モータシステム設計開発の基礎と実務ノウハウセミナー2025【全4回継続研修・野田 伸一氏】
よくあるお問合わせよくあるお問合せ リクエストリクエスト セミナー会場セミナー会場へのアクセス
セミナーのメニュー

化学・電気系 その他各分野
一覧へ→
  ヘルスケア系
一覧へ→
情報機構 技術書籍情報機構 技術書籍
技術書籍 一覧技術書籍 一覧
   <新刊書籍>
  ファインバブル
  化粧品法規制
電子書籍電子書籍
化学物質管理化学物質管理
通信教育講座通信教育講座
LMS(e-learning)LMS(e-learning)
セミナー収録DVDDVD
社内研修DVD
セミナー講師のコラムです。講師コラム
お申し込み・振込み要領お申込み・振込要領
案内登録案内登録
↑ ↑ ↑
新着セミナー、新刊図書情報をお届けします。

※リクエスト・お問合せ等
はこちら→



SSL GMOグローバルサインのサイトシール  





Zoom

モータ技術の第一人者モータの研究開発・設計歴48年以上の野田 伸一氏による講演
☆今回、モータシステムの設計開発における重要キーワード4つにフォーカスし、
 基礎から実務対応に至るまで、丁寧に分かりやすく解説いたします!
☆本講座では、単日/複数日/全日参加のご選択が可能となっております。

モータシステム設計開発の基礎と実務ノウハウ 2025年最新
~モータ開発・設計・解析・品質・試験・対策の実践~
【全4回継続研修】

第1回:「高性能モータを目指す!効率・トルク・軽量化そしてxEV時代への対応」
第2回:「モータの発熱対策と冷却・絶縁技術の最新動向」~設計の工夫で性能向上を実現~
第3回:「モータ騒音振動の基礎と対策」~低減5dBを目指して!実例を徹底解説~
第4回:「モータのトルクリップル現象を克服せよ!最新の振動・騒音対策と成功事例」

講師

株式会社 ワールドテック 講師
Nodaモータテック事務所 代表
工学博士
野田 伸一 氏

講師紹介

経歴
・1982年芝浦工業大学を卒業.
・2000年三重大学にて「モータの振動騒音」で工学博士を取得.
・(株)東芝にて
 モータ(産業、自動車、鉄道、エレベータ、家電など)の研究開発・設計・品質に従事(研究所の部長).
・2013年ニデック(株)(日本電産)モータ基礎研究所にて
 ブラシレスDCモータの研究開発、品質問題に従事(研究所の部門長).
・専門書5冊.特許58件、モータ関連査読論文55件、表彰歴(オーム技術賞など6件).
・2023年Nodaモータテック事務所を設立.
 技術顧問、セミナー講師、コンサルタント、専門書執筆に従事し、現在に至る.
モータ技術の第一人者、モータの研究開発・設計歴48年以上の経験を活かし、モータ技術顧問、セミナー講師、コンサルタント、専門書執筆など幅広く活動している。


専門および得意な分野・研究
・モータ技術(研究開発、モータ設計、生産技術、品質)
・振動・騒音工学、伝熱、流体、品質工学。


主な著書
・Q&Aによるモータ騒音・振動の基礎と対策全書(2025/04エヌ・ティー・エス)
・モータの騒音・振動と対策設計法(2014/3科学情報出版株式会社)
・モータの騒音・振動とその低減対策(2011/11エヌ・ティー・エス)


本テーマ関連学協会での活動
・IEEE(米国電気電子技術者協会)
・日本機械学会
・電気学会
・モータ技術シンポジウム

<その他関連セミナー>
自動車関係 一覧はこちら
日時・会場・受講料
第○回開催日シリーズテーマ
第1回2025年9月12日(金) 10:30-16:30「高性能モータを目指す!効率・トルク・軽量化そしてxEV時代への対応」
第2回2025年9月19日(金) 10:30-16:30「モータの発熱対策と冷却・絶縁技術の最新動向」
第3回2025年9月22日(月) 10:30-16:30「モータ騒音振動の基礎と対策」
第4回2025年9月29日(月) 10:30-16:30「モータのトルクリップル現象を克服せよ!最新の振動・騒音対策と成功事例」
*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みお願い致します。
 (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)


