疼痛 創薬 セミナー

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医薬・機器・化粧・食品系セミナー

昨今の文献情報から種々の疼痛の病態にかかわるターゲット分子を再度解析、
動物モデルと臨床効果の相関性に焦点をあてる
更に最新2018年国際疼痛学会(米国ボストン)にて話題性の高かったテーマも

新規疼痛治療薬創生に向けた
ヒトの病態に即した
薬効薬理試験法
動物モデルの選定と留意点
ならびに現状の開発薬から今後求められる新薬

講師

ニューロサイエンス創薬コンサルティング 代表
(CNS&Pain Therapeutics 薬効薬理コンサルタント) 薬学博士
砥出 勝雄 先生

* 希望者は講師との名刺交換が可能です

講師紹介

【これまでのご経歴】
 内外資系の製薬会社で約36年間創薬研究に従事(神経障害性疼痛や変形性膝関節症など慢性疼痛治療薬およびAlzheimer病、Parkinson氏病、統合失調症、鬱、不安、睡眠障害治療薬など)。この過程では欧米の製薬会社や大学との共同研究を通じグローバルな視点で創薬研究にも取り組む。さらに、国内外の複数の大学において客員研究員や客員教授などにも従事し、アカデミアとのネットワーク構築や創薬の基盤となる基礎研究にも取り組んだ。

【現在の主な仕事内容】
 慢性疼痛疾患および中枢神経系疾患領域の創薬の実務経験を通じ実践的ノウハウの蓄積をベースに2014年10月よりこれらの治療領域で創薬コンサルティングを開業した。 この4年間、ポートフォーリオ充足に向けた開発戦略の立案、薬効薬理試験を主とした病態や各ターゲットに基づいた創薬戦略の提案や評価結果の解析、評価法の実践、副作用の解析など多面からコンサルテーションを多数遂行し、創薬研究を支援している。さらに2016年より、日本神経精神薬理学会では総務委員会の委員として学会運営活動、2017年4月より近畿大学で非常勤講師として、学生の教育にも携わっている。

【関連学会でのご活躍など】
 加盟学会 : 日本薬理学会評議員、日本神経精神薬理学会評議員および総務委員会委員、
        日本神経化学会評議員、国際疼痛学会(IASP)会員など。
 研究活動 : これまで投稿論文、総説執筆、国内外での招待講演、特別講演、シンポジストなど多数の実績。
        創薬コンサルティング開業以降も国内外関連学会への参加、シンポジスト、コメンテーター、座長など。
        さらに、国内外の研究者との交流、論文や創薬開発状況の調査や執筆、講習会講師など積極的に活動中。

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日時・会場・受講料

●日時 2019年1月28日(月) 12:30-16:30
●会場 [東京・京急蒲田]大田区産業プラザ(PiO)6階F会議室 →「セミナー会場へのアクセス」
●受講料 1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,240円
      *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。

 ●録音・撮影行為は固くお断り致します。
 ●講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
 ●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
  場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。
  *PC実習講座を除きます。


■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ →

セミナーポイント

神経傷害性疼痛、中でも糖尿病性神経障害や変形性膝関節症など慢性疼痛は難治性で、疼痛緩和のみでなく病態の進行遅延にも力点が置かれ創薬開発が進行している。 プレガバリン、デュロキセチン、NSAIDs、オピオイドを凌ぐ新規疼痛治療薬を目指し、国内外各社において熾烈な開発競争が行われている。しかし、多数の化合物が前臨床試験を経て臨床段階へ入るが、ステージが進むにつれドロップアウトする化合物も多数存在する。実際、神経障害性疼痛治療薬においてPOCは確認できてもPhase 2b以降へ進む化合物は少ない。さらに、変形性膝関節症においては40化合物以上の症状改善薬や病態進行遅延薬が臨床試験に入ったが、Phase 2や3段階で開発を断念するケースも多い。これまでの膨大な基礎研究や臨床試験成績を解析し、ブレークスルーの糸口をつかもうと切磋琢磨されている現状である。
その中、2018年9月ボストンで開催された国際疼痛学会では有痛性糖尿病性神経障害の発表がひときわ目を引いた。また、ターゲット分子ではナトリウムチャネルに関し基礎から臨床まで多数報告された。さらに、線維筋痛症や変形性関節症治療薬開発の基礎から臨床試験の報告、各開発ステージにおける問題点の抽出や今後の創薬の方向性などもレビュ―された。これまでの創薬研究を鑑み、有望なターゲット分子の選択のみならず、ヒトの病態を反映した動物モデルの選定がヒトへの外挿性に適切かどうか、さらに、薬効のエンドポイント、バイオマーカーの活用、副作用の乖離から適応取得のための治療戦略など臨床試験を開始した化合物を例に様々な視点で問題点も提言された。
 本講習会では昨今の文献情報から種々の疼痛の病態にかかわるターゲット分子を再度解析、動物モデルと臨床効果の相関性に焦点をあて、かつ上記国際疼痛学会にて話題性の高かったテーマも取り上げ、参加者の方々と共有化することで創薬研究への橋渡しができればと願っております。

