・ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
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*Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。
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音声が聞こえない場合の対処例
・Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です
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→※一部のブラウザーは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります、
必ず
テストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式);コンピューターのオーディオに参加に対応してないものは音声が聞こえません
動画配信サイトVimeoを用いて同時ストリーミング配信でご視聴頂けます。
(尚、Zoomへアクセスできる方は、Zoomでの受講を推奨します。)
(クリックして展開「▼」)
こちらの形式での受講をご希望の場合は
備考欄に「Zoom不可・ライブ配信希望」と記載下さい(Zoomまたはライブ配信いずれか一方でのご受講となります)。
→事前にこちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です。
(クリックして展開「▼」)
・原則、開催5営業日後に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
・視聴可能期間は配信開始から1週間です。
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用URLはメールでご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴あり)の方の受講料は(見逃し視聴なし)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
セミナーポイント
■講師より
人工DNA切断酵素を用いたゲノム編集は、微生物から動植物の幅広い生物における遺伝子ノックアウトやノックインが可能なことから、次世代の遺伝子改変技術として注目されている。これまで使われていた人工ヌクレアーゼ(ZFNやTALEN)に加えて、RNA誘導型ヌクレアーゼのCRISPR-Cas9システムが2012年に報告されて以来、ゲノム編集研究の競争はさらに激しくなっている。
本セミナーでは、2020年のノーベル化学賞でも関心を集めるゲノム編集について、その基本原理、培養細胞や動物でのゲノム編集の実際、ゲノム編集の様々な分野での可能性について紹介する。さらに、最近の研究トピックスを紹介し、この分野の産業での可能性について議論する。受講者個々の質問にも可能な限り応対する。
■受講対象者
・各企業の技術者、研究者、新事業・研究テーマ企画担当者
・細胞や遺伝子の遺伝子改変を必要としている方
・最新技術を調査して、次の事業や研究テーマを模索する立場の方
・自社独自技術と組み合わせてゲノム編集やその周辺分野に着手したいと考えている方 など
■受講して得られる情報・知見
・ゲノム編集技術の概要・基礎事項
・ゲノム編集の最新技術
・ゲノム編集についての技術的課題
・ゲノム編集の各分野・産業への応用、将来展望、可能性など
▽過去の同講師セミナー受講者の声(アンケートより)
「これまで断片的だったゲノム編集の知識が繋がっていってとても有意義でした」(DNA合成サービス販売促進)
「とても詳しい説明で分かりやすかった。同僚にも受けさせたい」(微生物研究)
「原理を含め、新しいゲノム編集の方法をたくさん知ることができた。今後の展望含め、奥の深い技術でありツールだと感じた」(ライフサイエンス研究)
「講義の進行の早さが適切で良かったです」(研究)
「大変有意義なセミナーでした。ありがとうございました」(大学院生)
「全体を通して具体的な実験システム・方法やそれを使った結果を教えていただき、大変貴重でした」(基礎研究)
「興味深く聞かせていただきました。各学問領域の既存の枠組み等がなくなるような予感がしました」(食品素材の研究)
「基礎から最近の事象について幅広くお話いただき非常に有用でした。自社で採り入れるきっかけとしたいです」(創薬研究)
「丁寧にご説明頂き、非常に有意義でした」(基礎研究)
セミナー内容
1 遺伝子改変技術に関する背景
1.1 これまでの遺伝子改変技術
1.1.1 ランダムミュータジェネシス
1.1.2 トランスポゾンを利用した改変
1.1.3 相同組換えによる遺伝子ターゲティング
1.1.4 メガヌクレアーゼを用いた改変
2 ゲノム編集の基本原理
2.1 遺伝子ノックアウト
2.2 遺伝子ノックイン
2.3 様々なタイプの遺伝子改変
2.4 遺伝子組換え技術との相違点と類似点
3 ゲノム編集ツール
3.1 Zinc Finger Nuclease (ZFN)法
3.2 Transcription activator-like effector nuclease (TALEN)法
3.2.1 TALENの構造
3.2.2 TALENの作成法
3.2.3 TALEN法の利点と欠点
3.2.4 TALENを利用した遺伝子改変の実例(細胞や様々な動物)
3.2.5 高活性型TALEN(Platinum TALEN)について
3.3 CRISPR
(clustered regularly interspaced short palindromic repeat)
-Cas9(CRISPR-associated 9)法
3.3.1 CRISPR-Cas9の由来と様々なCRISPR
3.3.2 CRISPR-Cas9法の原理
3.3.3 CRISPR-Cas9法の利点と欠点
3.3.4 CRISPR-Cas9を利用した遺伝子改変の実例
3.3.5 改良型CRISPR-Cas9について
3.3.6 CRISPR-Cpf1
3.3.7 RNAを切断するCRISPR
3.4 ゲノム編集ツールの派生技術
3.4.1 転写調節技術
3.4.2 エピゲノム修飾技術
3.4.3 DNA標識技術
3.4.4 核酸検出技術
4 培養細胞や動物でのゲノム編集の実際
4.1 培養細胞でのゲノム編集
4.1.1 遺伝子改変する際の注意点
4.1.2 遺伝子ノックアウトの実際(不死化細胞、がん細胞、iPS細胞)
4.1.3 遺伝子ノックインの実際(不死化細胞、がん細胞、iPS細胞)
4.1.4 複数遺伝子ノックアウトする方法(不死化細胞)
4.2 様々な動物でのゲノム編集
4.2.1 遺伝子改変する際の注意点(モザイク性)
4.2.2 遺伝子ノックアウトの実際(カエルや哺乳動物の例)
4.2.3 遺伝子ノックインの実際(カエルや哺乳動物の例)
4.3 オフターゲット作用
4.3.1 オフターゲット変異とは
4.3.2 オフターゲットの解析法
5 様々な分野でのゲノム編集の利用可能性
5.1 微生物でのゲノム編集の可能性
5.2 品種改良でのゲノム編集の可能性
5.2.1 農作物でのゲノム編集
5.2.2 水畜産物でのゲノム編集
5.3 医学分野でのゲノム編集の可能性
5.3.1 疾患モデル細胞やモデル動物の作製
5.3.2 ゲノム編集によるウイルス破壊
5.3.3 遺伝子治療とゲノム編集
5.3.4 受精卵での基礎研究レベルのゲノム編集例
<質疑応答>