2024年8月号 目次 

~「米国PFAS規制」「欧州バッテリー規則」「欧州議会選挙」「CMP」等~

→見本をみる
※ 発刊前の内容については変更の可能性がございます。予めご了承下さい。

■巻頭インタビュー:「Chemical and Circular Management Platform(CMP)の実現に向けて次世代製品含有化学物質情報・資源循環プラットフォームの取り組み」

キヤノン(株)/ CMP タスクフォース リーダー 古田 清人
みずほリサーチ & テクノロジーズ(株) 芦ヶ原 千里

デジタル庁「令和4 年度補正Trusted Web の実現に向けたユースケース実証事業」
化学物質規制と含有調査
リサイクル材に関する情報伝達
欧州のDPPとCMPとの関係性
chemSHERPA、ISO/IEC 82474 との整合
CMPとchemSERPA 合流か並存か
情報提出の範囲
ISO/IEC 82474、PCDSとの整合について
自動車業界の参加
CMPの普及のために
商社への対応
今後のスケジュールと課題
個社方式への対応
あらためてCMPのメリットについて
読者への一言

■特集1:「米国のPFAS規制~連邦政府と先進各州における最新動向~」

エンバイロメント・ジャパン(株) 玉虫 完次

1. 米国連邦法におけるPFAS規制の動向
・PFAS報告規則の概要
・スーパーファンド法

2. 先進州におけるPFAS規制の動向
・主な州法のタイプ
 ① PFAS が化学品または成形品(製品)に含有していることを知らせるタイプの規制
 ② PFAS含有製品の登録・報告
  メイン州の場合
  ミネソタ州の場合
 ③ 州政府によりリストされた製品に含有するPFAS の制限または禁止するタイプの規制
  州法の動向

3. 企業の訴訟およびノンコンプライアンスのリスク

4. サプライチェーンマネジメント
・BOMチェックの特徴

■特集2:
「欧州の新たなバッテリー規制 ―欧州の潮流と関連する事業者への要求―」

テュフズードジャパン(株) 邱 亮達

1. 欧州バッテリー規則の概要

2. バッテリーデューデリジェンス方針について
2.1 背景と目的
2.2 範囲
2.3 対象物質とリスクカテゴリー
2.4 対象事業者が取り組むべきこと
2.5 ノーティファイドボディによる第三者検証
2.6 考察

3. デジタル・バッテリー・パスポートについて
3.1 背景と目的
3.2 情報の開示性と機密性
3.3 技術仕様と運用
3.4 考察

4. 著者の総括

■特集3:
「2024 年欧州議会選挙の結果と今後の環境政策への影響」

みずほリサーチ&テクノロジーズ(株) 川畑 大地

1. EUの今後5 年を左右する欧州議会選挙

2. 史上最も右寄りの欧州議会成立へ

3. 選挙結果を受けた政策への影響

4. 今後の日本企業が注目すべきポイント

■Focus:
「人権デュー・デリジェンス対応のためのサプライヤーマネジメントの進め方」

未来調達研究所(株) 牧野 直哉

〇人権デュー・デリジェンスとはなにか?

〇人権デュー・デリジェンスの目的と役割分担

〇人権デュー・デリジェンスをめぐる内外の動向

〇経営において人権デュー・デリジェンスに積極対応する意義

〇人権デュー・デリジェンスに対応した調達ルール策定の考え方
1. 自社方針策定: 明確化、明文化
2. 社内教育: 考えを理解し実践に必要な取り組み理解
3. 自社方針の社外・サプライヤーへ告知: 調達部門からサプライヤーへ周知
4. サプライヤー確認・監査: サプライヤー現状把握
 4-1 サプライヤーの内部監査
 4-2 発注企業による監査
 4-3 独立監査機関(NGOや監査会社)による監査
5. 問題の是正: 問題があれば改善依頼とサポート
6. 結果の公表: 発注企業として監査結果を開示
7. 発注戦略・方針に反映

〇調達ルールの社内での位置づけ

〇サプライヤーマネジメントの考え方

〇サプライヤー監査~監査の前後を含めた実施の流れと留意点

■アジア環境法規制レポート:
第35回「《インド》特定の食品接触製品に対して新しく品質管理法令を発行」

SGS 松本宇生

■各社の化学物質管理:
「三木理研工業株式会社における化学物質管理の取り組み」

三木理研工業(株) 髙岡 直樹

はじめに 三木理研工業の事業紹介

1. 取扱製品における対応すべき法令

2. 化学物質管理の方針と実施内容
2.1 昨年からの変化
2.2 社内、部署内教育

3. 労働安全に資する自律的化学品管理システム構築の進捗
3.1 社内他部署、社内関係者との関係の構築

4. 国内外の化学品規制及び顧客要求対応
4.1 取引先への働きかけ

5. 今後の注目物質や検討中の法規への対応

おわりに 化学物質をめぐる課題、提言

■NewsLetter:

SGS 大内幸弘

【EU】欧州委員会 環状シロキサンのREACH規則 制限改正を採択
【EU】欧州委員会 ECHAに六価クロム物質に関する制限提案の物質範囲の拡大を要請
【EU】REACH規則 PFAS制限提案 欧州委員会に化学分析法のさらなる開発を要請
【EU】スウェーデンの調査で、ドロップシッピング・ストアから購入した製品で多くの化学物質違反
【米国】コネチカット州 広範なPFAS含有製品の販売禁止法を制定
【米国】カリフォルニア州 プロポジション65 酸化チタンの閾値の設定を提案

■質問箱:

(株)さがみ化学物質管理 林宏