2024年7月号 目次
~「プラスチック国際条約」「中国の分類・ラベル規範」「製品循環性データシート(PCDS)」等~
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※ 発刊前の内容については変更の可能性がございます。予めご了承下さい。
■巻頭記事:「製品循環性データシート(PCDS)とは何か?
~製品の循環性情報伝達における国際標準化・フォーマット策定の動向~」
(一社)循環経済協会(CEA)/ AGC(株)千葉 祐介
ISO/TC323 とは?
WG5 によるPCDS標準化への動き
PCDSとはどのようなものか?
レンジによる情報伝達とその課題
ドラフトの中身とPCDSのテンプレート構成
PCDSのテンプレートにおける懸念点
DPPとの関係性―相互補完の構図―
WG5 への各国の温度
今後注意の必要なポイント
■特集1:「化学物質管理視点でのプラスチック国際条約策定に向けた動向
–プラスチック関連化学物質の影響とは–」
みずほリサーチ&テクノロジーズ(株)関 理貴、鍋谷 佳希、大矢 柚香
1. INC の概況とプラスチック関連化学物質に関する議論
1.1 INC-4 の概況
1.2 プラスチック関連化学物質に関する議論
2. プラスチック関連化学物質の人健康・生態影響
2.1 プラスチック関連化学物質による影響を指摘している報告書の概要
① Global Governance of Plastics and Associated Chemicals(BRS事務局)
② The Minderoo-Monaco Commission on Plastics and Human Health(Minderoo-Monaco 委員会)
③ Chemicals in Plastics(UNEP)
2.2 報告書で指揮されているプラスチック関連化学物質による影響のまとめ
3. 生態影響評価
① ばく露評価
【微細粒径のマイクロプラスチックの個数濃度の推計】
② 有害性評価
【文献査読時の留意点の精査と査読に係る課題の取りまとめ】
【水生生物に対する影響濃度の把握】
■特集2:
「GB 30000.1 化学品の分類及びラベル規範第1 部分: 通則(承認待ち草案)の意見募集について」
(株)アジアンエクスプレス 清本 珠音
1. 国家標準改訂に関する経緯
2. 主な変更点
3. 関連法規及び強制性標準との関係、推奨性標準の制定、運用状況
4. 標準の正式公布から強制施行までの猶予期間について
5. GB 30000.1 の主な内容
5.1 適用範囲
5.2 標準の構成
5.3 分類基準
5.4 カットオフ値/ 濃度限界
5.5 ラベル要素
5.6 ピクトグラム
5.7 SDSの一般規定
■Focus:
「REACH規則 附属書の解説と実務への活用」
CiP(製品含有化学物質)アドバイザー 地頭園 茂
1. REACH規則における附属書の役割
2. REACH規則附属書 各項目の概要と解説
2.1 附属書I 「物質評価および化学物質安全性報告書の作成のための一般的な規定」
2.2 附属書II 「安全性データシートの編集に関する指針」
2.3 附属書III 「1 トン~ 10 トンの量で登録する物質に関する基準」
2.4 附属書IV 「第2 条(7)(a)に従う登録の義務の免除」
2.5 附属書V 「第2 条(7)(b)に従う登録の義務の免除」
2.6 附属書VI 「第10 条に記す情報の要件」
2.7 附属書VII 「1 トン以上の量を製造または輸入する物質の標準的な情報の要件」
2.8 附属書VIII 「10 トン以上の量を製造または輸入する物質の標準的な情報の要件」
2.9 附属書IX 「100 トン以上の量を製造または輸入する物質の標準的な情報の要件」
2.10 附属書X 「1000 トン以上の量を製造または輸入する物質の標準的な情報の要件」
2.11 附属書XI 「附属書VII から附属書X までに規定する標準的な試験計画の適合化に関する一般的な規定」
2.12 附属書XII 「川下使用者が物質を評価し、化学物質安全性報告書を作成するための一般的な規定」
2.13 附属書XIII 「難分解性、生物蓄積性、毒性を有する物質および極めて難分解性で高い生物蓄積性を有する物質の特定のための基準」
2.14 附属書XIV 「認可の対象となる物質のリスト」
2.15 附属書XV 「一式文書」
2.16 附属書XVI 「社会経済分析」
2.17 附属書XVII 「ある種の危険な物質、混合物および成形品の製造、上市および使用の制限」
3. 定期的にフォローすべき項目とみるポイント
3.1 制限物質(附属書XVII)
3.2 認可物質(附属書XIV)
4. 附属書に関する検索方法、情報収集の方法と実務への活用
4.1 制限物質(附属書XVII)のウェブサイト
4.2 認可物質(附属書XIV)のウェブサイト
■アジア環境法規制レポート:
第34回「〈日本〉PFOA異性体及びPFOA関連化合物を含む製品の禁止について検討」
SGS 松本宇生
■各社の化学物質管理:
「リアルタイムモニタを活用した化学物質のリスクアセスメント
~ そのメリットと実施手順、事例の紹介 ~」
新コスモス電機(株) 吉栄 康城
1. 半導体式ガスセンサ
2. リアルタイムモニタ
3. 活用方法
3.1 化学物質リアルタイムモニタ
① 換気量と気流
② 作業方法
3.2 個人ばく露濃度計
① 局所排気装置の効果確認
② 簡易カーテンの有無による近傍作業の影響確認
4. 混合物測定
5. リスクアセスメント支援ツール
5.1 概要
5.2 設計仕様
a. ガス状の組成比率算出
b. 物質濃度の推算
c. 測定回数
5.3 支援ツールの活用例
6. その他
■NewsLetter:
SGS 大内幸弘
【EU】欧州委員会 化学物質の「必須用途」に関する指針を発表
【EU】REACH PFAS制限の提案 コンサルテーションのコメントの利用方法を説明
【米国】EPA PFOA, PFOS に「スーパーファンド法」適用を最終決定
【米国】EPA 飲料水中の初のPFAS国家基準を設定
【米国】EPA 塩化メチレンの大半の使用禁止を最終決定
【ブラジル】ブラジル版RoHS作業部会の活動が復活
■質問箱:
(株)さがみ化学物質管理 林宏