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セミナーポイント
光電子材料として多くの有機色素が活用されている。このような機能性色素は、表示材料やエネルギー変換材料としてその重要性はますます増している。色素分子の性質を決める電子状態は、市販の計算ソフトにより予測・検討が可能になった。しかし、実際に使用される形態が粉末や薄膜などの固体状態の場合は、固体構造やその構造に起因する固体中の分子間相互作用の影響などを予測することが難しく、開発手法は未だに試行錯誤的でありその方向性も明確ではない。そのため色素を機能性材料として利用している開発や生産の現場ではいろいろな問題が生じている。
本講習会では、色素の基礎的な知識を“分子”の状態と“固体”の状態に分けて学び、その知識を基に色素を機能性材料として利用する場合のいろいろな問題について、解決の考え方を解説する。
■この講座を受講して得られる情報・知見:
・有機色素分子の光物性の基礎知識
・有機色素結晶に関する基礎知識
・有機色素の結晶状態での光物性の基礎知識
・機能性色素の材料化や素子化におけるプロセス条件に関連した問題解決の考え方
セミナー内容
1 色素化学の基礎
1.1 本講座の方向性
1.2 色とは何か
1.3 色素の分類
1.4 色素の機能性
1.5 色と分子構造
1.6 色素骨格の考え方
2 色素の光物性の基礎
2.1 分子エネルギーと色
2.2 分子軌道計算による電子状態の理解(インジゴなどの事例)
2.3 計算手法を利用するために考えておくこと
2.4 計算手法を活用した分子設計
2.5 吸収・発光スペクトルの見方
2.6 光吸収に伴う過程
2.7 色や蛍光の変化からわかること
3 色素の固体物性の基礎
3.1 色素の粉末と薄膜
3.2 結晶と非晶質
3.3 分子性結晶の特徴
3.4 いろいろな分子間相互作用
3.5 結晶化の過程
3.6 固体状態を変化させる手法
3.7 色素結晶の特徴
3.8 結晶多形と同形性
3.9 なぜ固体では色や蛍光が変化するのか
4 現場で起こる問題とその考え方
4.1 現場で起こる問題解決のヒント
4.2 素子中の色素の光物性の確認
4.3 プロセス条件の違いがもたらす変化
4.4 薄膜や粉末の構造情報の確認
4.5 実例紹介
4.6 標準的な検討の進め方
<質疑応答>