有機半導体界面の制御・分析技術
~電極から有機半導体への電荷注入・界面制御を
用いた新有機デバイスへの取組等~
著者
株式会社リコー 先端技術研究センター
主幹研究員 博士(理学) 加藤 拓司 氏
研究員 博士(工学) 中野谷 一 氏
主幹研究員 鳥居 昌史 氏
発刊・体裁・価格
発刊 2012年4月20日 定価 8,140円(税込(消費税10%))
体裁 A4判変形 49ページ オールカラー
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ISBN 978-4-905545-50-7(書籍)
ISBN 978-4-905545-51-4(PDF版)
※複写・配布、無断転載は固くお断り致します。

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本書のポイント
○新しい有機エレクトロニクスデバイスに取り組む筆者らが何を考え、どのように取り組んでいるかを約50ページに渡り紹介!
・有機トランジスタ・有機薄膜太陽電・有機EL素子における界面現象とは?
・有機半導体の仕事関数と酸化還元電位との関係
・バンド構造やバンドの曲がりについて
・有機半導体界面の制御~抵抗・ギャップを減少させる方策・電荷ドーピング技術~
・不均一の界面状態時の影響と対策
・界面キャリアドーピングの有機トランジスタへの適用例
・界面の分析技術と解析方法・埋もれた界面を調べる!
・界面修飾層自体の構造(XPS/UPS・XRR・膜密度)
・界面制御技術を用いた新たな有機電子デバイス
目次
→掲載見本
はじめに
1. 有機エレクトロニクスデバイス
1.1 有機エレクトロニクスデバイス開発の背景と近年の状況
1.2 有機トランジスタにおける界面
1.3 有機薄膜太陽電池における界面
1.4 有機EL素子における界面
1.5 金属電極/有機界面
1.6 まとめ
2. 有機半導体界面の制御・分析技術
2.1 有機半導体界面の制御技術 ~抵抗・ギャップを減少させる方策等~
2.1.1 イントロダクション
2.1.2 電極表面処理
2.1.3 不均一界面の問題
2.1.4 バルクドーピング
2.1.5 界面ドーピング
2.1.6 まとめ
2.2 有機半導体界面の分析技術
2.2.1 イントロダクション
2.2.2 有機トランジスタにおける有機半導体/絶縁膜界面修飾の意義
2.2.3 自己組織化単分子膜の構造解析
2.2.4 X線回折測定(面内回折測定)
2.2.5 X線反射率測定(XRR)
2.2.6 IR測定(Grazing incident ATR法)
2.2.7 X線光電子分光法(XPS)
2.2.8 ペニングイオン化電子分光法(PIES)と紫外線光電子分光法(UPS)
2.2.9 自己組織化単分子膜を用いた有機トランジスタ
2.2.10 結晶性有機半導体材料におけるSAM処理による結晶成長への影響
3. 界面制御技術を用いた新たな有機電子デバイス
3.1 有機半導体材料の極性制御 ~有機発光トランジスタ~
3.2 電荷移動錯体を用いたall-有機トランジスタ
3.2.1 イントロダクション
3.2.2 有機電極を実現するための電子ドナー、アクセプターの分子設計
3.2.3 伝導度特性
3.2.4 有機電極を用いた半導体特性
3.2.5 新規all-有機半導体素子作製技術
3.2.6 まとめ
おわりに
参考文献(69個)