 同じものを数多く繰り返し見ていると睡魔(眠気)の襲われる・・・
A おしゃべりは?
B 検査スピードを上げるには?
C 1日の1人当たりの検査最大時間と最適な休憩頻度は?
D 立ち姿勢検査→どのような影響が出る?
4. 検査員の教育訓練
4.1 生理的識別能力の認定基準、教育訓練
4.1.1 識別能力の層別結果による訓練方法の検討
4.1.2 訓練の実施と認定基準の設定
4.2 精神的識別能力の教育訓練=検査員教育の体系化
4.2.1 専門知識教育
4.2.2 検査員実務教育
4.2.3 官能評価教育(訓練)
4.2.4 その他の教育や訓練
4.3 検査員認定制度
4.4 検査員の水準合わせ
4.5 認定、教育でよくあるQ&A
@ 検査員に向かない人の適性を上げることは可能?可能なら方法は?
A 長期間の目視検査→主観基準確立傾向を防ぐには?
B 長年同じ作業を続けた人がスムーズに新しい作業を習得するには?
C 検査リーダーが検査員を兼ねる場合の注意点とは?
D 検査員の理想像とは?