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・原則、開催5営業日後に録画動画の配信を行います(一部、編集加工します)。
・視聴可能期間は配信開始から1週間です。
セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
尚、閲覧用URLはメールでご連絡致します。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴あり)の方の受講料は(見逃し視聴なし)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
→こちらから問題なく視聴できるかご確認下さい(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」
セミナーポイント
■講座のポイント
<前半:伊藤先生パート>
供給連鎖間でのリスコミは、欧州規制の影響を受けて進められてきたが、欧州規制の異なる趣旨もあいまって、中流側での板挟みが続いている。
これからの化学品の体系はSDGsや政府の方針を受けて、大掛かりに変動しようとしており、的確なリスコミを円滑にこなす人材とその資格者の養成が急務である。
本講義では、第1講にて、何が必要かを問いながらこれからの道筋を明らかにする。
第2講にて、的確なリスコミのために、各種毒性の動向、上中下間で合意できる内容を文書化する、国際標準の伝達ツールを使いこなすルールとワザを伝授する。
<後半:松浦先生パート>
2002年に日本企業がオランダでカドミウムが含有しているとして輸入が制限される事件があり、多くの企業が法規制情報の収集に明け暮れようになった。以来20年近くの経過で、当初の目的が忘れ去れ、情報の収集とパッチ当て的な対応が目的化してきている。
「規制内容を知れば対策ができる、規制の本質を知れば知恵がだせる」、改めてREACH規則やRoHS指令の本質を理解し、EU以外の国の規制を俯瞰?(ふかん)してみる。
法規制は物質の広がり、リスクアセメントの深掘りなどで日々の如く変化する。企業は、この変化を当たり前に受け止める仕組作りが求まれている。
■受講後、習得できること
<前半:伊藤先生パート>
・化学物質管理士(補)資格の有用性と有効性が理解できる
・科学技術の最高位の国家資格の技術士らとの相互研鑽の場に入れる
・供給連鎖間での合意に至るまでのリスコミ能力が獲得できる
・プロ専用の各種化学物質管理用のデータベース類が資格獲得者に貸与される
・これからの製品含有化学物質管理に明るい人は事業に不可欠な人材になれる
<後半:松浦先生パート>
・化学物質規制法の潮流
・EU REACH規則、RoHS指令の本質
・米中韓のREACH規則、RoHS指令類似の規制概要
・EU グリーンディールの波及法の動向
・遵法マネジメントシステムの構築
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
<前半:伊藤先生パート>
実務者のための化学物質等法規制便覧2020年版(化学工業日報社刊)
これからの化学物質管理をどうするか〜適正なリスク管理と国際協調をめざして〜(同上)
<後半:松浦先生パート>
欧米中韓のREACH法
欧中韓のRoHS法
■講演中のキーワード
<前半:伊藤先生パート>
1.これからの製品含有化学物質管理
2.化学物質のリスクコミュニケーション
3.各種毒性
4.各種法規制類
4.国際標準伝達ツール
5.化学物質管理士
<後半:松浦先生パート>
SCIP登録
PBT規制
PFOA規制
中国VOC
グリーンディール
セミナー内容
■講演プログラム
<伊藤先生パート>
第1講 これからの製品含有化学物質管理
〜リスクコミュニケーションを円滑にこなすには〜
(1) 【これからの製品含有化学物質管理】 そのねらいとは
*製品含有化学物質管理(CiP)とは
*これからの化学物質管理(MOCS)とは
*これからの製品含有化学物質管理(Pro-MOCS)とは
(2)化学物質のリスクコミュニケーションが円滑に進まない本質的な事情
*環境分野の化学物質の挙動の研究は、社会で活かされている?
*混合物が抱える矛盾とは 【化学反応】を考えなくてすむ化学物質?
*教育機関卒業レベルで、【化学反応】を正しく理解できる?
*製品含有分野での、日本の【SDS】による情報伝達は、国際標準?
(3)リスクコミュニケーションに役立つ【化学反応】の基礎的な知識の獲得
(4) 製品含有化学物質に求められるリスクコミュニケーション【リスコミ】
*製品市場から排除すべき【有害物質】は
*国際間の流通を円滑にするための【標準的なルール】は
*供給連鎖間での情報伝達の方法が【国際標準になるツール】は
第2講 供給連鎖間で何が必要となるのか
〜各種法令類、各種毒性そして情報伝達ツール〜
(1)供給連鎖間での【成分情報】伝達に係わる法的保護のある権利と義務
(2) 供給連鎖間に生じるリスコミ問題に求められる【各種毒性】
(3)実務者に求められる製品含有化学物質管理での【各種法規制類】
(4)情報伝達の国際標準である【SDS(安全データシート)】の仕組みと約束事
(5)SDS記載内容の品質保証策と【化学物質管理士】資格者が果たせる役割
(6)ポストコロナやSDGsに向けた【これからの化学物質管理分野】への一考察
<松浦先生パート>
第3講EU REACH規則・RoHS指令の本質〜EU以外の国への影響
1. 基礎編
EUの法規制の仕組みや摘発事例から規制の考え方を知る
2. REACH規則
1. 物質の登録義務
2. 認可と制限の義務
3. 成形品の義務
4. SCIPデータベース登録
REACH規則の基本的要求事項を説明し、本質の理解をする。
新たな義務のSCIP登録やPFOA規制についても説明する。
3. アメリカの化学物質規制法
TSCAとProp95の基本的要求事項を説明し、本質の理解をする。
TSCA PBTとPFOA規制につてもREACH規則を対比して説明する。
4. 中国の化学物質規制法
改正新規化学物質規制法及び危険化学品安全管理条例についてREACH規則を対比して説明する。台湾の登録制度の比較をする。
新たな義務の中国VOC規制について説明する。
5. 韓国の化学物質規制法
改正化学物質の登録及び評価等に関する法律についてREACH規則を対比して説明する
6. RoHS(II)指令
RoHS(II)指令の基本事項を説明し、CEマーキング対応を説明する。
附属書IIIの改定状況を説明する。
7. その他の国のRoHS法
EU RoHS指令をひな形として規制をしている国の状況を7説明する。
第4講法規制の変化は続く〜チーズはどこへ行った?
