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1705月号 目次 (著者敬称略) ■巻頭インタビュー: 「化学物質規制の動向と 第三者認証機関」 SGSジャパン 藤巻成彦 ・REACH規則について 「成形品重量」の会社苦について ・SVHCについて 成形品の化学物質の規則 SVHC含有確認フロー 消費者の要求に応じた45日以内のSVHC情報魅了提供義務 ・適用除外について RAPEX(緊急警告システム)を用いた通知 ・罰則について RAPEXレポート ・フタル酸エステル・ROHSⅡ対象物質の管理について フタル酸エステルの分析 ・分析機関の選定ポイント・SGSグループの今後の展開 ■特集1: 「フィリピンの化学品規制とラベル・SDS 」 馬橋実 はじめに~ASEANの重み 1. フィリピンとの化学品貿易概況 1.1 フィリピンの法体系 1.1.1 共和国法律No.6969「毒性物質及び有害性・核廃棄物管理法」 1.1.2 環境/天然資源省行政命令DAO No.29(共和国法律No.6969の施行規則) 1.1.3 共和国法律No.6969及びDAO29施行のための手引き 1.2 フィリピンの化学品規制 1.2.1 新規化学物質届出制度 1.2.2 フィリピン化学品及び化学物質インベントリー 1.2.3 優先化学品リスト(PCL)及び化学品管理令(CCO) 1.3 フィリピンのGHS運用 1.3.1 Joint AO No.2009-01(GHS施行適用に関する共同行政命令) 1.3.2 DOLE DO No.136-14(作業場におけるGHS施行ガイドライン) 1.3.3 DENR DAO No.2015-09(有害化学物質のSDS、ラベル規則) 1.4 ラベル・SDS 1.4.1 GHS対応の適応時期 1.4.2 ラベル作成のポイント 1.4.3 SDS作成のポイント(第1項~第16項の要点解説) ■特集2: 「工場におけるEMSを活用した化学物質系設備の環境・保安防災対策」 旭硝子 長谷部浩士 1. AGC旭硝子 京浜工場を取り巻く環境 2. 環境マネジメントシステム と 環境・保安防災事象 3. EMSによる場内管理の取組み 4. 環境・保安防災リスクアセスメント 5. 緊急事態への準備と対応 ■リレー連載 海外化学物質規制タイムリーレポート: 「ブラジルの化学品規制概要: 潜在的な汚染源登録制度、GHS導入状況、メルコスールとの関係」 Enhesa社 宮田祐子 1. 潜在的な汚染源の登録制度 (CTF/APP) 2. 化学品の分類及びハザードコミュニケーション 2.1 化学品の分類 2.2 化学品の表示 2.3 SDS 3. 南米南部共同市場(メルコスール) 4. その他、注意すべき化学品規制 ■リレー連載 各社の製品含有化学物質管理 : 「三菱重工サーマルシステムズにおける製品含有化学物質管理」 三菱重工サーマルシステムズ 福嶋三智子 1. 製品含有化学物質管理の始まり 1.1 数ある環境規制との違い 1.2 社内/設計部門だけでは対応できない 2. 管理体制の構築 2.1 プロジェクトチームの設置 2.2 社内への教育 2.3 管理体制の構築 2.3.1 設計部門 2.3.2 購買部門 2.3.3 受入検査部門 2.3.4 製造部門 2.3.5 品質管理部門 2.4 管理システムの導入 2.4.1 調査依頼~調査回収までを自動化(第2世代システム) (1)調査依頼 (2)調査回収 2.5 材料分析機器の導入 2.5.1 一次検査 (1)部品の省略 (2)部位の省略 2.5.2 二次検査 (1)クロム (2)臭素 2.5.2 不適合判定 2.6 サプライヤへのお願い・教育 3. トラブル事例 3.1 マーキング用塗料から鉛検出 3.2 樹脂部品からPBDEを検出 3.3 鉛フリーはんだから規定値を超える鉛を検出 3.4 サプライヤとの情報共有 4. 法規制対応(RoHS指令・REACH規則) 4.1 RoHS指令対応(テクニカルファイルの作成) 4.1.1 整合規格上の規定 4.1.2 対応方針 4.2 REACH規則対応 4.2.1 SVHC含有情報の開示 4.2.2 情報開示方法 5. 課題 ■連載 <入門>化学物質: 「第10回 成形品と化学物質管理」 (一社)産業環境管理協会 今井弘/関口正継 1. 物質、混合物および成形品の定義 1.1 REACH規則による定義 2. 成形品中の化学物質管理に関する規制 2.1 REACH規則 認可対象物質 2.2 REACH規則 制限物質 2.3 RoHS指令、ELV指令 2.4 その他の成形品中の有害物規制例 3. 成形品の化学物質に関する事故例 3.1 影響 4. サプライチェーンにおける情報伝達 5. 今後の化学物質管理 ■連載 解説→解決!化審法: 小笠原合同事務所 楮本あゆみ 6. 化審法の一般化学物質 6.1 一般化学物質とは 6.2 製造数量等の届出 6.2.1 届出制度の設置背景 6.2.2 届出対象者 6.2.3 届出事項 ■連載 SDS作成道場 「混合物GHS分類方法/事例・計算方法の分かりやすい解説」 中央労働災害防止協会 荒木明宏 問13:許容濃度・管理濃度の考え方とGHSの有害性分類とは? 1. GHSと許容濃度との関連 2. 職業性ばく露限界の情報提供 3. 本邦における職業ばく露限界の活用 4. 許容濃度 5. TLV-TWA 6. 管理濃度 7. 職業性ばく露限界の運用 8. 用語の解説:コントロールバンディング 問14:混合物分類及び混合物のSDS作成でよくある質問 1. 液体の製品中に粉体の成分が含有されている場合、粉体としての飛散がなく吸入ばく露がないことから、 粉体成分の呼吸器毒性を外しても良いか? 1.1 厚生労働省の粒子のばく露の可能性の考え方 2. 成分データから濃度限界を用いて発がん性や生殖毒性を分類する場合に、成分合計で判断しても良いか? 問15:分類に当たって留意すべきこととは? ■最新トピックス:化学物質管理強化に向けたK-REACH改正案について 東京環境経営研究所 井上晋一 1. K-REACH改正案の概要 2. 生活化学製品及び殺生物剤安全管理法案の概要 3. その他関連する動き その他トピックス REACH規則附属書XVIIを改正し、デカブロモジフェニルエーテルを制限(2017.2.10) 認可候補リストへの第17次候補として2物質を提案(2017.03.09) ■コラム:「化学物質法令とライフサイエンス(第2回) 」 化学物質とライフサイエンス法令の比較 京都大学 日置孝徳 ■質問箱: さがみ化学物質管理 林宏 (1) EU のCLP 規則の対象には消費者向けの日用生活品(マーカー等)も含まれるか? わが国では消費者製品はGHSの対象外と理解しているが、消費者製品へのGHS対応 が義務化されている国や地域があれば教えてほしい。また、成形品のGHS対応に ついて、各国による違いがあれば教えてほしい。 (2) 樹脂原料やオイル等のSDSで、GHS分類の項目に「GHS分類基準に該当しない」とだけ 記載されているものをよく見かけますが、その根拠は何によるものでしょうか? また、その解釈として全ての分類について「分類対象外」ととらえてよいのでしょうか? 成分について危険有害性の実験データ等はインターネット上でも見つけられないため、 「分類できない」と解釈すべきでしょうか?