2023年3月号 目次 ~特集「世界のRoHS」「安衛法、化学物質管理者・保護具着用管理責任者」~

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■巻頭レポート:
「EXTEND2022 とは何か? ~内分泌かく乱作用に対する環境省の取り組み~」

環境省 山崎邦彦

背景「内分泌かく乱作用」は国内外でどのように受けとめられてきたのか?
ヨーロッパでの状況
米国での状況
注目されている作用について
「内分泌かく乱物質」とは何を指しているのか?
法規制と対象物質
SPEED’98 以降の内分泌かく乱化学物質への取り組み
EXTEND2016 までの主要な成果
第2 段階生物試験MEOGRT とは?
検討会(公開)と委員会(非公開)の活動
EXTEND2022 では何が変わる?
新たな対応の方向性(1~6)
1 農薬や医薬品を含むPPCPsの採用
2 プログラム下で確立された新しい試験法を用いた試験・評価に着手
3 NAMsの活用方策を検討
4 複合影響評価の視点を考慮
5 既存の制度への落とし込み
6 英語による情報発信
最後に

■特集1:
「世界のRoHS ~各国の導入状況と最新動向」

(一社)東京環境経営研究所 /(株)ワールド・ビジネス・アソシエイツ 杉浦順

1.EU/RoHS の見直し動向
2.EU/RoHS(Ⅱ)
3.英国RoHS管理規則
4.中国RoHS管理規則
5.韓国RoHS管理規則
6.タイRoHS管理規則
7.インドRoHS管理規則
8.ベトナムRoHS管理規則
9.トルコRoHS管理規則
10.サウジアラビアRoHS管理規則

■特集2:
「化学物質管理者及び保護具着用管理責任者の選任制度」

(株)HatoChemi Japan 宮地繁樹

1. 化学物質管理者とは
1.1 どのような場合に化学物質管理者の選任が必要になるのか
1.2 化学物質管理者の職務
1.3 化学物質管理者の為の講習
1.4 化学物質管理者の選任
1.5 Q&A
Q: 化学物質管理者はその事業場に常駐している必要がありますか?
Q: 同一事業場に複数の化学物質管理者を選任しても良いですか?
Q: 化学物質管理者と有機溶剤作業主任者や特定化学物質作業主任者は兼任出来ますか?
Q: 化学物質管理者はどの程度の役職の人を選任すべきですか?
Q: 建設現場において一定の工事期間のみ塗装を行います。
このような場合も建設現場に化学物質管理者を設置する必要がありますか?
Q: 倉庫のようなばく露の可能性が低い事業場でも化学物質管理者の選任は必要でしょうか?
Q: リスクアセスメント対象物を取り扱っていますが、作業はほぼ自動化されており、
従業員がばく露する可能性は極めて低くなっています。
このような場合であっても化学物質管理者の選任は必要ですか?

2. 保護具着用管理責任者
2.1 どのような場合に保護具着用管理責任者の選任が必要になるのか
2.2 保護具着用管理責任者の職務
2.3 保護具着用管理責任者の為の講習、資格
2.4 保護具着用管理責任者の選任

■Focus:
「ユーロ7 規則案の狙いと今後の産業影響」

(株)ニューラル 菊池尚人

1. 規制の構成と概要
1.1 規制体系のシンプル化
1.2 規制対象物質の拡大と基準の厳格化
1.3 規制への適合要件の厳格化
1.4 試験手法の移行と条件の拡大
1.5 規制対象分野の拡大

2.欧州内での見方と今後の議論
3.ユーロ7 を通じ、EUが目指す姿とは
4.ユーロ7 による産業への影響
5.自動車を取り巻く状況と今後

■リレー連載 各社の化学物質管理:
「タピルスにおける化学物質管理の取り組み」

タピルス(株) 河井実紀

1. タピルス事業の説明
2. 化学物質管理の方針と実施内容、対応する社内の組織の構成
3. 注意している国内外の法規制とその対応
4. 化学物質管理に関する課題とその対応
5. 化学物質管理のためのシステム構築
6. サプライチェーンマネージメント
~取引先への働きかけ・顧客からの要求とその対応
7. 化学物質管理にかかわる社内への働きかけ、社内教育
8. 関連する工業会等での活動、関係当局とのコミュニケーション
9. 化学物質管理・環境管理をめぐる社内・外での苦労や改善策
10. 化学物質管理・環境管理をめぐる課題や提言

■化学物質関連法規制 事典:
第8回「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」

AGC(株) 岡部正明

■化学物質規制 よもやま話 :
DDT(農薬)の光と陰

(一社)東京環境経営研究所 原知世

■中国環境法規制レポート:
第18回 中国における2023 年の市場抜取検査対象品目に関する公示

SGS ジャパン(株) 松本宇生

■トピック:
EU CLP規則改正案の公布と新たな有害性クラスを導入する委員会委任規
則の採択

(一社)東京環境経営研究所 萩原利哉

その他トピックス
・EU、ビスフェノールA及びその他のビスフェノールの制限案に関する意見募集を開始
・米国ニューヨーク州、PFASを含有する製品の規制動向
・中国、重点管理新汚染物質リスト(2023 年版)を公開

■NewsLetter:

SGSジャパン(株) 大内幸弘

【EU】EU POPs 規則 ヘキサクロロベンゼンに関して改定する官報の発行
【EU】 欧州委員会 CLP規則改定案を採択
【米国】EPA PFAS情報の報告および記録保持要件に関して意見募集実施
【米国】EPA TRI のPFAS を特別懸念化学物質として供給者への通知義務を提案
【米国】カリフォルニア州プロポジション65 3 物質を発がん性物質としてリスト収載の意向
【中国】自動車産業向けEU REACH適合規格を発表

■質問箱:

(株)さがみ化学物質管理 林宏