月刊化学物質管理 2026年11月号 目次

「ELV規則」「PPWR」「中国生態環境法典」など

2026年11月号では、経済産業省によるフィジカルインターネットの実現に向けた取り組みについてインタビュー。また、新しく制定されたEUの使用済み車両規則(ELV規則)や、生態環境法典の制定が進む中国の化学物質規制動向、循環経済を見据えたPPWR(包装・包装廃棄物規則)対応の実務などを解説。あわせて、アジアの最新規制レポートや担当者必見の情報が満載です。


※ 発刊前の内容については変更の可能性がございます。予めご了承下さい。

■インタビュー:「フィジカルインターネットの実現に向けて~取り組み状況と今後の展望について~」

 経済産業省 工藤さやか

フィジカルインターネット実現会議設置の背景
フィジカルインターネットとは?
ロードマップの策定・改定と進捗状況
物流供給力不足の実態
改正物流効率化法と荷主企業・現場への影響
7 つの業界ワーキンググループ(WG)の現状と特徴
最後に ~経営戦略の核としての物流

■特集1:「循環型経済政策を反映した新しいEUの使用済み車両規則(ELV規則)について」

(一社)産業環境管理協会 浅田聡吉

1. はじめに

2. EUの循環型経済政策動向

3. 自動車のライフサイクルと廃車処理の流れ

4. 現行ELV指令で提起された課題

5. ELV規則制定の経緯

6. ELV規則 (EU)2026/1738について
6.1 総則(1)法規適用車両(原則)(2条1)
(2)車両型式種類による条文の適用について(2条3)
(3)「使用済み車両」の定義(3条1(2))
6.2 循環性要求
(1)車両のリサイクル率(4条)
(2)懸念物質(5条)
新設(3)再生材料使用要求(6条)
<樹脂:6条1~6項>
<鉄鋼及びアルミニウム:6条7~8項>
<その他の特定元素:6条9項>
(4)解体性を考慮した設計(7条)
6.3 自動車製造者の義務
(1)一般的義務(8条)
新設(2)循環性戦略(9条)
新設(3)車両に含まれる再生材に関する宣言(10条)
(4)車両の部品、構成部品及び材料の取り外し及び交換に関する情報(11条)
(5)車両部品、構成部品及び材料の表示(12条)
新設(6)デジタル循環性車両パスポート(13条)
6.4 使用済み車両の管理
新設(1)認可処理施設(15条)
新設(2)拡大生産者責任(16条)
新設(3)拡大生産者責任の実施と認可(18条)
新設(4)登 録( 19条)
新設(5)自動車製造者の経済的責任(20条)
新設(6)使用済み車両の加盟国間の越境処理(22条)
(7)使用済み車両の引き取り(23条)
(8)使用済み車両の引き渡し(24条)
新設(9)廃棄証明書(25条)
新設(10)使用済み車両の処理(26~35条)
6.5 中古車の管理
6.6 罰則(49条)
6.7 見直し規定(56条)

7. ELV規則の各要素の発効スケジュール

8. リサイクル材規制に関する課題
8.1 自動車の樹脂部品と最終処理
8.2 再生樹脂の課題(樹脂物性)
8.3 再生樹脂の課題(量的確保)
8.4 アルミニウム再生材の課題
8.5 鉄鋼再生材の課題

9. サプライチェーンに要求される項目

10. 今後の見通し

■特集2:「生態環境法典の制定を中心とした中国化学物質規制の最近の動向~12号令の改正とPFAS・新汚染物質管理の状況~」

TohL経営相談室 福井徹

1. 生態環境法典の概要
1.1 第 1 編 一般規程(第1~147条)
1.2 第 2 編 汚染の防止と管理 (第148~673条)
1.3 第 3 編 生態系の保護(第674~937条)
1.4 第 4 編 グリーン・低炭素開発(第938~1051条)
1.5 第 5 編 法的責任および附則 (第1052~1242条)

2. 12 号令:新規化学物質環境管理登記弁法の改正
2.1 登記制度の変更
2.2 情報の伝達・公開・報告義務および監督体制
2.3 罰則の強化

3. PFAS規制の強化
3.1 規制の実施とその背景
3.2 地方政府の動向
3.3 その他の主要用途における状況
(i) 食品接触材料
(ii) 電気電子機器
(iii) 繊維製品

おわりに ― 日本企業への影響と執るべき対応

■特集3:「PPWR対応の要点— 循環経済を見据えた包装設計とデータ管理」

KPMGコンサルティング(株) 荒尾宗明 武田行平

1. EUの循環経済政策とPPWRの位置付け

2. PPWRの主な義務事項と適合性証明の実務

3. 循環経済関連法令の一体的対応とロードマップ

4. PPWR・DPP対応を支えるデータ基盤とガバナンス

■製品含有化学物質管理の重箱の隅をつつく場所

岐阜聖徳学園大学大学院 橋口卓馬

# 11 : これ、大違いです

■化学品管理の基礎の基礎 Season3:第2回「GHSラベルって何だったのか」

化学品管理子

そもそもラベルとは、何を、誰に伝えるものなのか
GHSラベルの深掘り…労働安全衛生法で表示すべきもの
GHSラベルと容器イエローカード

■アジア環境法規制レポート:
第61回《ベトナム》 2026年から化学物質規制を大幅刷新PFAS管理への影響にも注目— PFASなどの化学物質から製品・成形品中の含有有害物質まで管理を強化—

SGS 松本宇生

■NewsLetter:

SGSジャパン(株) 大内幸弘

【EU】包装および包装廃棄物規則(PPWR)の詳細規則制定のためのエビデンスの募集
【EU】消費者製品から放出するホルムアルデヒドの制限が施行
【EU】ECHA 自動車に含まれる有害物質削減について取り組むことを発表
【米国】EPA 最新のTSCA化学物質インベントリを公開
【米国】EPA 家庭用・業務用製品に含まれる2つの化学物質についてリスク評価案を公表
【米国】EPA トランス-1,2-ジクロロエチレンについてリスク評価案を公表

■質問箱:

(株)さがみ化学物質管理 林宏

■成形品に関わる主な製品含有化学物質規制
タイムライン:

(同)Oksinra Works & Consulting 菅谷隆夫