1. 規制の潮流
レイチェル・カーソンの沈黙の春、アジェンダ21,WSSD目標、SDGsそしてUN75目標の規制の潮流を俯瞰?(ふかん)する。
2. リスクとは
EU法のリスク管理の要求を説明し、多次元のリスク評価の考え方を理解する。
3. 欧州グリーンディールの波及規制
今後の規制の源となるEUグリーンディールとそのアクションプランの法規制を説明する
4. 仕組みで順法保証
変化は起きるものとして、あるべき企業対応策とてCAS(Compliance Assurance System)の説明をする。
講師紹介
<伊藤先生プロフィール>
■経歴
1948年 兵庫県生まれ
1973年 京都大学工学部石油化学科専攻修士課程修了
1973年〜 日本触媒化学工業株式会社入社
(10年間:研究員;3年間:ニューヨーク駐在(TSCA、OSHA、MSDS、技術調査、);3年間:副主任研究員;10年間:新規化学品開発部主任(新規モノマー、生分解性材料、);10年間:レスポンシブル・ケア室主席、化学品安全活動統括者、高吸水性樹脂工業会技術委員長、アクリル酸エステル工業会技術保安委員、日本プラントメンテナンス協会関西支部役員、1級生産士資格取得;2年間:環境安全総括部嘱託(Reach登録専任))
2010年 株式会社日本触媒 退社
2011年〜 有限会社相模ソリューション代表
2011年―2013年 経済産業省の海外派遣専門家(化学物質のリスク評価・リスク管理)
2015年 技術士(化学)資格取得
2015年〜 厚生労働省の有害性評価専門委員(化審法、安衛法)
2016年〜 日本技術士会化学物質管理研究会副会長
2017年 一般社団法人化学物質管理士協会創設(共同出資者)副代表理事、
2019年〜 公益社団法人日本技術士会 近畿本部幹事(兼)化学部会長
■専門および得意な分野・研究
収益改善活動(品質保証、TPM研究会、ロス研究、設備管理、AI及びIoT技術、)
化学物質監理(有機化学製品のリスク評価、リスク管理、リスクコミュニケーション、)
化学品安全(SDS制度、各種毒性、各種法規制類申請、化学品総合管理、)
繊維製品含有化学物質管理(化学分析、認証、食品衛生、有害物質、)
感染症収束に向けた化学技術力の発揮(公衆衛生学、感染症学、免疫学、毒性学、)
環境問題(カーボンリサイクル、生分解性材料、放射性物質、)
■本テーマ関連学協会での活動
アクリル酸エステル工業会 技術保安委員会
取扱安全指針(国内版、国際版)改定第6版から第8版(2003年―2010年)
吸水性樹脂工業会 技術委員会
JIS原案作成委員会専門委員(2004-2008年)
(一社)日本化学工業協会
化学産業におけるPL対策ガイドライン改訂第1版(2013年刊)
中央災害防止協会
全国産業安全衛生大会研究発表 ポスターセッション(2,019年10月)
“職場での周知に適したA4用紙1枚サイズで表せる「掲示板安全データシート」の開発”
公益社団法人日本技術士会
技術士CPD・技術士業績・研究発表年次大会(2017年6月)
“「化学物質管理士」制度設計にあたっての制度設計思想”
西日本技術士研究・業績発表年次大会(京都)(2019年11月)
“化学物質への予防作業とポスターで労災・疾病を削減しよう”
<松浦先生プロフィール>
■経歴
昭和42年東京電機大学工学部電子工学科卒業後、日本電子鰍ノ入社し、製造管理、品質管理、工場管理、品質保証部署の管理者を歴任。関連会社のISO9001教育と指導、グループ企業統合品質システムの構築とグループ企業の品質保証体制の維持改善を行う。
平成17年同社を退職後、技術法規担当顧問。平成16年11月〜17年6月
環境省 製品中有害物質に起因する環境負荷低減方策に関する検討会委員
■専門および得意な分野・研究
中小企業の技術面、法規制面及び経営面での支援を行っている。
海外法規制情報は、ホームページを介して2005年頃から提供している。
中小企業診断士・ 技術士(経営工学)・ 環境計量士
最近の著書
これならわかるREACH対応Q&A88(第2版) 第一法規 編著 令和2年2月
国別でわかる!化学物質規制ガイド(第2版) 第一法規 編著 令和2年11月 など
■本テーマ関連学協会での活動
(一社)東京環境経営研究所 理事長
(一社)産業環境管理協会 技術参与
(一社)首都圏産業活性化協会 コーディネータ