・ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
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申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です。
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・原則、開催5営業日後に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
・視聴可能期間は配信開始から1週間です。
(GWや年末年始・お盆期間等を挟む場合、それに応じて弊社の標準配信期間の設定を延長します。)
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用URLはメールでご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴あり)の方の受講料は(見逃し視聴なし)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
セミナーポイント
理論化学分野から起こった分子軌道法、DFT法は、今や化学分野をはるかに超えて、分子/原子が関わるあらゆる分野で利用されています。これらの計算に際して利用されるソフトウェアとして様々なものが開発されていますが、その黎明期から最も広く知られ、最も利用されているものがGaussianシリーズです。
しかし、具体的な例を通してその原理と応用に使われる計算をつないだ解説はあまりされていないため、多くのユーザーは、例えば振動解析計算と平衡定数のつながりすら十分に理解できずに利用している現状があります。
そこで、このセミナーでは、Gaussianを利用した分子計算について、分子軌道法計算に関する基礎的な事項の解説から始めて、分子軌道の解析、振動解析計算およびその利用法、簡単な実際の分子に関して熱力学的諸量を統計力学の方法に基づいて算出する方法、その他様々な応用例などについて解説します。現在、私たちのグループでは、Gaussianに関する解説論文を理論化学会誌Frontierに連載しており、このセミナーではそれと関連しつつ解説したいと思います。
実際にGaussianを実行したり、計算結果を用いて描画している画面をお見せしてご指導できればと考えています。
■この講座を受講して得られる情報・知見:
(1)Gaussianを使った分子軌道法計算の基礎知識
(2)分子軌道の解析
(3)振動解析計算およびその応用法
(4)熱力学的諸量を用いた物質の安定性評価
(5)様々な応用法
セミナー内容
1 分子軌道法的観点への入門
2 電子状態の計算方法
2.1 全電子波動関数と分子軌道
2.2 Hartree-Fock方程式とKohn-Sham方程式
2.3 計算プログラム利用上の注意点
・ SCFの収束アルゴリズムや初期値の指定など
3 基底関数
3.1 基底関数の構成
3.2 分子軌道法計算の基本要素となる基底関数
・ 最小基底関数
・split-valence基底関数とfull double-zeta基底関数
・分極関数とdiffuse関数
3.3 基底関数の指定法
・同じ内蔵基底関数をすべての原子に使用する
・原子ごとに内蔵基底関数を変更する
・基底関数を数値データで指定する
・分極関数やdiffuse関数を自分で作成して付け加える
4 振動解析
4.1 振動解析計算とは ‐ポテンシャル面の曲率と振動モード
4.2 振動解析計算の入出力
4.3 遷移状態の探索
4.4 反応経路の計算
5 熱力学的諸量と物質の安定性
6 分子軌道の解析
6.1 分子軌道および軌道エネルギーの意味
6.2 分子軌道の解析
6.2 Population Analysis
7 収束の確認
7.1 収束状況の確認
7.2 電子状態の確認
7.3 誤った状態に収束したときの初期値の変更
8 色々な応用
<質疑応答>