核融合(フュージョン)発電技術セミナー:2024年11月25日東京開催 講師 岡野 邦彦 氏
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会場開催

今、世界中が注目している核融合(フュージョン)発電。
カーボンニュートラル実現のカギとなる「夢のエネルギー」の本当の現状と可能性を解説!

核融合(フュージョン)研究はどこまで来たか

~本当の現状と将来展望を解説~

<会場開催セミナー>

講師

株式会社ODAC 取締役 工学博士 岡野 邦彦 氏
(元 慶應義塾大学教授)

* 希望者は講師との名刺交換が可能です

<その他関連セミナー>
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日時・会場・受講料

●日時 2024年11月25日(月) 10:30-16:30 ※途中、お昼休みと小休憩を挟みます。
●会場 [東京・京急蒲田]大田区産業プラザ(PiO)6階C会議室 →「セミナー会場へのアクセス」
●受講料 1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
  ※会場での昼食の提供サービスは中止しております。
  *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。

 ●録音・撮影行為は固くお断り致します。
 ●講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
 ●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
  場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。
  *PC実習講座を除きます。


■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ →

会場開催
会場で開催する対面セミナーです。
・東京都内の会場を中心に開催しております。詳細は各セミナーページの案内をご参照ください。
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する 弊社の対応はこちら
・セミナー費用等について、当日会場での現金支払はできません。
・昼食の提供もございませんので、各自ご用意頂ければと存じます。

セミナーポイント

■はじめに
50万キロワットの連続出力をめざす核融合実験炉イーター(ITER)が日欧米露中韓印の国際協力でフランスに建設中です。一方、米英等のベンチャー企業が10年以内に小型核融合炉を実用化などのニュースもマスコミをにぎわせ、戸惑ってしまうかもしれません。レビューを経た研究成果が基盤にある発表と、部分的な成功の将来展開を楽観的に拡張したマスコミ向け発表が、区分けなくそのまま報道されるために混乱が起きています。これは報道のせいではなく注目度を狙った発表をする側の責任です。本講座では、核融合炉設計の専門家として40年以上にわたり活躍し、日本の開発戦略にも関与してきた講演者が、核融合開発の本当の現状と将来の見通しについて、わかりやすくお話しします。また、過去のイノベーションの歴史,今後に期待されているイノベーションなどもご紹介します。本年7月に計画変更が発表になったITER計画の今後の進展予定についても最新情報をご紹介します.なお、名称変更の政府発表(2023年6月8日)に沿い、「核融合」は原則として「フュージョン」と表記する予定です。

■想定される主な受講対象者
核融合エネルギー開発に広く興味を持たれる方はもちろんですが、事業として核融合エネルギーの分野に参入できないかとお考えの企業の皆様にもぜひ聞いていただきたいと思います。

■必要な予備知識
基礎からに説明いたしますので、事前の予備知識は前提としませんが、講演者の関連著作に「核融合エネルギーのきほん」(誠文堂新光社、2023年第3刷)があります。

■本セミナーに参加して修得できること
核融合の原理、核融合研究の現状、核融合炉の構造、核融合炉の要素技術

セミナー内容

1. フュージョン炉の基本

 1) フュージョンエネルギーとは
 2) 一億度を閉じ込める方法(磁場とレーザー)
 3) 過去の開発史と日本の試験装置JT-60SA
 4) 国際協力で建設が進む実験炉ITER 出力50万kW
 5) ITERの性能は今でいう「機械学習」で予測した
 6) フュージョン炉の主な要素技術
 7) 実用化に向けた開発計画とコスト
 8) 色々なフュージョン反応

2. よくある疑問と回答

 1) 水爆のように爆発しないのか
 2) 福島事故のようにならないのか
 3) 放射性廃棄物で破綻しないのか
 4) 1億度なのにお湯を沸かして発電するのか

3. 磁場方式フュージョン炉

 1) 閉じ込め磁場の構成(トカマク型・ヘリカル型,他)
 2) 一億度への加熱と電流の駆動
 3) 日欧の成功と米の挫折
 4) プラズマ性能の制約条件

4. 未来エネルギーとしての資質

 1) 燃料資源はどこに
 2) 燃料増殖 リチウムから三重水素を作る
 3) 最初に三重水素がなくても起動可能
 4) 安全性と潜在的ハザード比較

5. ITER計画

 1) ITER計画の進捗と予定(2024年7月の計画変更を含む)
 2) 実験炉ITERの概要
 3) ITERの目標と達成の見通し

6. イノベーションの歴史と期待

 1) プラズマ(自己駆動電流、自己加熱燃焼)
 2) 超伝導コイル(製作技術、電磁力支持材、絶縁材、超伝導材)
 3) ダイバータ(排熱、耐熱、耐久)
 4) ブランケット(構造、増殖材、増倍材)
 5) 遠隔保守技術(小分けで抜く、横に抜く、上に抜く)

7. 磁場フュージョン炉の概念設計例

 1) ITERで発電したら正味電力は出るか
 2) フュージョン炉の設計例
 3) 建設コストと発電コストの予測分析

8. 慣性(レーザー)方式フュージョン

 1) レーザーフュージョンの原理と特長
 2) 米国におけるレーザー方式の進展
 3) 日本の発明 高速点火法
 4) レーザー炉の概念設計例
 5) レーザー炉特有の技術課題

9. 10年後に実用化って本当なのか

 1) 米英ベンチャーの小型炉案 棚上げされた課題はなにか
 2) 先進燃料フュージョン炉 実現には高いハードルがある

10. 実用化に向けた核融合開発計画

 1) 日本の開発ロードマップ
 2) 海外の開発計画

11. おわりに

 1) 日本こそフュージョン炉が必要な国


講師紹介

【略歴】
東京大学工学部原子力工学科卒、同大学院博士課程修了。(株)東芝 研究開発センター、(財)電力中央研究所での核融合研究開発を経て、2011年から日欧協力で設立された国際核融合エネルギー研究センター副事業長・原型炉設計活動リーダー、2013年から慶應義塾大学理工学部特任教授、2017年慶應義塾大学理工学部機械工学科教授。教授退職後は同大学AI・高度プログラミングコンソーシアム上席コーディネータ。2022年より同大学訪問教授。株式会社ODAC取締役。現在に至る。

【専門】
プラズマ物理学/核融合炉設計工学/環境・エネルギー学

【本テーマ関連学協会での活動】
<主な関連学会等での活動>
1999~2002:電気学会 原子力技術委員会核融合炉総合システム調査専門委員会 委員長
2002~2006:プラズマ・核融合学会理事
2002~2020:核融合エネルギーフォーラム調整委員会委員、実用化戦略クラスター世話人
2007~2009:ITER・BA技術推進委員会ロードマップ等検討作業グループ主査
<主な政府関連委員会等での活動>
1998~2000:内閣府 原子力委員会 核融合会議開発戦略検討分科会委員
2003~2003:内閣府 原子力委員会 核融合研究開発基本問題検討会専門委員
2011~2015:文部科学省 科学技術・学術審議会原子研究開発委員会核融合作業部会委員
2015~2021:文部科学省 科学技術・学術審議会核融合科学技術委員会委員
2015~2021:文部科学省 同上、原型炉開発総合戦略タスクフォース主査

セミナー番号:AC2411A3

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