エンドトキシン試験
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出版物

★試験実施における注意点、問題解決のヒントが満載!

★起こりがちな「細かいこと」に留意された、初めての資料集!

エンドトキシン試験
-どのように実施し、どのように理解するか-


●こちらの書籍は絶版となりました   ★「改訂第2版」はこちらを参照下さい★

発刊・体裁・価格

発刊  2009年12月  定価  38,000円 + 税
体裁  B5判ソフトカバー 164ページ  ISBN 978-4-904080-39-9  

 

著者


Charles River Laboratories, Endotoxin and Microbial Detection

                        農学博士 土谷 正和 氏

<著者のご経歴>
1981年 京都大学大学院農学研究科修士課程修了,和光純薬工業(株)入社
1985年 Duke大学海洋研究所勤務
1996年 平成7年度防菌防黴学会技術開発賞受賞
2006年 和光純薬工業(株)退社
2007年 Charles River社入社
現 在 Senior Research Scientist, Endotoxin and Microbial Detection, Charles River, Charleston, SC, USA


微生物細胞壁成分の検出に関する研究に従事し,エンドトキシン,β-グルカン,ペプチドグリカン測定試薬を開発。エンドトキシン及びリムルス試薬とは25年来の付き合い。

<こんなことが理解出来ます!>


 ○エンドトキシン・リムルス試薬の基礎
 ○局方エンドトキシン試験法
 ○エンドトキシン試験のバリデーション
 ○エンドトキシン試験実施における注意点
 ○最近の動向-FDA、PTSTM、試薬を使用しないエンドトキシン測定技術、等

<本書のポイント>

リムルス試薬を用いたエンドトキシン試験法が日本薬局方に収載されてから、20年以上が経っています。
その間、新発見や新技術の開発があり、エンドトキシン試験法も国際調和がなされるほど確立されたように思われます。
このような状況でも、エンドトキシン試験を実際に行うと未だに問題にぶつかることがあります。
 
本書では、エンドトキシン試験を実際に行うために必要な情報を、わかりやすく解説することを試みました。
 
特に、これまでの解説書ではあまり取り上げられてこなかった「細かいこと」をできるだけ取り入れるように心がけました。
エンドトキシン試験の問題を解決するためには、限られた情報から、できるだけ多くの可能性を考えて対策を見つけることが必要です。
このときに、この「細かいこと」を知っていることは、問題の原因の可能性を考える上で必ず役に立つと思うのです。
また、試験を実施する場合の注意点を、できるだけ具体的に記載しました。
これらの情報が、エンドトキシン試験を始める場合や製品の試験条件を設定する場合に、お役に立つことを願っております。


目次


第1章 エンドトキシン試験に必要な知識

1.エンドトキシン試験の概要と歴史
 1.1 エンドトキシン試験の黎明期(1970年代以前)
 1.2 エンドトキシン試験応用技術開発の時代(1980年代)
 1.3 エンドトキシン試験法確立の時代(1990年代)
 1.4 エンドトキシン試験法定着の時代(2000年代)
 1.5 リムルス試薬の臨床検査への応用
     ついでに一言(1)エンドトキシンショック
 1.6 環境中のエンドトキシン測定
 1.7 エンドトキシン試験の現状と今後
2. エンドトキシン
 2.1 エンドトキシンの構造と生物活性
     ついでに一言(2)エンドトキシンの電気泳動
     ついでに一言(3)エンドトキシンによるサイトカイン産生
     ついでに一言(4)エンドトキシンの単位
     ついでに一言(5)エンドトキシンの糖鎖
 2.2 エンドトキシンの熱安定性
 2.3 エンドトキシン溶液の活性の安定性
 2.4 標準エンドトキシンの種類と性質
     ついでに一言(6)標準エンドトキシンのばらつき
     ついでに一言(7)標準エンドトキシンへの添加剤
     ついでに一言(8)どのエンドトキシンが標準品として適しているか
 2.5 ウサギによる発熱性物質試験とエンドトキシン試験の相関
     ついでに一言(9)ペプチドグリカンの生物活性
     ついでに一言(10)ペプチドグリカンが原因と考えられた医薬品汚染
3. リムルス試薬
 3.1 リムルス試薬の反応機構
     ついでに一言(11)リムルス試薬についてもう少し
     ついでに一言(12)カブトガニ
 3.2 リムルス試薬の特異性
     ついでに一言(13)こんなものもリムルス試薬に反応する?
 3.3 リムルス試験の種類
  (1)ゲル化法(マルチタイプ)
  (2)ゲル化法(シングルタイプ)
  (3)カイネティック比濁法(マルチタイプ)
  (4)カイネティック比濁法(シングルタイプ)
  (5)カイネティック比色法(マルチタイプ)
  (6)カイネティック比色法(シングルタイプ)
  (7)カイネティック比色法(校正済シングルタイプLALカートリッジ)
  (8)エンドポイント比色法(マルチタイプ)
  (9)エンドポイント比色法(シングルタイプ)
 3.4 リムルス試薬の校正方法による分類
     ついでに一言(14)合成基質
     ついでに一言(15)エンドトキシン試験のばらつきの実情
 3.5 リムルス試薬と細菌の反応性
     ついでに一言(16)グラム陰性菌が持つエンドトキシンの重さ
 3.6 リムルス試薬とβ-グルカンの反応性
     ついでに一言(17)エンドトキシンとβ-グルカンの反応タイムコース


