ファインバブル有機合成 セミナー 研究事例 社会実装 3月11日東京
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会場開催

・ファインバブル合成:最新データとともに解説

ファインバブルの基本特性と

有機合成への適用研究事例・社会実装への展望


<東京会場セミナー>

講師

静岡大学 グリーン科学技術研究所 教授
 兼 (株)Bubble & Flow (静大発ベンチャー) 技術取締役 博士(工学) 間瀬 暢之 氏

* 希望者は講師との名刺交換が可能です

日時・会場・受講料

●日時 2025年3月11日(火) 12:30-16:30 ※途中、小休憩を挟みます。
●会場 [東京・大井町]きゅりあん5階第3講習室 →「セミナー会場へのアクセス」
●受講料 1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
      *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。

 ●録音・撮影行為は固くお断り致します。
 ●講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
 ●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
  場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。
  *PC実習講座を除きます。


■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ →

会場開催
会場で開催する対面セミナーです。
・東京都内の会場を中心に開催しております。詳細は各セミナーページの案内をご参照ください。
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する 弊社の対応はこちら
・セミナー費用等について、当日会場での現金支払はできません。
・昼食の提供もございませんので、各自ご用意頂ければと存じます。

セミナーポイント

○講師より
 ファインバブル(FB)とは直径が100μm以下の気泡の混合状態であり、通常のmm~cmの気泡とは異なる性質があります。現在では直径が1~100μm(微生物~細胞~卵子の大きさ)の気泡を「マイクロバブル(MB)」、直径が1μm未満(DNA~ウィルス~微生物の大きさ)の気泡を「ウルトラファインバブル(UFB)」と呼ぶことで統一されています。これまで流体力学、環境工学、農学、水産学、医療などの分野で発展しており、有機合成化学に用いた例は2010年までありませんでした。
 なぜファインバブルに着目したのか? 本当に有機合成に活用できるのだろうか? 研究室レベルだけでなく工業レベルにまで応用できるのだろうか? などの疑問に対し、静岡発の気相が関与する環境調和型多相系有機合成プロセスを開発した経緯について最新データとともに紹介します。また、社会実装に向けての最近の動向についてもご紹介いたします。
 今回は会場セミナーとしています。対面ならではのディスカッション・個別的な質問・相談にも、時間の許す限り応じるようにします。

○受講対象
 各企業・研究機関の技術者・研究・開発者・実務担当者
 ファインバブル等の新たな手法を活用することで自社技術のブラッシュアップ、低コスト化、ブレイクスルーを検討している方
 ファインケミカルズ、特殊・汎用化成品メーカーの方
 ファインバブル装置メーカー、ユーザーの方
 プラントメーカーの方

○受講することで得られる知識/ノウハウ
 ファインバブルの性質(有機溶媒中の挙動も含む)
 ファインバブル発生装置の基本的な仕組みと運用上の留意点
 気相が関与する多相系反応へのファインバブルの活用
 空気酸化反応、水素添加反応、過酸化水素合成、光酸化反応、フロー反応などへの応用
 ファインバブル合成の社会実装に対する現状と展望

▽好評の声、続々!(過去の同講師セミナー受講者アンケートより)
「非常に有意義でした。ありがとうございました」(化学・研究)
「バブルの溶解原理が特に面白かった。今後ともお世話になります」(研究)
「分かり易い講義でした」(プロセス・生産技術)
「接触水素化反応・水添反応が興味深かった」(ライフサイエンス)
「全般的に興味深く拝聴させて頂きました」(化学・プロセス開発)
「有益な内容でした。特にナノバブルの定量化の話題が面白かったです」(新規事業開発)
「有機合成への応用の実際を知りたくて参加。大変有意義でした」(技術研究・調査)
「これからもご相談させていただきたいと思います」(反応・合成)

セミナー内容

1. はじめに:ファインバブルを理解するための相の基礎知識
 1.1. 反応の分類(多相系反応)
 1.2. 気相-液相、気相-液相-固相反応、気相-液相-液相反応

2. ファインバブルの基礎と有機合成用ファインバブル発生装置
 2.1. ファインバブルの性質(上昇速度、自己加圧効果、バブルの溶解原理など)
 2.2. ファインバブルの発生方式
  2.2.1 気泡径、サイズ分布、数の制御方法
 2.3. ファインバブルの一般的利用例
    (洗浄・水産・医療・水耕栽培/気体別ファインバブルの利用例)
 2.4. 有機合成用ファインバブル発生装置
  2.4.1. 有機合成に対応可能なファインバブル発生装置の例
 2.5. ファイルバブル技術の標準化動向

3. ファインバブル手法によるアルコールの酸化反応
 3.1. 一般的な空気酸化反応
 3.2. TEMPO触媒系空気酸化反応
 3.3. メタルフリー空気酸化反応

4. ファインバブル手法による接触水素化(水添反応の実例)
 4.1. 接触水素化の工業的な利用(高反応性、プロセスの簡略化)
 4.2. アルケン・アルキンの接触水素化
 4.3. 芳香族ニトロ化合物の接触水素化
 4.4. 芳香族の接触水素化

5. ファインバブル手法による過酸化水素合成
 5.1. 過酸化水素の工業的製法
 5.2. アントラキノン法によるワンポット過酸化水素合成
 5.3. 合成した過酸化水素水の直接的利用

6. ファインバブルの効果
 6.1. ファインバブル効果の実証(存在の確認と物性測定)
 6.2. 有機溶媒中における溶存酸素飽和率(水との違い)
 6.3. ファインバブルの計測・測定技術(サイズ・発生量)
 6.4. 固体触媒上でのガストンネル効果
 6.5. ファインバブルによる触媒毒抑制効果

7. ファインバブル手法による光酸化反応
 7.1. 一重項O2によるスルフィドの酸化反応
 7.2. 一重項O2によるイミンの酸化的脱水素化ホモカップリング
 7.3. 一重項O2によるγ-Terpineneの酸化的芳香族化

8. ファインバブル手法の最新の成果
 8.1. オゾン酸化への適用
 8.2. ファインバブルフロー合成の研究事例
 8.3. ファインバブル含有燃料への展開
 8.4. さらなる展開

9. おわりに:ファインバブル手法の将来展望
 9.1. ファインバブル手法の立ち位置
  9.1.1. 既存のバッチプロセスとの比較・優位性
  9.1.2. マイクロフローリアクターとファインバブル手法(気相―液相反応)
  9.1.3. 見込まれる成果 ―グリーン製造化学プロセスの確立―
 9.2. 関連する特許について
 9.3. 本技術の優位性整理・用途展開・可能性

<質疑応答・名刺交換・個別相談> ※時間の許す限り。

セミナー番号:AC250302

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