2022年5月号 目次 ~特集「マイクロプラスチックの規制動向」「トルコ版REACH規則(KKDIK)とCLP規則(SEA)」~
■巻頭インタビュー:
「日本接着剤工業会の活動と、化学物質管理の取り組みについて」
日本接着剤工業会 三重野 謙三 齋藤 敦
日本接着工業会の事業内容について
接着剤の種類と用途、生産・出荷量について
室内空気質汚染対策への取り組みについて~ホルムアルデヒド~
室内空気質汚染対策への取り組みについて~ 4VOC ~
建材からの4VOC放散速度基準値と接着剤工業会における管理について
JAIA 登録システムについて
国際会議とその議題について
国内外での化学物質関連の法令対応について
中国VOC関連GB規格への対応
食品衛生法改正にともなうPL 制度導入について
「家庭用接着剤のGHS表示に関する自主基準ガイドライン」と、その運用について
関連団体とのつながりについて
注目の法規制と今後の課題について
■特集1:
「マイクロプラスチックの規制動向」
(株)資生堂 岩城 はるひ
1. マイクロプラスチックとは
1.1 マイクロプラスチックの歴史
1.2 マイクロプラスチックの定義
1.3 一次マイクロプラスチックの発生源と用途
①合成繊維
②自動車タイヤ
③道路塗料
④パーソナルケア製品と化粧品
⑤プラスチックレジンペレット
⑥船舶用塗料
⑦シティダスト
⑧その他
1.4 一次マイクロプラスチックの環境中への流入
2. 化粧品中のマイクロプラスチックの規制
2.1 米国での規制
2.2 カナダでの規制化
2.3 欧州での規制
2.4 日本とその他地域の状況
3. EUプラスチック戦略から考える今後のマイクロプラスチック規制
3.1 EUプラスチック戦略
3.2 EUグリーンディール政策
3.3 マイクロプラスチック規制について
3.4 ECHAによるマイクロプラスチックの定義
3.5 「意図的に添加された」マイクロプラスチックの制限案の内容
3.6 REACH規則による意図的に添加されたマイクロプラスチックの制限案の現状
3.7 意図的添加ではないマイクロプラスチックに関する動き
4. 今後の規制動向と企業に求められること
■特集2:
「トルコにおける化学物質規制
~トルコREACH(KKDIK)・トルコCLP(SEA)の要点と企業に求められる対応について~」
佐藤ケミカルサービス(株) 佐藤 良守
1. KKDIK 規則
1.1 トルコにおける新規物質と既存物質
1.2 予備登録およびいわゆるLate-preregistration(遅延予備登録)
1.3 本登録
1.3.1 全体像
1.3.2 Only Representative(OR)
1.3.3 先導登録およびSIEF 活動
1.3.4 データ共有
1.4 その他
1.4.1 安全性データシート(SDS)
1.4.2 CSR(Chemical Safety Report)
1.4.3 ポリマー
1.4.4 中間体
1.4.5 成形品中の認可対象物質
2. SEA届出(CLP届出)
3. 非トルコ企業としてのコンプライアンス管理
3.1 現地輸入者による登録
3.2 現地法人による登録
3.3 再びOnly Representative(OR)
4. 言語の問題
■Focus:
「インド‐日本における化学品輸出入の推移と取引品目
インド版REACH規則(20XX版)とインド工業規格(BIS)を見据えながら」(仮題 編集中)
HS-TECHENGINEERINGCO.,LTD. 橋本 真也
■リレー連載 各社の化学物質管理:
「活材ケミカル株式会社化学物質管理の取り組み」
活材ケミカル(株) 大槻 敬
1. 化学物質管理の方針と実施内容
1.1 取り扱い商品に含有する化学物質の該当法規
1.2 取り扱い商品に含有する化学物質調査
2. 注意している国内外の法規制とその対応
2.1 毒物及び劇物取締法
2.2 化審法
2.3 外為法
2.4 輸出国の登録制度
3. その他化学物質に関連する課題とその対応
3.1 アルコール事業法
3.2 麻薬及び向精神薬取締法
3.3 肥料取締法
3.4 高圧ガス取締法
4. 化学物質管理のためのシステム構築
5. サプライチェーンマメジメント
~取引先への働きかけ・顧客からの要求とその対応
6. 化学物質管理に関わる社内の働きかけ、社内教育
7. 関連する工業会での活動、関係省庁とのコミュニケーション
8. 化学物質管理・環境管理をめぐる社内・外での苦労や改善策
9. 化学物質管理・環境管理をめぐる課題
■化学物質規制 よもやま話 :
地球規模での生物多様性への取り組み
~社会変革により「自然との共生」を目指す~
(一社)東京環境経営研究所 岡本 麻代
■中国環境法規制レポート:
第8回 中国RoHS規制対象物質にフタル酸エステル4 物質が追加予定
SGS ジャパン(株) 松本宇生 古川智史 宍戸弘樹
■トピック:
RoHS指令見直しの動向(簡素化、効率化イニシアティブ)
(一社)東京環境経営研究所 野村 愼一
1. RoHS指令の現状の問題点と取組む課題
2. イニシアティブの目標と選択肢
3. 予想される影響
その他トピックス
● RoHS指令附属書Ⅲ適用除外の見直し調査(Pack22)の最終報告
● 毒物及び劇物指定令の一部改正
■NewsLetter:
SGSジャパン(株) 大内幸弘
【EU】欧州委員会、 レゾルシン をSVHC候補として採択
【EU】ECHA 高 懸念物質8 物質を認 可リストに加える提案に関するコ メント募集
【EU】店頭で製品のSVHC候補物質の含有情報をスマホアプリで確認
【UK】2021–2022 年のUK REACH規制作業プログラム
【米国】カリフォルニア州 プロポジ ション65 BPA の 発がん性評価情報を募集
【シンガポー ル】有害化学物質5 物質の規制提案
■質問箱:
(株)さがみ化学物質管理 林宏