・PCもしくはタブレット・スマートフォンとネットワーク環境をご準備下さい。
・ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の、動作確認の上お申し込み下さい。
・開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。開催前日(営業日)の12:00までにメールが届かない場合は必ず弊社までご一報下さい。
・その他、受講に際してのご質問・要望などございましたら、下記メールにてお問い合わせ下さい。
<req@johokiko.co.jp>
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・ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
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セミナーポイント
■はじめに
従来の光学薄膜は、光の反射・透過光量の増減、必要な波長の光を取り出す、偏光を制御するなどの目的だけで利用されていました。現在は、この様な光学的な機能だけでなく、親水性(防曇)・疎水性・伝導性・防汚性・耐摩耗性・耐熱性などの機能の付加が行われています。また、デジタルカメラ、光ピックアップ、光通信、ディスプレイ、プロジェクターなどの従来からある光学製品だけでなく、自動車の自動運転におけるLiDARや各種光センサーなど光の利用分野は大きく広がっています。さらに、近年では紫外線による殺菌も注目されています。これら分野の広がりは、より高品質・高機能な光学薄膜を求めることになり、その生産には、今までにない高精度な成膜と評価技術も求められるようになってきました。
本講座は、光学薄膜の設計理論などの講座ではなく、光学の基礎から始まり、光学薄膜の生産上考慮する点や評価技術など、「計れないものは作れない」の考えのもとに実際の事例を踏まえて講義いたします。評価技術においては、光学的な評価だけでなく、機械的な評価等についても言及します。また、新しくISO化、JIS化された光学薄膜関連の規格についても紹介します。
■受講対象
・光学薄膜、光学部品、光センサーなどの生産にこれから携わる技術者
・光学薄膜や光学部品を使用していて、その特性に疑問を感じている技術者
・光学薄膜や光学部品の品質管理に携わる技術者
■本セミナーに参加して修得できること
・光学の知識の習得、光学薄膜の製造に関する知識の習得
・光学薄膜や光学部品の評価法の知識の習得
・光学薄膜や光学部品での実際のトラブル事例の知識の習得
セミナー内容
1.光学薄膜評価のための光学の基礎
1-1.反射と屈折
1-2.干渉・回折・散乱
1-3.屈折率とその測定
2.光学薄膜の基礎
2-1.光学薄膜の作製の基礎
(真空の基礎、膜形成理論、イオンプロセス等)
2-2.光学薄膜の光学特性の基礎
(単層膜の反射と透過、膜に吸収があるときの反射と透過)
3.光学薄膜を作製・評価する上での各種トラブル実例
3-1.光学薄膜の各種トラブル
(分光不良、散乱(白濁)、波長シフト(吸湿)、そり、剥がれ、耐摩耗性など)
3-2. 光を用いた各種評価方法
3-3.電子・X線を用いた膜構造の評価方法
3-4.機械的特性の評価方法
3-5. 工程における事例と対策
(洗浄工程:洗浄の原理、管理など)
(成膜工程:分光不良、白濁、割れ、剥がれ、そりなど)
(検査工程:目視検査の限界、検査員の教育など)
(クリーンルーム:管理、外観品質への影響など)
4.光学薄膜の高品質化・高機能化のためのヒント
4-1.成膜プロセス・成膜材料からの考え方
(マスク時代の防曇膜、光学部品の広画角化に伴う分光特性の入射角依存性の改善、
殺菌に関わる紫外領域と光センサーに関わる赤外領域の利用など)
4-2.光学薄膜関連のJIS・ISO規格の紹介
講師紹介
【講師略歴】
1988年 3月 東海大学大学院工学研究科光工学専攻博士課程前期 修了
1988年 4月 株式会社 日本製鋼所 入社
光導波路、光ピックアップ、光学薄膜、光学ローパスフィルター等の研究開発・生産に従事する。
2001年 3月 東海大学より博士(工学)号を取得
2003年 4月 東海大学 工学部 光・画像工学科(旧応用理学科 光工学専攻)に赴任
2011年 4月 光学薄膜研究会代表
2011年 9月 ISO/TC 172/SC 3/WG 2のExpert
現在に至る。
【専門】
光学薄膜/光学材料/光物性/感性工学
【所属学会等】
・光学薄膜研究会:代表
1.日本物理学会 2.応用物理学会 3.日本光学会
4.日本セラミックス協会 5.SPIE(USA) 6.光学薄膜研究会 7.日本眼鏡学会