・ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
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対応ブラウザーについて(公式);コンピューターのオーディオに参加に対応してないものは音声が聞こえません
申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です。
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・原則、開催5営業日後に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
・視聴可能期間は配信開始から1週間です。
(GWや年末年始・お盆期間等を挟む場合、それに応じて弊社の標準配信期間の設定を延長します。)
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用URLはメールでご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴あり)の方の受講料は(見逃し視聴なし)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
セミナー開催にあたって
■はじめに:
バイオフィルムの形成制御や防止・洗浄の難しさは、その基本構造や薬剤耐性等、バイオフィルムの構造に起因するだけではなく、バイオフィルムを形成する個々の細菌細胞の生理活性にも影響しています。
バイオフィルムの内部構造はその周辺環境によっても特徴が異なり、現状では「これを行えば大丈夫」という画一的な対応方法はありません。だからこそバイオフィルムおよびそれを形成する細菌の基本事項を理解した上で、個別に対策を行うことが重要となります。
本セミナーでは微生物細胞の活動と微生物制御に関する様々な問題点を示しながら、特に集団形成したバイオフィルムの制御の難しさを解説します。また、バイオフィルム内の細菌叢の検出方法や細胞の整理状態の確認方法についても解説します。さらに、バイオフィルム細胞と栄養細胞の違いについても紹介し、これまでに明らかとなっているバイオフィルムの構造と形成過程の知見から、バイオフィルムの防止・洗浄技術についても解説します。
■受講対象者:
・食品製造および医薬品製造分野における衛生管理者
・抗菌剤開発者
・化学・繊維・食品・生物・環境・電化製品系企業担当者
・微生物汚染でお困りの方
など
■本セミナーで習得できること:
細菌の細胞構造、細胞増殖の仕組み、環境応答とストレス耐性、バイオフィルム構造、バイオフィルム形成過程、バイオフィルムの自己崩壊、細菌細胞における情報伝達、細菌細胞の制御技術、バイオフィルムの洗浄技術、微生物細胞検出技術 等
セミナー内容
1.微生物制御と「ぬめり」に関わる微生物
1.1 一般的な微生物制御法
1.2 微生物の分類と特徴
1.3 一般的なバイオフィルム構造
2.微生物細胞の生活環
2.1 微生物の生育に必要な環境条件
・栄養
・温度
・pH
・水分活性(湿度)
・酸化還元電位(酸素)
2.2 細菌細胞の構造
・細胞表層構造(細胞壁や細胞膜)
・細胞の内部構造
2.3 細菌細胞の特徴とストレス耐性
・栄養細胞
・休眠細胞(胞子・芽胞・Persister cell)
・損傷細胞
・環境ストレスとストレス応答
−熱ストレス
−酸化ストレス
−飢餓ストレス
3.バイオフィルムについて
3.1 バイオフィルムが形成する環境について
・水/土壌環境
・一般住居環境
3.2 バイオフィルム構造
・細胞外多糖
・細胞外DNA
・その他の細胞外基質
・バイオフィルム細胞
3.3 バイオフィルムの環境ストレス耐性
・飢餓ストレス
・その他の環境ストレス
・抗菌剤ストレス耐性
3.4 バイオフィルム形成・成熟過程
・細胞運度と固形物表面付着
・固形物表面固着
・マイクロコロニー
・バイオフィルム成熟
・バイオフィルム崩壊
3.5 バイオフィルム形成および崩壊に関わる情報伝達システム
・cidi-GMPによるバイオフィルム形成初期の遺伝子発現制御
・クオラムセンシングシステムによるバイオフィルム形成および崩壊に向けた遺伝子発現制御
・その他、バイオフィルム構成成分の合成制御
4.微生物細胞やバイオフィルムの検出方法
4.1 コロニーカウント法の問題点
4.2 蛍光顕微鏡を用いた細胞検出と生死判定
4.3 微生物の同定法
4.4 次世代シーケンサーを用いた細菌叢解析
4.5 バイオフィルム評価法
・クリスタルバイオレット法によるバイオフィルム定量
・共焦点レーザー顕微鏡によるバイオフィルムの立体構造観察
5.バイオフィルムの制御・防止とその問題点
・固形物表面処理
・界面活性剤洗浄
・酸化系抗菌剤
・塩素系抗菌剤
・細胞外基質分解酵素の活用
・ファインバブルの活用
6.今後のバイオフィルム研究とその活用
・バイオフィルム形成・脱離過程の利用
・バイオフィルムとの共存や活用法を考える
<質疑応答>