無機有機ハイブリッド樹脂 セミナー(2025年1月)―様々な特性を両立させるコーティングのために
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会場開催

★トレードオフの関係にある要求特性を両立させるコーティングのために!
 応用・活用に向けた各種樹脂の合成および機能設計の考え方とその詳細について解説!

無機-有機ハイブリッド樹脂

・ハードコート
開発機能設計

―新たな機能性付与と応用展開に向けて―

<会場開催セミナー>

講師

元 アトミクス(株)  佐熊 憲和 氏

* 希望者は講師との名刺交換が可能です

講師ご経歴:

 1979.3 宇都宮大学工学部環境科学科卒業
 1981.3 宇都宮大学工学部工学研究科修了
 1981.4 同大大学院研究生
 1982.3 アトム化学塗料株式会社(のちのアトミクス株式会社) 入社
  塗料の研究
  塗料用合成樹脂の開発
  塗料用原材料の調査・研究
  無機有機ハイブリッドの研究
   ポリマーのシリル化研究(ハイブリッド基礎)
   複合架橋型ハイブリッドの研究
   熱硬化型ゾルゲルハードコートの開発
   水性ハイブリッド樹脂の開発
   無溶剤型ハイブリッド樹脂の開発
   UV硬化型ハイブリッドハード樹脂の研究
   UV硬化型機能性ハイブリッドハードコートの開発
 2016.4 アトミクス株式会社 退職
 2016.6 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター 入社 現在に至る

日時・会場・受講料

●日時 2025年1月20日(月) 10:30-16:30 ※途中、お昼休みと小休憩を挟みます。
●会場 [東京・大井町]きゅりあん5階第3講習室 →「セミナー会場へのアクセス」
●受講料 1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
  ※会場での昼食の提供サービスは中止しております。
  *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。

 ●録音・撮影行為は固くお断り致します。
 ●講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
 ●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
  場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。
  *PC実習講座を除きます。


■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ →

会場開催
会場で開催する対面セミナーです。
・東京都内の会場を中心に開催しております。詳細は各セミナーページの案内をご参照ください。
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する 弊社の対応はこちら
・セミナー費用等について、当日会場での現金支払はできません。
・昼食の提供もございませんので、各自ご用意頂ければと存じます。

セミナーポイント

○講師の言葉:
 コーティング膜の特性の70%以上は使用される樹脂によって決定すると言われている。
 無機高分子と有機高分子とを比較すると一般論ではあるが、硬さ、耐熱性、衝撃性、密度、耐候性、柔軟性、耐酸化性、合成の容易さなどを比較すると、真逆の位置にある。 塗料を設計する際、この真逆の要素を要求されるケースが少なくない。
 例えば、硬質で高可撓性、架橋密度と柔軟性、耐熱性と熱成型性、低温特性と高温物性。即ち、無機特性と有機特性を1つの系中に存在させることができれば、当該相反するパラドックスを少しでも緩和することができるのである。
 以上の観点から、無機高分子と有機高分子という相反する特性を有する樹脂をカップリング剤という相溶化剤(相反応化剤)を駆使して、共有結合型のハイブリッド樹脂とすることにより、種々の要求性能に対応するコーティングとすることができるのである。
 今回は、総論としてハイブリッドの基礎から、ハイブリッド樹脂合成、ハイブリッド型ハードコートの設計および、各論として種々のハイブリッド樹脂の詳細、最後にその応用展開を通して、無機-有機ハイブリッドの開発・活用における機能設計の考え方を紹介していく。

○受講対象:
 ・コーテイング用樹脂材料の合成・開発に従事する方
 ・現在ご使用のコーティング用樹脂材料の性能向上・改良等をお考えの方

○受講後、習得できること:
 ・コーティング用無機-有機ハイブリッド樹脂の合成・設計等の基礎知識
 ・ハイブリッド化技術によるコーティング用樹脂への機能性付与手法(様々なハイブリッド樹脂の特徴および、要求性能に対応する樹脂設計の考え方)
 ・ハイブリッド型ハードコートの各種用途・応用展開
 など

セミナー内容

1. 無機-有機ハイブリッドの基礎知識
 1-1 コーティング用樹脂の歴史
 1-2 無機ポリマーとは
 1-3 ハイブリッドの考え方
 1-4 ゾルゲル法とハイブリッド樹脂設計

  1-4-1 ゾルゲル法
  1-4-2 無機-有機ハイブリッド樹脂の合成方法
  1-4-3 粒子ハイブリッド

2.ハイブリッド型ハードコートの設計
 2-1 ハードコートとは
 2-2 ハードコートの変遷
 2-3 物質の表面硬度とは
 2-4 表面硬度と耐擦傷性
 2-5 ハイブリッドとブレンド
 2-6 自己治癒型とハードコート
 2-7 粒子ハイブリッドハードコート
 2-8 疎水性ゾルゲル法と親水性ゾルゲル法
 2-9 見える傷と見えない傷
 2-10 もっと硬く、さらに硬くNr理論

3.無機-有機ハイブリッド樹脂各論
 ―様々な樹脂および架橋剤など―

 3-1 アクリルシリコーン複合架橋型

  3-1-1 さまざまな側鎖架橋型アクリル樹脂(酸化硬化、メラミン架橋、ウレタン架橋、その他)
  3-1-2 マイケル付加反応型アクリル樹脂
  3-1-3 無機-有機複合架橋型アクリル樹脂
 3-2 アクリルテンプレート高分子量ポリシロキサン樹脂
  3-2-1 ゾルゲルポリマーの高分子量化
  3-2-2 新規なハイブリッド型ポリシロキサン樹脂の開発
 3-3 ハイブリッドゾルゲルシリケート
  3-3-1 常温硬化型ハイブリッドシリケート樹脂
  3-3-2 熱硬化型ハイブリッドシリケートハードコート
  3-3-3 さまざまな機能性ハードコート
 3-4 水性シリカ-シラン-ウレタンハイブリッド樹脂
  3-4-1 水性無機-有機ハイブリッドの考え方
  3-4-2 水性シリカ-シラン-ウレタン(SSU)ハイブリッドシステム
  3-4-3 SSU塗膜のキャラクタリゼーション
 3-5 無機-有機ハイブリッド型水性架橋剤(HCL)
  3-5-1 HCLの開発コンセプト
  3-5-2 シランカップリング剤法HCL
  3-5-3 ユニットウレア型HCLの合成
  3-5-4 HCL塗膜のキャラクタリゼーション
 3-6 無機-有機ハイブリッド型エポキシ硬化剤
 3-7 無機-有機ハイブリッド型紫外線吸収剤
 3-8 UV硬化型無機-有機ハイブリッドハードコート

  3-8-1 ハイブリッドUV硬化システム
  3-8-2 無機-有機複合UV架橋システム

4.UV硬化型機能性ハードコートの機能設計とその応用
 4-1 ハイブリッドUVハードコートの設計
 4-2 ハードコートの高機能化

  4-2-1 デュアルキュアー型ハードコート
  4-2-2 防汚型ハードコート
  4-2-3 UV吸収性ハードコート
  4-2-4 熱線遮蔽性ハードコート
  4-2-5 低熱膨張型ハードコート
 4-3 フィルム成型用ハードコート
  4-3-1 3次元フィルム成型加工方法
  4-3-2 金型内フィルム加飾成型システム
  4-3-3 アフターキュア型無機-有機ハイブリッドハードコートの設計

5.無機-有機ハイブリッド材料の考え方とまとめ

  <質疑応答>

セミナー番号:AC2501L5

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