■Keywords:
  神経障害性疼痛、線維筋痛症、変形性膝関節症など慢性疼痛治療薬、創薬ターゲット、動物モデル、
  バイオマーカー、新薬の開発状況

■受講後、習得できること
1. 慢性疼痛の病態の理解
2. 疼痛関連分子、疼痛発症機構および制御機構に関する最近の研究
3. 種々の疼痛モデルで誘発する疼痛関連行動による薬効評価法の選定や留意点、および薬効プロトコールの立案
〜 face、constructおよび predictive validityの面より
4. 副作用の評価法 〜 臨床で生じる副作用の予測および動物試験での評価はどこまで可能か
5. 臨床試験における有効性のエンドポイントの理解 〜 成功例と有効性に影響を与える合併症の理解
6. これまで前臨床試験および臨床試験でドロップアウトした化合物の原因解析、それを基にした取り組み
7. これまでの疼痛治療薬開発の流れから最新の新薬開発状況や展望、今後の取り組み
8. 2018 第17回国際疼痛学会(米国ボストン)にてファーカスされた最新の情報

セミナー内容

1. はじめに
    1.1痛みの分類と疼痛治療薬
    1.2治療必要数 (NNT) および有害必要数 (NNH)のupdate
     〜 神経障害性疼痛治療薬のメタアナリシスより
  
2. 疼痛関連分子の発現部位および制御機構に関する最近の知見 
      〜 疼痛の病態との関連性をポイントに提示
    2.1 疼痛発症機構と制御機構から見た各種疼痛治療薬の位置づけ
    2.2 アロディニアと痛覚過敏(末梢性過敏および中枢性過敏)
    2.3 後根神経節、脊髄後角、グリア細胞、免疫細胞に発現する疼痛ターゲット分子のupdate
   
  ≪質疑応答≫

3. 疼痛疾患の病態や症状、その背景にあるターゲット分子ならびに
   動物モデルを用いた薬効評価法の実際    
      〜 非臨床と臨床のトランスレーション
    3.1 神経障害性疼痛
     (帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害、抗がん剤誘発神経障害など)
    3.2 線維筋痛症
    3.3 術後痛
    3.4 変形性膝関節症
    3.5 癌性疼痛

4. 新規疼痛治療薬創生に向け薬効評価項目の選定および薬効評価法の留意点 
      〜 臨床への適正なトランスレーションの観点から
    4.1 臨床試験の有効性の指標(primary/secondary efficacy outcome)を提示
    4.2 非臨床試験と臨床試験の薬効のエンドポイントの相関性 
    ・神経障害性疼痛の種類や特徴的な痛み
      〜 自発痛、痛覚過敏、鈍麻、しびれなど知覚異常の評価法への取り組みなど
    ・変形性膝関節症の痛みの種類と評価法  (体動痛、刺激痛、自発痛など)
    4.3 疼痛治療薬の開発に必要な疾患別薬効薬理試験
    ・動物試験における新たな取り組み
    ・現在、市場にある薬剤との差別化
    ・疼痛治療薬の創薬を行う上でface、constructおよび predictive validity
    ・現在開発中の疼痛治療薬の薬効薬理試験結果から臨床効果の予測は可能?
    4.4 開発過程で副作用により中断した原因および動物試験における副作用検証のための試験
  
  ≪質疑応答≫

 5.これまでの疼痛治療薬開発の流れから最新の新薬開発状況や展望
    〜 文献情報や第17回国際疼痛関連学会(米国ボストン)の調査・解析
   5.1 神経障害性疼痛 〜 有痛性糖尿病性神経障害を中心に
    ・開発中の化合物の解析
     〜 各ターゲット分子による症状改善薬と病態進行遅延薬の位置づけおよび開発ステージ
    ・ナトリウムチャネル阻害剤など開発中の化合物やそれらの創薬の方向性
  5.2 繊維筋痛症
    ・開発状況
    ・臨床試験の際の留意点
  5.3変形性膝関節症 
    ・臨床試験中の化合物で実施された薬効薬理試験(symptomatic/disease modifying OA drugs)
    ・NGF抗体など最新の取り組み、開発状況など創薬の方向性
    ・リスク回避のための要件や今後の取り組み
  5.4 各疼痛疾患における新規作用機序を有する薬剤の開発状況
    ・神経障害性疼痛、変形性膝関節症、線維筋痛症、抗がん剤誘発神経障害、痛風など

  5.5 海外における既存薬の適応拡大に向けた取り組み
    ・線維筋痛症治療薬として国内外で抗うつ薬が適応取得される根拠
    ・糖尿病性神経障害治療薬として既存の糖尿病治療薬の可能性
    ・その他、基礎・臨床段階の適応拡大化合物の現状
  5.6 疼痛疾患におけるヒトへのトランスレーションとしてバイオマーカー取り組みの最新情報
     〜 target、 mechanismおよびoutcomeバイオマーカー

≪質疑応答≫

セミナー番号:AA190112

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