2023年4月号 目次 ~特集「化学物質の情報検索」「EU循環経済と繊維産業の化学物質管理」~
■巻頭レポート:
「ナノテクノロジービジネス推進協議会の取り組みとナノマテリアルに対する今後の規制動向・対応」
(一社)ナノテクノロジービジネス推進協議会
石井伸晃 長島敏夫 松本広 小松正明 NBCI 社会受容・標準化委員会
ナノテクノロジービジネス推進協議会のご紹介
【目的】
【設立趣意書】
【令和4年度スローガン】
【活動方針】
【組織体制及びアドバイザー】
【主な活動】
■ テクノロジー委員会
■ 社会受容・標準化委員会
■ イノベーション推進委員会
■ タスクフォース
【NBCI出展ブース】
【第4回ナノカーボンオープンソリューションフェア】
(JTB コミュニケーションデザインと共催)
【第15回国際ナノテク団体会議】
ナノマテリアルに対する規制動向
ISO/TC229(ナノテクノロジー)
ナノテクノロジーが担う今後のビジネスモデル
ナノテクノロジービジネス推進協議会の今後の活動
■特集1:
「化学物質管理における情報検索について」
石川化学技術コンサルタンツ 石川勝敏
1.化学物質の法規制情報調査に関する基礎知識(SDS等の作成にも必要な情報)
A.IUPAC命名法
B.CAS 登録番号(CAS RN)
C.政令番号
D.物理化学的情報
E.有害性データの単位
2.本解説で取り上げるデータベース
A.NITE-CHRIP( NITE- Chemical RiskInformation Platform)
・化学物質から調べる
・法規制から調べる
A-1 NITE-CHRIPの具体的な検索例― 例としてビスフェノールAの検索 ―
A-2 ビスフェノールA(BPA)の検索結果
A-3 ビスフェノールA の検索結果から該当法規制に対応が必要なこと
B.J-CHECK( Japan CHemical Collaborative Knowledge database; 化審法データベース)
・化学物質検索(検索機能)
・試験データをリストから検索する
C. 職場のあんぜんサイト
C-1 安衛法名称公表化学物質等
C-2 GHS対応モデルラベル・モデルSDS情報
C-3 その他の検索項目
D.毒劇法
D-1 国立医薬品食品衛生研究所
D-2 海外の有害性評価結果
E.消防法危険物
E-1 危険物の分類と指定数量
■特集2:
「EUが推進する循環経済と応用利用者繊維産業での化学物質管理」
信州大学 / 日本繊維産業連盟 長保幸
1. 日本とEU
1.1 共通する乏しい原材料資源
1.2 通商政策
1.3 日・EUが締結した協定
2. EUの循環経済戦略
2.1 デジュール重視からデファクト併用へ
2.2 資源効率性の向上
3. EUの持続可能な循環繊維戦略
3.1. エコデザイン指令(ESPR)の改訂
3.2 化学物質問題
3.3 デジタル・プロダクト・パスポート(DPP)構想
■Focus:
「EU包装及び包装廃棄物規則(案)の要求事項~規則による変更点と今後の動向について~」
(一財)化学研究評価機構 食品接触材料安全センター 石動正和
1. 指令から規則へ
2. 包装及び包装廃棄物規則(案)を取り巻く状況
3. 規則(案)のポイント
デポジット返還システム(DRS)(第44条)
QRコード(第11条)
堆肥化可能な包装(第8条)
リサイクルの性能等級(第6 条、附属書Ⅱ)
非公開(案)との違い
4. 規則案に対する欧州業界団体からの反応
5. 日本企業として注意を要する点
■リレー連載 各社の化学物質管理:
「株式会社東京精密の含有化学物質管理」
(株)東京精密 清野剛
1. 東京精密の事業紹介
2. サステナビリティの考え方
3. 化学物質管理に関する考え方(方針)
4. 化学物質管理の方針と実施内容、対応する社内組織の構成など
5. サプライチェーンマネジメント
< サプライヤCSRガイドラインに定めた調達方針>
6. 製品含有化学物質管理
7. サプライヤ調査と管理物質
8. 顧客要求と対策
9. 環境管理をめぐる課題と提言
■化学物質関連法規制 事典:
第9回「特定物質等の規制等によるオゾン層の保護に関する法律」
AGC(株) 岡部正明
■化学物質規制 よもやま話 :
鉛(CAS 7439-92-1)の光と陰
(一社)東京環境経営研究所 水野智子
■アジア環境法規制レポート:
第19回〈中国〉楽器全般の有害物質含有を制限する新しい強制国家標準
SGS ジャパン(株) 松本宇生
※4月号より従来の「中国環境法規制レポート」を「アジア環境法規制レポート」にリニューアルいたしました。
■トピック:
改正食品衛生法 ポジティブリスト制度の動向について
(一社)東京環境経営研究所 半田京四郎
その他トピックス
・ECHAは認可対象物質(CLS)として9 物質を追加
・ECHAはPFASの制限案を公開
■NewsLetter:
SGSジャパン(株) 大内幸弘
【EU】欧州委員会 「エコデザイン規則」案について コンサルテーション開始
【EU】RoHS 指令の附属書III の12の適用除外の最終報告書公表
【EU】第28次認可対象物質SVHCの候補を追加
【米国】EPA TSCAでイン アクティブなPF AS について重要新規利用規則の適用案を発表
【米国】メイン州 PFAS含有製品の情報開示義務を開始
【アルゼンチン】電池の輸入規制を改定
■質問箱:
(株)さがみ化学物質管理 林宏
ケミカルウォッチがお届けする化学物質規制の最前線 NEW (限定連載)
日本エンヘサ(株) 平田彰太郎
■ ニュース記事
「数百」の化学物質についてTSCA機密保持が取り下げられる
ケニアは、化学物質管理計画における内分泌かく乱物質(EDCs)およびその他の懸念事項に対処する
インドで、食品および飲料の包装におけるPETの改訂基準について意見募集
■ インサイト記事 ケミカルウォッチ社内専門家による分析記事
米国環境保護庁(EPA)訴訟はTSCAプログラムにどのような影響を与えるか?