第2章 局方エンドトキシン試験法

1. 準備
 1.1 試薬
 1.2 測定手法
     ついでに一言(18)ゲル化法が最終判定に適している理由
 1.3 使用器具
 1.4 標準品
 1.5 試料溶液の調製
2. 最大有効希釈倍率とエンドトキシン規格値
3. ゲル化法
 3.1 予備試験
  (1)ライセート試薬の表示感度確認試験
  (2)反応干渉因子試験
 3.2 限度試験法
 3.3 定量試験法
4. 光学的測定法
 4.1 予備試験
  (1)検量線の信頼性確認試験
  (2)反応干渉因子試験
 4.2 定量
5. エンドトキシン試験における各試料の測定意義
 5.1 測定結果のパターン
  (1) 「製品」と「陽性製品対照」が共に陰性の場合
  (2) 「製品」が陰性、「陽性製品対照」が陽性の場合
  (3)「製品」が陽性、「陽性製品対照」が陰性の場合
  (4)「製品」、「陽性製品対照」共に陽性の場合
 5.2 各試料の測定意義


第3章 エンドトキシン試験におけるバリデーション

1. バリデーションの要件
  I . 測定手法が正しく実施されているか
  II . 各試料の測定条件が正しく設定されているか
  III. 日常試験で設定した条件で測定が実施されているか
2. バリデーションの実際
3. エンドトキシン試験の測定条件をどのように設定するべきか
4. サンプリングについて


第4章 エンドトキシン試験における注意点

1. エンドトキシンおよびリムルス試薬の不確実性
 1.1 エンドトキシンの性質に由来する不確実性
  (1)変わりやすい活性
  (2)汚染の起こりやすさと除去の困難さ
  (3)試料中のエンドトキシンと標準品の違い
 1.2 リムルス試薬の性質に由来する不確実性
  (1)高い感度
  (2)高くない精度
  (3)試薬の特異性
  (4)酵素反応による活性化
2. エンドトキシン試験に対する影響因子
 2.1 高濃度の塩・糖
 2.2 金属イオン
     ついでに一言(19)試料がエンドトキシンに与える影響の確認方法
     ついでに一言(20)金属イオンの影響は回避できるか
 2.3 界面活性剤
 2.4 キレート剤
 2.5 タンパク質
     ついでに一言(21)エンドトキシンに結合する血漿成分
 2.6 プロテアーゼ
 2.7 プロテアーゼ阻害剤
 2.8 タンパク変性剤
 2.9 β-グルカン
 2.10 容器の材質
     ついでに一言(22)天然エンドトキシンと標準エンドトキシンの挙動の違い
     ついでに一言(23)エンドトキシンの活性に影響を与える試料中のエンドトキシン量の評価
 2.11 加熱
 2.12 pH
 2.13 反応温度
 2.14 反応試験管の種類
 2.15 反応試験管の形状
 2.16 振動・衝撃
     ついでに一言(24)異常なタイムコース
 2.17 着色物質および濁り
     ついでに一言(25)非特異的濁り
3. 汚染とその対策
 3.1 エンドトキシンおよびβ-グルカンによる汚染
     ついでに一言(26)エンドトキシンの菌体外への放出
 3.2 エンドトキシンの除去
  (1)乾熱処理
  (2)洗浄
  (3)フィルターを用いたろ過
  (4)高圧蒸気滅菌
  (5)放射線および電子線処理
  (6)酸処理、アルカリ処理、その他の処理


第5章 エンドトキシン試験に関する最近の動向

1. 局方の国際調和
2. 米国FDAの動向
 2.1 FDAによるPAT (Process Analytical Technology)の推進
 2.2 エンドトキシンに関連したFDAのWarning Letter
  (1)PAT関連
  (2)バリデーション関連
  (3)エンドトキシン試験関連
3. PTSTM:校正済カートリッジを使用したポータブルエンドトキシン測定システム
 3.1 PTSTMの概要
     ついでに一言(27)保存検量線の有効性
 3.2 PTSTMのPATへの応用
 3.3 アメリカ航空宇宙局によるPTSTMの環境管理への応用
4. リムルス試薬を使わないエンドトキシン測定技術
 4.1 リコンビナントFactor Cを用いたエンドトキシン測定キット
 4.2 エンドトキシン・アクティビティ・アッセイ
 4.3 細胞の活性化を利用したエンドトキシン測定キット

参考文献

おわりに

番号:BA091202

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