■受講料(税込(消費税10%)、資料付) *1名あたりの料金となります。
参加形態区分価格1社2名以上
同時申込
1講座の参加
 
1回、2回、3回、4回
  50,600
  39,600
2講座の参加1・2回、1・3回、2・3回
1・4回、2・4回、3・4回
  78,100  67,100
3講座の参加1・2・3回、1・2・4回
1・3・4回、2・3・4回
  99,000  88,000
全講座(4講座)の参加
 
1・2・3・4回
  116,600
  105,600
*日程変更等ございました場合は、ご容赦下さい。
*全4回申込の方へ(不測の事態により、全回開催出来ない場合、以下規定に基づき、返金致します。)
 全4回中、2回未満の実施の場合:75%返金
 全4回中、3回未満の実施の場合:50%返金
 全4回中、4回未満の実施の場合:25%返金

*準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みお願い致します。
 (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)

※見逃し配信「なし」「あり」どちらかをお選び下さい。
※参加形態(第○・○回参加)を申込備考覧に記載下さい。
※各回、別の方が受講いただくことも可能です。
※1社2名以上同時申込は、同時申込、同形態(講座数、参加日)でのお申込にのみ有効です

学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。

●録音・撮影行為は固くお断り致します。
●講義中のパソコン・携帯電話の使用はご遠慮下さい。


■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ →


※配布資料等について

●配布資料は、印刷物を郵送で1部送付致します。
・お申込の際にお受け取り可能な住所を必ずご記入ください。
・郵送の都合上、お申込みは4営業日前までを推奨します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
・それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、その場合、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございますことご了承ください。
・資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。


●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止致します。

オンラインセミナーご受講に関する各種案内(ご確認の上、お申込みください。)
・PC/タブレット/スマートフォン等、Zoomが使用できるデバイスをご用意ください。
・インターネット 回線速度の目安(推奨) 下り:20Mbps以上
・開催が近くなりましたら、Zoom入室URL、配布資料、当日の流れなどをメールでご連絡致します。開催前日(営業日)の12:00までにメールが届かない場合は必ず弊社までご一報ください。
・受講者側のVPN、セキュリティ設定、通信帯域等のネットワーク環境ならびに使用デバイスの不具合については弊社では対応致しかねますので予めご了承ください。

Zoom
Zoom使用に関する注意事項(クリックして展開)
・公式サイトから必ず事前のテストミーティングをお試しください。
 → 確認はこちら
 →Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomで音声が聞こえない、
  カメラ・マイクが使えない等の事象が起きる可能性がございます。
  お手数ですが、これらのアプリは閉じた状態にてZoomにご参加ください。
 →音声が聞こえない場合の対処例

・Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
 →参加方法はこちら
 →一部のブラウザは音声が聞こえない等の不具合が起きる可能性があります。
  対応ブラウザをご確認の上、必ず事前のテストミーティング をお願いします。
  (iOSやAndroidOS ご利用の場合は、アプリインストールが必須となります)


プログラム

●9月12日(金) 10:30~16:30●
「高性能モータを目指す!効率・トルク・軽量化そしてxEV時代への対応」

講座のポイント
 カーボンニュートラルの実現に向け、モータ技術にはこれまでにない革新が求められています。本セミナーでは、高効率化・最適トルク設計・小型軽量化・xEV自動車対応 のポイントを分かりやすく解説します。初心者から中堅技術者まで、業務に役立つ実践的なノウハウを習得できる貴重な機会です。
 ・現場で直面する6つの重要課題を分析し、解決策を提案
 ・モータシステムの効率向上と最適化を支える「システム連携の要点」
 ・基礎から応用まで幅広くカバーし、すぐに業務へ活かせる知識を習得
 xEV自動車・産業機械・家電など、多様な業界で活かせるモータ技術を網羅しています。「初めてモータを扱う方」から「最新技術を深く学びたい方」まで、専門知識と応用力を高める場をご提供します。


受講後、習得できること
・モータ技術の基礎から最新動向までの理解:回転原理、xEV時代の最新技術
・設計・最適化の実践力:高効率・高トルク、小型軽量化の設計ポイントを習得
・品質管理とトラブルシューティングのノウハウ:実際の事例を通じたリスク管理と問題解決手法
・インバータ駆動の理解と対策:トラブル要因を把握し、適切な解決策を講じる力
・業界横断的な応用力:自動車・産業・家電など、多様な業界で活用できるモータ技術


