2026年1月号 目次 

~「環状シロキサン、直鎖シロキサンの規制動向」「各国のPFAS規制動向」等


※ 発刊前の内容については変更の可能性がございます。予めご了承下さい。

■インタビュー:「産業技術総合研究所におけるプラスチックス資源循環へ向けた取り組み―再生プラスチックのリスク評価ツール開発プロジェクトを中心に」

(国研)産業技術総合研究所 小野恭子

プロジェクトとその背景
マテリアルリサイクルを対象として
添加剤とリスク管理
化学物質暴露・健康リスク評価ツールの開発
入力する情報
食品接触用途への対応
自動車業界における動き
収められるデータについて
収集しているペレット数
分析に関するチャレンジ
どのような使われ方のパターンがあるのか? の情報収集
検索しやすくデータを“丸める”
暴露係数について
暴露集団について
規制に関する情報
想定ユーザー
プラスチックを安心して使うことのできるように
実装研究センターの紹介
産総研におけるプラスチック資源循環への取り組み
今後の課題

■特集1:「シロキサンの規制議論とサイエンスベースのアドボカシー活動」

シリコーン工業会 野口具信

1. シロキサンのユニークな特性と安全性評価試験の課題
(1)分解性
(2)蓄積性(濃縮性)
(3)有害性

2. 主要国における環状シロキサン、直鎖シロキサンの規制動向

3. 欧州委員会による環状シロキサンPOPs提案と技術ドシエ
3.1 欧州委員会(DG Environment)によるPOPsノミネーション提案
3.2 ECHAによる技術ドシエとパブコメ
3.3 ECHAドシエでの主要争点
3.3.1 対象文献の選択と使用方法
3.3.2 REACH上の有害性(T)分類との整合性
3.3.3 濃縮性(蓄積性)(B)
3.3.4 長距離移動性(LRET)
3.3.5 北極および南極での環境モニタリング

4. アドボカシー活動
4.1 基本方針
4.2 サイエンスからのアドボカシー
4.2.1 研究と公開論文
4.2.2 ウエイト オブ エビデンス(WoE)の導入
4.2.3 ワークショップ開催、学会への参加
4.2.4 環境モニタリング・リスク評価の実施
4.2.5 POPRCへの改善提案
4.3 ソシオエコノミックスからのアドボカシー

5. アドボカシー活動からの学び

■特集2:「各国のPFAS規制動向と2026 年以降の展望について」

(一財)ボーケン品質評価機構 中西梓 松田麻理

1. フッ素化合物とは

2. 残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約における規制動向

3. 海外・各国のPFAS規制

3.1 欧州におけるPFAS規制動向
3.2 米国におけるPFAS規制動向
3.2.1 連邦法
3.2.2 州法3.
2.2.1 メイン州
3.2.2.2 ミネソタ州
3.2.2.3 カリフォルニア州
3.2.2.4 マサチューセッツ州
3.3 カナダにおけるPFAS規制動向

4. 国内のPFAS規制動向
4.1 化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)
4.2 水道法規制

5. 検出事例と今後の動向について
5.1 検出事例
5.1.1 今後の動向について

■Pick Up! News 新連載!

(株)ディファレント

ベトナム 改正化学品法の実施に関する新たな通達案を公表
中国 5つの化学物質を「中国危険化学品目録(2015版)」に追加することについて内部協議中
EU 欧州化学品庁(ECHA)、 PFAS制限の対象分野の拡大等を目的とした提案の更新を公表
中国 アメリカ、メキシコ、カナダ向け13種類の前駆体化学品の輸出にライセンスを義務化

■製品含有化学物質管理の重箱の隅をつつく場所 新連載!

岐阜聖徳学園大学大学院 橋口卓馬

#1 : 敬いすぎても…

■各社の化学物質管理:〈br〉第103回「化学物質管理に関する企業事例の紹介」

NTTアドバンステクノロジ(株) 田村賢祐

序章: なぜ今、自律的管理が求められるのか

第1章: 法令順守と労働者の安全を支えるリスクアセスメント
1. リスクアセスメントの対象拡大と結果に基づく措置の徹底
① 対象物質の特定と情報収集
② リスクアセスメントの実施
③ リスク低減措置の決定と実施
企業の取り組み事例

第2章: 実効性を高めるための「組織体制と人の運用」
2. 化学物質管理者の選任と役割
① 化学物質管理者の選任
① 化学物質管理者の選任

3. 保護具選択・着用管理の義務化と保護具着用管理責任者の選任
① 化学物質管理者の選任
② 権限の付与と役割の明確化
企業の取り組み事例

第3章: 現場での「浸透と継続的な改善」
4. その他の義務化された事項と情報伝達・教育の強化
① ラベル・SDSの再確認と掲示
② 労働者への教育の徹底
③ がん原性物質等の管理の強化
企業の取り組み事例

まとめ:自律的管理のその先へ

■化学品管理の基礎の基礎:
第6回「化学品管理をめぐる新しい動き」

化学品管理子

〇読み方のヒント
〇トピックス1 PFAS
〇トピックス2 INC …プラスチック汚染に関する政府間交渉委員会
〇トピックス3 GFC(ポストSAICM)
• 今後の規制化への影響
• 何年くらいで起きるのか

■アジア環境法規制レポート:
第51回「《ウズベキスタン》RoHS技術規則を正式採択 ̶2026年2月17日から全面適用へ」

SGS 松本宇生

■NewsLetter:

SGSジャパン(株) 大内幸弘

【国連】第21回残留性有機汚染物質検討委員会(POPRC-21)の概要
【EU】EU POPs規則におけるデクロランプラスの官報公布
【EU】欧州委員会 REACH規則泡消火薬剤におけるPFAS制限を採択
【EU】ECHA 化粧品に含有するオクトクリレンの制限案に関する意見募集
【EU】スウェーデン 税関と連携し国境で化学物質規制について不適合品の流入を阻止
【米国】EPA フタル酸エステル類に関する諮問委員会の会議議事録と最終報告書を公開

■質問箱:

(株)さがみ化学物質管理 林宏

■成形品に関わる主な製品含有化学物質規制
タイムライン:

(同)Oksinra Works & Consulting 菅谷隆夫