○3Dバイオプリンターの基礎知識から最新研究動向と期待される応用例、
臓器製造プロセス、バイオインク、バイオリアクターほか必要な要素技術の現状・課題・展望まで。
○初学者の方(ご専門でない方)にもわかりやすく解説します!
3Dバイオプリンティング最前線
〜基盤技術からアプリケーション展開の可能性、
国内外の動向まで〜
<Zoomによるオンラインセミナー・見逃し配信あり>
講師
富山大学 学術研究部 工学系 教授 中村 真人 先生
講師紹介
■ご略歴:
昭和61(1986)年 神戸大学医学部医学科 卒業
昭和61(1986)年 金沢大学医学部小児科学教室入局 医師免許取得
昭和61(1986)年〜平成8(1996)年 金沢大学付属病院と関連病院で小児科臨床医として勤務(小児循環器専攻)
平成8 (1996)年 国立循環器病センター研究所人工臓器部 医学修練士
平成9 (1997)年 同 室員
平成11 (1999)年 東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 助教授〜准教授
平成17 (2005)年 (財)神奈川科学技術アカデミー・中村バイオプリンティング・プロジェクト・リーダー(兼任)
(平成17年度〜平成19年度:3年プロジェクト)
平成20(2008)年 富山大学 大学院理工学研究部(工学) 教授(現職)
平成31(2019)年度・令和4(2022)年度 富山大学工学部工学科生命工学コース長・生命工学科長・大学院理工学教育部生命工学専攻長
令和3(2021)年度・令和4(2022)年度 富山大学大学院生命融合科学教育部生体情報システム科学専攻長
M.D., Ph. D.博士(医学)
■本テーマ関連学協会での活動:
2010年 国際Biofabrication学会 ボードメンバー(〜2018)
2016〜現在 日本生体医工学会理事
2018年〜現在 日本組織培養学会評議員
2019年 日本臓器保存生物医学会評議員
2020〜2023年度 (独)医薬品医療機器総合機構 科学委員会委員
所属学会:日本再生医療学会、日本臓器保存医学会、日本バイオマテリアル学会、日本組織培養学会、日本人工臓器学会、
International Society for Biofabrication
Tissue Engineering and Regenerative Medicine International Society
日時・会場・受講料
●日時 2022年6月21日(火) 13:00-17:00 *途中、小休憩を挟みます。
●受講料
【オンライン受講:見逃し視聴なし】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンライン受講:見逃し視聴あり】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。
■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ →
配布資料・講師への質問等について
●配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前〜前日までには送付致します)。
*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
●受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールにてお問い合わせ下さい。
req@johokiko.co.jp
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
下記ご確認の上、お申込み下さい(クリックして展開「▼」:一部のブラウザーでは展開されて表示されます)
・PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
・ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の、動作確認の上お申し込み下さい。
・開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。開催前日(営業日)の12:00までにメールが届かない場合は必ず弊社までご一報下さい。
・その他、受講に際してのご質問・要望などございましたら、下記メールにてお問い合わせ下さい。
<req@johokiko.co.jp>
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります(クリックして展開「▼」)
・ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
→
確認はこちら
*Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomでカメラ・マイクが使えない事があります。お手数ですがこれらのツールはいったん閉じてお試し下さい。
→
音声が聞こえない場合の対処例
・Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です
→
参加方法はこちら
→※一部のブラウザーは音声(音声参加ができない)が聞こえない場合があります、
必ず
テストサイトからチェック下さい。
対応ブラウザーについて(公式);コンピューターのオーディオに参加に対応してないものは音声が聞こえません
申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です。
(クリックして展開「▼」)
・原則、開催5営業日後に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
・視聴可能期間は配信開始から1週間です。
(GWや年末年始・お盆期間等を挟む場合、それに応じて弊社の標準配信期間の設定を延長します。)
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用URLはメールでご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴あり)の方の受講料は(見逃し視聴なし)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
セミナー開催にあたって
■はじめに:
培養皿でヒトの細胞が培養できるようになると、培養した細胞組織を病気の治療に活かそうとの研究が始まった。Tissue Engineering(再生医工学)の研究の始まりである。その研究の進歩のおかげで、現在、培養皮膚や培養軟骨、培養角膜などが治療手段の一つとして臨床応用されている。その他の組織や臓器に対しても果敢に研究が進められてはいるものの、重要臓器に関しては、今なお大きな壁が存在し、それを乗り越える科学技術の進歩が必要である。3Dバイオプリンティングの研究は、そのような背景のもと始められた。
本セミナーでは、再生医工学の背景、およびその基本的なアプローチと克服すべき課題を概説し、それを克服する戦略として始められた3Dバイオプリンティングによる臓器づくりの構想と挑戦の歩みを初心者にもわかりやすく概説する。さらに、3Dバイオプリンティング技術の概要と特徴、3Dバイオプリンティングによる臓器づくり研究の最前線を紹介したい。そして、「3Dプリンターがいつかあなたの命を救う」との希望が医療現場で現実化される未来を見据えて必要な取り組みは何かを展望したい。
■受講対象者:
・再生医療・再生医工学の研究開発を始めたばかりの方から、ある程度の研究経験を経た方、
研究の最先端に取り組んでおられる研究者。
・業務に活かすため、3Dプリンターや3Dバイオプリンターの応用についての知見を得たいと考えている方。
・生体材料や再生医療の研究開発に取り組んでいるが、再生医療への具体的な応用方法などで困っている方。
・人の生命を救う医工学技術や研究に関心のある方。
・臓器作りの研究開発の最先端で活躍したい方。
・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
■必要な予備知識:
・高校卒業レベルの生物・化学・物理の知識。
・細胞培養、機械工学、生体材料工学の基礎知識や経験があればなおよい。
・この分野に興味のある方なら、特別な知識はなくてもよい。質問歓迎いたします。
■本セミナーで習得できること:
・再生医工学や再生医療の基礎知識
・3Dプリンターと3Dバイオプリンターの基礎知識
・3Dバイオプリンターの最前線
・これから研究開発が必要となる再生医工学の技術
・医工学の先端医療への貢献
など
セミナー内容
1.再生医工学(Tissue Engineering)総論
1)再生医工学とは?
2)再生医工学の基本的手法・・・一般的にどのようなアプローチがあるか?
3)再生医工学の課題・・・なぜ心臓や腎臓などの重要臓器が作れないのか?
2.3Dバイオプリンティングによる臓器づくりコンセプト
1)ヒトの手作業から機械の手へ
2)CAD/CAM/CAEのものづくり
3)印刷技術の応用
4)3D バイオプリンターの開発
3.3Dプリンターのあゆみと特徴
1)3Dプリンターのあゆみ
2)3Dプリンターの原理と分類
3)3Dプリンターの特徴:Additive Manufacturing
4.3Dプリンターの医療応用のレベル分類
1)レベル1:3Dプリンターでの3次元臓器モデル
2)レベル2:生体適合性材料での3次元造形
3)レベル3・4:再生医工学への応用
5.3Dバイオプリンティング:世界の動向と最前線
1)バイオプリンティングのあゆみ
2)バイオファブリケーション(Biofabrication)
3)3次元組織モデルから組織チップ・臓器チップへ
4)3次元構築組織〜臓器の医療応用
6.医工学による臓器づくり:課題と展望(自験例を中心に)
1)再生医療工学:臓器製造プロセス工学
2)バイオインクとマテリアルインク:臓器づくりの材料
3)3Dバイオプリンターとバイオアセンブリ技術
4)バイオリアクターと組織培養に必要な技術
7.まとめ
8.質疑応答
セミナー番号:AD220615
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