本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・国際規格(ISO・IEC):モータの設計・安全性・効率に関する国際標準規格。
・日本国内の規制(JIS・省エネ法):モータの効率基準と環境負荷低減指針
・EU規制(CEマーキング・エコデザイン規則):効率クラスIE2以上
・カーボンニュートラル関連指針:日本電機工業会(JEMA)省エネ・環境負荷低減


講演中のキーワード
・高効率モータ(省エネ・IE規格・効率向上など)
・xEVモータ技術(電動車・EV・PHEV・脱レアアース)
・ブラシレスDCモータ(設計・トルク最適化・制御技術)
・モータの振動・騒音対策(コギング・トルクリップル・低ノイズ化)
・インバータ駆動の課題と解決策(PWM制御・絶縁劣化・高周波トラブル)


講演プログラム
1. モータ技術の基礎と最新動向
 1.1 モータ構造とトルク生成の基本メカニズム
 1.2 xEVモータの最新トレンドと脱レアアース技術の可能性
 1.3 巻線・絶縁処理・鉄心圧入の製造プロセスをビデオで解説

2. 各種モータの動作原理と設計最適化
 2.1 ブラシレスDCモータの高効率・高トルク化技術
 2.2 ステッピングモータのパルス駆動の仕組みと応用
 2.3 脱レアアースモータ(SRM & SynRM)の開発動向

3. 絶縁・巻線技術の強化とインバータ駆動の課題解決
 3.1 絶縁劣化を防ぐ設計ポイントと長寿命化のアプローチ
 3.2 インバータ駆動時のトラブル事例と解決策

4. 軸受の長寿命化と騒音対策
 4.1 高負荷環境での耐久性向上技術
 4.2 振動・騒音問題の原因と解決策

5. 品質管理とリスクマネジメント
 5.1 品質基準確立に向けたKPI導入とチェック体制
 5.2 試験プロセスの評価手法の構築

6. 実践的トラブルシューティング
 6.1 故障モード影響解析(FMEA)とFTA分析の手法
 6.2 リアルな現場のトラブル事例から学ぶ解決策



●9月19日(金) 10:30~16:30●
「モータの発熱対策と冷却・絶縁技術の最新動向」~設計の工夫で性能向上を実現~

講座のポイント
 モータ技術は家電や産業機器、xEV自動車など幅広い分野で活用されており、性能向上には温度管理が重要です。発熱が部品劣化や故障の原因となるため、効率的な冷却と絶縁技術の活用が求められます。
 本セミナーでは、「発熱量×熱抵抗=温度」の原則に基づき、発熱の抑制、冷却性の向上、適切な絶縁処理を解説します。モータ設計の課題を解決するための実践的な手法を紹介します。48年の設計・開発経験を持つ講師が、実務に役立つ知識を事例とともに分かりやすく講義。初心者からベテラン技術者まで、温度管理の理解を深め、モータ性能を最大化するための学びの場を提供します。モータ技術に関わるすべての方におすすめのセミナーです。


受講後、習得できること
・モータの温度管理:発熱のメカニズムを理解し、効率的な冷却設計を行う技術
・発熱要因の分析:鉄損・銅損・機械損の評価と低減手法の習得
・冷却技術の活用:空冷・水冷・油冷などの最適な冷却方式の選定
・絶縁技術の理解:高耐電圧設計と絶縁材料の適用方法
・熱流体シミュレーション:温度・流体解析を活用した放熱設計の実践
・騒音低減設計:ファン騒音の発生メカニズムを理解し、低減する設計技術


本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・IEC 60034シリーズ(国際規格):モータの特性、保護等級、効率などを定める
・JIS C 4220:2020(日本産業規格):小形交流電動機の安全性に関する規格
・トップランナー規制(省エネ法)(日本):効率向上を目的とした省エネ基準
・CEマーキング(EU指令):低電圧指令、EMC指令、機械指令などが適用
・エコデザイン規則(EU 2024/1781):モータの効率基準
・NEMA規格(米国):モータの設計・性能基準を定める規格、IE3基準


