講師

小林分散技研　博士（工学） 小林 敏勝 先生
東京理科大学　理工学部　客員教授
　＊元日本ペイント(株)

日時・会場・受講料

●日時　2022年7月22日（金）　13:00-16:30
●会場　※会場での開催は行いません
●受講料
　　【オンラインセミナー（見逃し視聴なし）】：1名41,800円(税込（消費税10％）、資料付)
　　＊1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

　　【オンラインセミナー（見逃し視聴あり）】：1名47,300円(税込（消費税10％）、資料付)
　　＊1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

　　　　　 ＊学校法人割引；学生、教員のご参加は受講料50％割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。

●録音・録画行為は固くお断り致します。

■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ　→

配布資料・講師への質問等について

●配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
　（開催1週前〜前日までには送付致します）。
＊準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
（土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。）

●当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
（全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。）
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり
　無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
●受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールにてお問い合わせ下さい。 req@johokiko.co.jp

セミナーポイント

■講演ポイント
　導電性粒子、セラミック粒子、色素粒子など様々な機能性粒子材料を利用するためには、適切な粒子サイズまで微粒化する必要がある。このためには、粒子分散液の配合設計と分散プロセスの両面からアプローチすることが重要である。
　本講では、分散プロセス面からのアプローチについて解説する。
　講義では、まず一般的な分散プロセスの概要とプロセス進行に伴いよく発生する不具合現象について説明する。次いで、よく使用される各種分散機の特徴や微粒化のメカニズム、使用上の注意事項について各論的に説明する。
　また、多品種少量生産やナノサイズ分散などに適した分散機についても、その特徴、分散メカニズム、選定・使用上の留意事項を説明する。さらに、近年登場した分散機やラボで簡易に分散実験が行える装置についても各論的に紹介する。

■受講後、習得できること
・粒子分散プロセスを設計するための基本的な知識（ラボ実験から量産まで）
・主な分散機の分散メカニズムと使用上の留意点
・分散プロセスに起因する不具合現象とその対策

セミナー内容

1.粒子分散プロセスの概要
　1.1　前混合工程（プレミキシング）
　1.2　分散工程
　　1.2.1　破砕か解砕か
　　1.2.2　粒子分散の単位過程
　　1.2.3　代表的な分散機と適性粘度
　1.3　希釈・溶解工程（カットバック）
　　1.3.1　高濃度樹脂ワニスを添加した時に生じる粒子凝集
　　1.3.2　溶剤で希釈する際に生じる粒子凝集
2.粒子分散に用いられる一般的な分散機・撹拌機とその特徴・分散メカニズム
　2.1　高粘度ミルベース用分散機
　　2.1.1　ロールミル
　　2.1.2　ニーダー（フラッシャー）
　　2.1.3　エクストルーダー
　　2.1.4　プラネタリーミキサー
　2.2　中粘度ミルベース用分散機
　　2.2.1　ボールミル
　　2.2.2　アトライター
　2.3　低粘度ミルベース用分散機
　　2.3.1　高速インペラー分散機
　　2.3.2　コロイドミル
　　2.3.3　ビーズミル
3.分散プロセスに関するトピックス
　3.1　パス分散と循環分散
　3.2　多品種少量生産に適した分散機
　3.3　コンタミネーション　〜装置コンタミとクロスコンタミ〜
　3.4　スケールアップの注意点　〜ビーズミルを中心に〜
4.ナノサイズ分散機
　4.1　ナノサイズ分散機の特徴
　4.2　過分散　〜一次粒子の破砕とその影響〜
　4.3　異種分散方式の組み合わせによる高分散度化
　　4.3.1　超音波分散
　　4.3.2　高圧ホモジナイザー
5.近年最近登場した分散機
6.ラボ用分散機

（質疑応答）