月刊化学物質管理 2026年10月号 目次

「EUマイクロプラスチック規制」「欧・米のグループ規制(ビスフェノール類等)」など

2026年10月号では、注目されるEUマイクロプラスチック規制や欧米のビスフェノール類等グループ規制の最新動向を特集。さらには、中国のレアアース・輸出管理制度の動向や対日影響、各国のSDS作成におけるCBI(企業の機密情報)管理の実務比較、メルコスール地域での食品接触材料認可、欧州の再生材含有量規制(PPWR・ELVR)とマスバランス方式など、担当者必見の情報が満載です。

※ 発刊前の内容については変更の可能性がございます。予めご了承下さい。

■インタビュー:「危険物行政の最近の動向について」

総務省 消防庁 加藤晃一

消防法上の「危険物」について
リチウムイオン蓄電池に関する規制緩和
倉庫(屋内貯蔵所)の基準改正: 令和5年の改正
工場内での「部分規制」の導入: 令和7年の改正
汎用性のある規制緩和耐火性能収納箱
「キュービクル式蓄電池」への応用
破損・廃棄電池も一般廃棄物扱いに
新興メーカーの試験・開発ラボでの活用
セルフ給油所におけるAI 活用
バイオエタノール燃料の導入拡大
「E20」が抱える技術的懸念、エタノールの「極性」問題
木質ペレット(指定可燃物)の事故対策
優良事例の知見共有による火災事故の抑制

■特集1:「中国輸出管理制度のその後―レアアース規制の域外化、対日措置と化学品企業の留意点―」

コニカミノルタ(株) 久嶋省一

はじめに 前稿の「予測」が現実になった一年

1. 前稿以後の約一年―何が変わったか―
1.1 輸出管理法・条例・リスト・公告の関係
1.2 重要鉱物から設備・技術・国外取引へ
2. 重要鉱物・先端材料規制の新段階
2.1 現在も有効な2025 年4 月の規制
2.1.1 輸出許可では日本側にも情報提供が求められる

2.2 2025 年10 月9 日の六つの措置
2.3 0.1 % ルールと中国版の直接製品規制
2.4 技術・サービスも「輸出」になり得る
2.5 「停止中」をどう理解するか

3. 対日輸出管理の本格化
3.1 日本の軍事ユーザー・軍事用途等に対する禁止
3.2 輸出規制管理リストと注視リスト
3.3 輸出管理と「制裁」を区別する

4. 化学品分野の個別トピック―易制毒化学品
4.1 両用品目とは別に確認すべき制度
4.2 米国・メキシコ・カナダ向け管理の拡大
4.3 国際核査を伴う許可手続

5. 化学品を取り扱う企業が確認すべき事項
5.1 主要リスクをサプライチェーン全体で捉える
5.2 米国法との関係
5.3 実務上推奨される事項
5.4 典型的な取引場面で考える

6. 今後注目すべき論点

おわりに 国境管理からサプライチェーン管理へ

■特集2:「SDS作成におけるCBI管理の実務~日本・各国制度の比較と社内ルールの作り方~」

日本ケミカルデータベース(株) 鈴木亨

1. 日本の安衛法「代替化学名制度」の仕組みと実務のポイント
1.1 代替化学名・代替含有量帯の基本原則
1.2 代替化学名が認められる化学物質の範囲
1.3 CBI 主張の判断基準
1.4 代替化学名等の記載方法
1.5 代替化学名等の通知・記録の保存等

2. 国際比較① : 日本・EU・米国・中国・韓国のCBI 制度
2.1 制度の相違
(1) 原則
(2) 考慮事項
(3) 一般原則
2.2 SDSにおけるCBI・代替化学名制度の比較
EU(CLP)
―米国(OSHA・TSCA)
―中国(GB 30000 シリーズ)
―韓国(K-REACH)

3. 国際比較② : 東南アジア各国のCBI制度
3.1 制度の傾向と相違
―タイ・ベトナム・マレーシア・インドネシア
―フィリピン
―シンガポール
3.2 SDSにおけるCBI・代替化学名制度の比較

4. 海外SDS と国内SDS の「CBI 統一運用」はどうすべきか?
4.1 統一運用のためのアプローチ
4.2 国内SDS における輸入原材料・グローバル製品の留意点

5. 情報開示方針の不一致と「取引継続」の経営判断

6. CBI 管理と組織横断的な合意形成
6.1 技術秘匿の利益と法的リスクのバランス
6.2 CBI 判断基準の具体例と推奨対応

■特集3:「メルコスール地域における食品接触材料の認可」

Knoell Iberia, S.L., Spain クリスティーナ・ガルシア

1. 法的枠組みとガバナンス
2. ポジティブリスト制度における「認可」
3. 物質の分類および主要な決議
4. メルコスールにおける食品接触材料中の未掲載物質: 含有、由来、および適合性
5. 新規物質の添加に関する法的根拠
6. 手続きの流れ: 国内での申請からメルコスールのリスト掲載ま
7. 審査機関の選定
8. 申請前の実現可能性調査
9. 手続き要件
10. 技術ドシエ
11. 外国企業に求められる要件
12. メルコスール地域での調和
13. 国内法への組み込み

■フォーカス:「PPWR・ELVR時代の欧州における再生材含有量規制とマスバランス方式の動向」

(株)旭リサーチセンター 府川伊三郎

1. EUの包装・包装廃棄物規則
(PPWR:Packaging and Packaging Waste Regulation)
1.1 概要
1.2 PPWRの主要条項

2. ELVR(廃車の設計・管理に関する規則)(案)における再生材最低含有量規制

3. EUのPETボトルのCR使用規制(燃料除外マスバランス方式)
3.1 概要
3.2 熱分解法CRのマスバランス方式の説明

■Pick Up! News

(株)ディファレント

欧州連合 PIC規則に基づくクロルピリホス、MCCP、LC-PFCAの輸出禁止を提案
ベトナム 化学品および産業用爆発物に関する行政処罰の新政令を発布
台湾 有害性および暴露評価の対象として3つの優先既存化学物質(PEC)を指定
中国 過去最大規模のIECSC収載─「新用途環境管理」が要注意
中国 新化学物質の「備案(届出)」を2026年8月15日より停止
中国 2027年より8業種を対象にVOC排出に対する環境保護税を導入

■製品含有化学物質管理の重箱の隅をつつく場所

岐阜聖徳学園大学大学院 橋口卓馬

# 10 : 私がやるんですか?

■化学品管理の基礎の基礎 Season3:第1回「そもそもの話、SDSのJIS 規格って」新 Season!

化学品管理子

はじめに
SDS関連のふたつのJIS 規格
JIS って、守らないといけないの?
さて、JIS 改正の話
まとめ

■アジア環境法規制レポート:
第60 回《準備中》

SGS 松本宇生

■NewsLetter:

SGSジャパン(株) 大内幸弘

【EU】スウェーデン 特定の消費者製品に対するPFAS使用制限案を公表
【英国】UK REACH 正式登録の期限延長を決定
【米国】EPA 評価を進めるため1,1,2- トリクロロエタンのリスク評価案を公表
【米国】カリフォルニア州プロポジション65 4 つの新たな化学物質をリストに収載
【ブラジル】ブラジル版RoHS規制の公布

■質問箱:

(株)さがみ化学物質管理 林宏

■成形品に関わる主な製品含有化学物質規制
タイムライン:

(同)Oksinra Works & Consulting 菅谷隆夫

月刊 化学物質管理2026年10月号