講演中のキーワード
・モータの冷却技術
・モータの発熱対策
・xEVモータの温度管理
・モータの絶縁技術
・熱流体シミュレーション解析
・高効率モータ設計


講演プログラム
1. モータの基礎原理
 1.1 モータの動作原理と温度特性—トルク・出力との関係
 1.2 小型・軽量化、高効率化を実現するための温度特性の理解
 1.3 温度管理の重要性—モータ性能と耐久性への影響

2. モータの発熱量と要因
 2.1 モータの発熱メカニズムの概要
 2.2 主な発熱源と損失(鉄損:ヒステリシス損・渦電流損、銅損、機械損)の計算方法
 2.3 製造工程における鉄損の影響(ビルディングファクター)と磁石の渦電流損失

3. モータ耐熱材料と構成
 3.1 モータの構成と冷却設計—コイルの耐熱材料の選定
 3.2 xEVモータの高耐電圧化と平角線の活用
 3.3 産業用モータの丸線構造と絶縁材料(絶縁紙の特徴)
 3.4 絶縁処理技術—ワニス処理・コーティング・樹脂モールド

4. モータ冷却技術(熱抵抗の改善)
 4.1 モータの冷却方式(開放形、密閉型、全閉外扇形、水冷、油滴下方式など)
 4.2 モータの熱抵抗計算—スロット内コイル・鉄心・ヨーク・フレームの熱経路
 4.3 フレームおよび冷却フィンの熱伝達率と風量の関係—流れの可視化技術
 4.4 通風量・静圧特性に基づく冷却ファン設計
 4.5 冷却ファンの騒音発生メカニズムと対策—発生周波数の特性

5. モータ製品開発への熱・流体・温度シミュレーション適用と事例
 5.1 IPMモータ・アウターロータモータの冷却改善事例
 5.2 新方式の回転放熱円盤を搭載したモータ開発と熱流体シミュレーション解析
 5.3 回転バランス・風量を維持しつつ騒音を低減する不等配ピッチファン設計
 5.4 外扇ファンを不要とした新冷却方式の密閉モータ開発事例



●9月22日(月) 10:30~16:30●
「モータ騒音振動の基礎と対策」~低減5dBを目指して!実例を徹底解説~

講座のポイント
 モータは、家電から産業、そして近年の電気自動車(xEV)に至るまで、私たちの生活と産業を支える不可欠な存在です。技術革新により、小型・軽量・高効率化が進む一方で、振動や騒音の問題は依然として重要な課題です。
 本セミナーでは、モータ騒音の発生メカニズムを理論・解析・実験結果に基づいて深く掘り下げ、実務に役立つ低減対策を詳しく解説します。騒音の要因を明確にし、体系的な対策を整理することで、設計・開発における最適なアプローチを見つけることができます。
 初心者から実務者まで幅広く理解できるよう、実際の事例を交えて分かりやすく説明します。モータ騒音の課題解決に取り組む皆様にとって有益な学びとなるよう努めますので、ぜひ積極的にご参加ください。


受講後、習得できること
・モータの振動・騒音の基本原理とメカニズムの理解
・電磁騒音や機械的振動の解析手法の習得
・現場で実践できる騒音低減策の理解
・ファン騒音や軸受音の制御技術の活用、対策を講じるための知識
・最新の騒音制御技術と騒音対策の最新トレンドを理解


本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・振動規制法:特定施設の振動レベルに関する基準
・騒音規制法:産業機器や建設作業による騒音を規制、騒音の測定方法や基準
・ISO 1683:2008(音響 – 振動・騒音の測定基準):国際規格
・JIS B 0906(機械振動の測定方法):日本工業規格(JIS)に基づく振動測定
・環境省のガイドライン:産業機器の騒音・振動に関する規制や対策


講演中のキーワード
・モータ騒音対策
・電磁騒音の原因
・電磁力と固有振動数
・共振条件と低減手法
・ファン騒音評価


講演プログラム
1. モータの振動・騒音の基礎知識
 1.1 振動・騒音の基本原理
 1.2 周波数分析とスペクトル解析
 1.3 共振とは?固有振動数と振動モード
 1.4 小型・軽量化による騒音の影響
 1.5 騒音発生メカニズムの理解

2. モータの固有振動数の解析
 2.1 ステータ鉄心の固有振動数の算出方法
 2.2 ロータの固有振動数と影響要因
 2.3 集中巻と分布巻のステータ鉄心の固有振動数特性の比較

