生成AIに関する権利と知財の契約実務

～利用規約の観点から生成AIを分析する～

＜Zoomによるオンラインセミナー:見逃し視聴あり＞

講師

弁護士法人内田・鮫島法律事務所 弁護士・獣医師 　永島 太郎 氏

講師紹介

2006年03月 北海道大学獣医学部卒業／獣医師国家試験合格
2006年04月 農林水産省入省（2008年3月まで）
2008年04月 京都大学大学院法学研究科法曹養成専攻入学（2011年3月まで）
2011年09月 司法試験合格／11月 司法研修所入所
2012年12月 第一東京弁護士会登録（新65期）
2013年01月 大塚製薬株式会社入社（2017年1月まで）
2017年02月 弁護士法人内田・鮫島法律事務所入所
2021年04月 鳥取大学客員教授に就任
2022年11月「法務部員が選ぶ弁護士ランキング」（週刊東洋経済）知的財産部門 第8位
※分かりやすい説明と整理された講演資料で、毎回高い評価を得ている。執筆・寄稿も多数。

日時・会場・受講料

●日時　2024年9月10日（火）　13:00-15:30
●会場　　会場での講義は行いません。
●受講料
　　【オンラインセミナー（見逃し視聴なし）】：1名31,900円(税込（消費税10％）、資料付)
　　＊1社2名以上同時申込の場合、1名につき20,900円

　　【オンラインセミナー（見逃し視聴あり）】：1名37,400円(税込（消費税10％）、資料付)
　　＊1社2名以上同時申込の場合、1名につき26,400円<

　　　　　 ＊学校法人割引；学生、教員のご参加は受講料50％割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。

　●録音・録画行為は固くお断り致します。

■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ　→

※配布資料等について

●配布資料はPDF等のデータで配布致します。ダウンロード方法等はメールでご案内致します。
・配布資料に関するご案内は、開催1週前～前日を目安にご連絡致します。
・準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
　（土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。）
・セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。

●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。（全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。）
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止致します。
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
req@*********（*********にはjohokiko.co.jpを入れてください）

セミナーポイント

○講師より／本セミナーのポイント
　現在、生成AIは、日常生活はもちろん、ビジネスの様々な場面にも入りこんでおり、非常に便利なツールになりつつあります。この生成AIについては、ほとんどのケースで「利用規約」と呼ばれるものが存在すると考えられます。本セミナーは、この利用規約という観点から、生成AIサービスの利用に関する注意点などについて説明させていただくものです。具体的には、生成AIを含めたAI全般と利用規約の基本的な事項を説明しつつ、生成AIの利用において生じ得る問題とその注意点、また、利用規約において確認すべきポイントなどについて、ご説明させていただきます。

○受講対象者は？
・生成AIが組み込まれた（あるいは組み込まれていると考えられる）サービスを利用している方、そのようなサービスの利用を検討している方
・生成AIを自己のサービスに組み込んで提供している方、そのようなサービスの提供を検討している方
・生成AIに関する契約を取り扱う契約担当者・知財担当者の方
・生成AI全般に興味をお持ちの方

○本セミナーで得られる知識／ノウハウなど
・生成AIを含めたAI全般に関する基礎的知識
・利用規約に関する基本的な基礎知識
・生成AIの利用における一般的注意事項
・生成AIに関連する知的財産権とその考え方
・生成AIにまつわる契約の特徴（特に利用規約の観点から）
・生成AIにまつわる契約レビューに際しての主なポイント・留意点・コツ

セミナー内容

１．はじめに：本セミナーで取り上げる事案
　あなたは、業務での利用目的で、生成AIに関するサービスを活用することを検討中です。しかし、いざ使おうとなると、色々な疑問がでてきました。
・サービスを使って生成された文章や画像は誰のものなのか？
・サービスを使用する際に入力する情報について、特に気にすることなく入力してよいのか？
・そもそも、自分とサービス提供者との間には、何か契約が成立しているのか？

２．生成AIを含めたAIに関する基礎知識
　2.1 そもそもAIとは：弁護士の視点から
　　2.1.1 強いAIと弱いAI
　　2.1.2 AI開発の流れ
　　2.1.3 機械学習と深層学習
　　2.1.4 特徴量とは
　　2.1.5 画像生成AIの仕組み
　2.2 AI開発の難しさ
　2.3 通常のシステム開発とAIソフトウェア開発の違い
　2.4 AIとデータの関係

３．利用規約に関する基礎知識
　3.1 そもそも利用規約とは？
　　3.1.1 必ず知っておくべき法律と契約の関係
　　3.1.2 どのような場合に利用規約に関する契約が成立するのか
　　3.1.3 民法が定める定型約款とは？
　　3.1.4 定型約款に関しておさえておくべき事項
　3.2 消費者契約法など、利用規約に関して民法以外に関連する法律
　3.3 実際の裁判例から利用規約について分析する

４．生成AIに関する知財
　4.1 生成AIが生み出す生成物は誰のものなのか？
　　4.1.1 最も注意すべき著作権に関する論点
　　　4.1.1.1 創作意図と創作的寄与とは何か？
　　　4.1.1.2 著作権確保のために必ずやっておくべき事項とは？
　　4.1.2 AIの生み出す発明は誰のものか？（特許の視点）
　4.2 知財の観点から必ず確認すべき利用規約のポイント

５．生成AIサービスを利用した場合に生じ得るその他の問題とその対処法
　5.1 生成AIサービスへの情報入力の段階で注意すべき事項
　　5.1.1 個人情報を入力してもよいのか？
　　5.1.2 会社の情報や取引先の情報を入力してもよいのか？
　　5.1.3 他人の著作物自体やそのタイトルなどを入力する場合はどうか？
　5.2 生成AIサービスから出力された情報の利用で注意すべき事項
　　5.2.1 もし、どこかで見たような画像が生成されてしまったら？
　　5.2.2 個人の氏名や他社の名称が含まれたものを利用する場合の法的リスク
　5.3 主なリスクを踏まえた上で確認すべき利用規約のポイント

＜質疑応答＞