リチウムイオン・全固体リチウムイオン電池
−電極活物質の表面改質技術の現状と考察−
著者
独立行政法人物質・材料研究機構
環境・エネルギー材料部門 副部門長 博士(工学)
高田 和典 氏
発刊・体裁・価格
発刊 2012年8月8日 定価 4,180円(税込(消費税10%))
体裁 A4判変形 21ページ オールカラー
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ISBN 978-4-905545-67-5(書籍)
ISBN 978-4-905545-68-2(PDF版)
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本書のポイント
○活物質と電解質の界面現象理解の現状
○性能向上に向けた電極活物質の最新動向
○硫化物固体電解質を用いた全固体リチウムイオン電池の表面改質技術
○全固体リチウムイオン電池の出力性能を向上させる表面改質技術
○量産性に優れ、簡易な方法で全固体リチウムイオン電池の出力を向上させる材料
著者より
電池性能の向上には、高いエネルギー密度を発生する電極活物質の開発や、電池材料における高速イオン伝導の実現などが必要とされているが、これら電池材料内部の特性のみならず電池材料を接続する界面もまた電池性能を大きく左右する。
界面の高機能化を進める一つの方法は、電解質と接して界面を形成する電極活物質表面の改質を行うことであり、これまでに様々な表面改質が電池性能を向上させることが報告されている。
ここでは、いくつかの電極活物質の表面改質と、その効果に対して提唱された機構について解説する。
目次
→掲載見本
1. リチウムイオン電池における電極活物質の表面改質
2. 表面被覆層の機能
3. 全固体リチウムイオン電池における表面改質
3.1 正極/硫化物固体電解質界面におけるナノイオニクス
3.2 ナノイオニクスに基づく高出力界面設計
3.3 高出力正極界面の構築
3.3.1 高イオン伝導性緩衝層
3.3.2 ナノ材料緩衝層
3.3.3 自己形成型緩衝層
3.4 負極表面の改質
3.5 酸化物系全固体リチウム電池における界面技術
おわりに
参考文献(48個)