3. 電磁騒音の原因と対策
 3.1 電磁騒音の発生要因と特徴
 3.2 電磁力モードと固有振動モードの関係
 3.3 製造工程におけるロータの動的偏心の影響
 3.4 ロータスキューの役割と騒音抑制効果

4. ファン騒音の発生と制御
 4.1 ファン騒音の種類と発生メカニズム
 4.2 騒音レベルと周波数特性
 4.3 共鳴周波数とその対策
 4.4 実測データを基にした騒音評価

5. 機械的要因によるモータ振動・騒音
 5.1 軸受音の発生メカニズムと騒音の特徴
 5.2 振動低減事例:ロータバランスの2面修正法
 5.3 実際の事例を交えた低減方法の紹介

6. Q&A事例紹介
 6.1 電磁騒音の要因とは?インバータキャリア音の要因は?
 6.2 集中巻線と分布巻線の騒音の違い
 6.3 実務に役立つその他の騒音低減策



●9月29日(月) 10:30~16:30●
「モータのトルクリップル現象を克服せよ!最新の振動・騒音対策と成功事例」

講座のポイント
 モータは、家電、産業、工作機械、そして今注目のxEV電気自動車まで、幅広い分野で活用されています。小型・軽量で高効率なモータの開発が進む中、永久磁石モータの採用により高出力密度の向上が実現しました。しかし、こうした技術革新の一方で、振動・騒音の問題が深刻化。その要因の一つとして「トルクリップル(トルク脈動)」が挙げられます。
 本セミナーでは、トルクリップルの発生メカニズムを理解し、効果的な対策を学ぶことを目的としています。トルクリップルに関する知識を深め、実際の設計・開発に活かしたい方、振動・騒音問題に課題を抱える技術者の皆様にとって、必見の内容です。


受講後、習得できること
・トルクリップルの発生メカニズムの理解
・トルク特性の測定と評価方法の習得
・構造・製造・制御によるトルクリップル低減策の理解と活用
・実機における騒音・振動問題の解決手順の確立
・最新の成功事例を活かした実務への応用


本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・IEC 60034シリーズ(国際電気標準会議):振動や騒音に関する基準
・ISO 10816シリーズ(国際標準化機構):機械の振動評価に関する規格
・JIS C 4004(日本工業規格):日本国内のモータに関する規格
・EU 指令(2009/125/EC)エコデザイン規則:モータのエネルギー効率や環境負荷低減
・環境省「騒音規制法」:産業機械や設備の騒音に関する規制


講演中のキーワード
・トルクリップル
・モータの振動・騒音対策
・製造バラツキ・磁石材料・コギングトルクの影響、
・永久磁石モータの設計
・モータ制御によるトルクリップル低減


講演プログラム
1. トルクリップルの発生メカニズム
 1.1 モータの騒音・振動の要因と電磁振動の種類
 1.2 コギング&トルクリップルの概要と発生要因
 1.3 数式モデルによる発生周波数の解析

2. トルク特性の測定・評価
 2.1 トルク測定の基本原理と実測データの分析
 2.2 コギングトルク&トルクリップルの測定課題と評価方法
 2.3 主要な発生周波数の把握と対策の方向性

3. コギングトルク&トルクリップルの低減策(12要因の対策事例)
 3.1 構造設計:極とスロットの組み合わせ・ロータ形状・磁石配置など
 3.2 製造技術:製造誤差の影響、巻線方法、材料の選定など
 3.3 制御手法:モータ制御による低減、デッドタイムの調整、スイッチング周波数の最適化

4. 実機でのトルクリップル低減事例
 4.1 精密モータドライブシステムにおけるトルクリップル低減の実践
 4.2 エアコン室外送風機におけるコギングトルク騒音の発生と対策
 4.3 軸ねじり共振とトルクリップルの関係

5. Q&Aと実際の課題解決事例
 5.1 トルクリップル低減のために最も重要なポイントとは?
 5.2 モータドライブシステムの騒音問題を解決するための具体的な手順

セミナー番号:AQ250960

top

会社概要 プライバシーポリシー 特定商取引法に基づく表記 商標について リクルート
Copyright ©2011 技術セミナー・技術書籍の情報機構 All Rights Reserved.