基本的な粒子に関わる物理化学的知識や一般的な分析方法など、
1日で学び直してみませんか?
≪初学者と実務で分析に困られている方向け≫
粒子とその分析法を
短期集中で学ぶ
~電池・電子材料、塗料・インク、ポリマー、食品、化粧品、医薬品など
粒子分散や粒子分析法の特徴を知り、弊社独自の磁気泳動法による分散や細胞評価を重点解説~
<Zoomによるオンラインセミナー:見逃し視聴あり>
講師
株式会社カワノラボ 代表取締役 博士(理学) 河野 誠 氏
日時・会場・受講料
●日時 2025年5月19日(月) 10:30-16:30
●会場 会場での講義は行いません。
●受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。
●録音・録画行為は固くお断り致します。
■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ →
※配布資料等について
●配布資料はPDF等のデータで配布致します。ダウンロード方法等はメールでご案内致します。
・配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡致します。
・準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
・セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。
●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止致します。
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)
オンラインセミナーご受講に関する各種案内(ご確認の上、お申込みください。)
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申込み時に(見逃し視聴あり)を選択された方は、見逃し視聴が可能です。
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・見逃し視聴ありでお申込み頂いた方は、セミナーの録画動画を一定期間視聴可能です。
・セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
・原則、遅くとも開催4営業日後までに録画動画の配信を開始します(一部、編集加工します)。
・視聴期間はセミナー開催日から4営業日後を起点に1週間となります。
ex) 2/6(月)開催 セミナー → 2/10(金)までに配信開始 → 2/17(金)まで視聴可能
※メールにて視聴用URL・パスワードを配信します。配信開始日を過ぎてもメールが届かない場合は必ず弊社までご連絡ください。
※準備出来しだい配信致しますので開始日が早まる可能性もございます。その場合でも終了日は変わりません。
上記例の場合、2/8(水)から開始となっても2/17まで視聴可能です。
※GWや年末年始・お盆期間等を挟む場合、それに応じて弊社の標準配信期間設定を延長します。
※原則、配信期間の延長は致しません。
※万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、
(見逃し視聴あり)の方の受講料は(見逃し視聴なし)の受講料に準じますので、ご了承ください。
→見逃し視聴について、
こちらから問題なく視聴できるかご確認ください。(テスト視聴動画へ) パスワード「123456」
セミナーポイント
■はじめに
粒子を扱う技術者にとって、日々の実験で分散の不安定さや泡立ち、または分析手法に困る現象に出会うことも多いかと思います。その際の解決方法を探るための一歩として、もう一度基本に戻って考える時間を作りませんか?時間に追われる皆様に、短期集中で粒子の在り方から一般的な粒子分析法、そして我々が研究を続ける磁場を用いた粒子と粒子界面の分析についてお話します。
■想定される主な受講対象者
・電池材料開発者
・食品(特に加工食品)
・医薬品分析
・細胞の大量培養事業者
・インクなど色材関連
・エポキシ樹脂、金属ペースト等分散を扱う事業者
■必要な予備知識
特にございません。本セミナー内容にご興味があればOKです!
■本セミナーに参加して修得できること
・基本的な粒子に関わる物理化学的知識
・磁場を用いた粒子分析法による1粒子ごとの分散評価
・粒子の一般的な分析方法
セミナー内容
1.はじめに
1.1 "分析する"意義について
1.2 粒子を知るために必要な知識について
1.3 "粒子とは何か?" どこまで分子でどこから粒子なのか
1.4 分子の分析法と粒子の分析法の違い
1.5 粒子固有の物理現象を考える
2.粒子分析に必要な"物理"の基礎知識
2.1 粒子の諸現象を熱力学で考える
2.2 静電的な現象
2.3 分散力 瞬間的な分極現象
2.4 距離に依存する"力"
2.5 自由エネルギーの観点から粒子の分散性など考える
2.6 凝集・沈殿が生じる現象 化学平衡と自由エネルギー
2.7 距離に依存する力と系全体に働くエネルギー
2.8 粒子の特徴 ブラウン運動
2.9 分散性 界面張力、界面自由エネルギー
2.10 粒子表面
2.11 粒子表面の揺らぎ 粒子表面を分子レベルで考える
2.12 粒子表面分子と溶媒吸着層の動的な挙動
2.13 粒子表面のイオン種の挙動 界面電位
2.14 ゼータ電位の定義
2.15 ゼータ電位と電気二重層
2.16 ゼータ電位の測定法
3.粒子分析に必要な"分析化学"の基礎知識
3.1 "精度"と"確度"の違い
3.2 "分かる"と"分ける" ―検出と分離-
3.3 分光分析の基礎 Jablonski diagramの理解
3.4 光を使った分析法 吸収と発光
3.5 色素や蛍光材料の機能指標 吸光係数と蛍光量子収率
3.6 光を使った分析法 紫外、可視領域
3.7 光を使った分析法 IRとラマン
3.8 有機物の分析法 質量分析法
3.9 高分子の分析法 ガスクロマトグラフィ質量分析法
3.10 金属の分析法 誘導結合プラズマ発光・質量分析法
3.11 金属の分析法 X線を使った分析の基礎
3.12 分析化学の粒子への応用 "粒子均一性"とは?
3.13 粒子をどう区別するか 異物と製品の差について
4.粒子の分析法概論
4.1 粒子の大きさと分析法の分類
4.2 粒子の大きさの定義
4.3 光学顕微鏡での粒子像観察
4.4 光学顕微鏡の粒子像解析法
4.5 走査型電子顕微鏡(SEM)・透過型電子顕微鏡(TEM)での粒子評価
4.6 原子間力顕微鏡(AFM)での粒子形状評価
4.7 原子間力顕微鏡のカンチレバーを使った結合力測定
4.8 高濃度試料(スラリー)の粒子径評価について
4.9 多数粒子の粒径測定の考え方
4.10 動的光散乱法による粒径測定法
4.11 レーザー回折法による粒径測定法
4.12 レーザー散乱検出による粒子ブラウン運動直接解析法
4.13 着色溶液、着色粒子の測定について
4.14 ナノメジャーRによる粒径測定の利点
4.15 粒度分布では粒子材質の違いが分からない
4.16 "粒子の違い"の定義
4.17 粒子物性とその分析
4.18 単一粒子の成分分析(1) 電子顕微鏡下での元素分析
4.19 単一粒子の成分分析(2) 顕微ラマン測定
4.20 単一粒子の成分分析(3) 顕微IR測定
4.21 単一粒子の成分分析(4) X線を用いた分析
4.22 多数粒子の成分分析(1) 燃焼による元素分析
4.23 多数粒子の成分分析(2) 誘導結合プラズマ発光・質量分析法による金属元素の精密分析
4.24 多数粒子の成分分析(3) ガスクロマトグラフィによる揮発成分分析
4.25 多数粒子の成分分析(4) 高速液体クロマトグラフィによる有機成分の分析
4.26 多数粒子の成分分析(5) ゲル濾過による粒子分離と分離後の分析
4.27 多数粒子の物性測定 ゼータ電位測定
5.磁化率を用いた粒子評価法
5.1 磁化率とは
5.2 磁化率による粒子評価の原理
5.3 なぜ濡れ性など溶媒親和性を評価できるのか
5.4 磁気泳動法による粒子体積磁化率測定
5.5 粒子成分均一性評価
5.6 細孔内に侵入した溶媒体積の測定
5.7 ファンデーションの測定例
5.8 細胞の測定例
5.9 界面活性剤・分散剤の吸脱着のモニタリング
5.10 電池材料評価
5.11 その他分析例の紹介
5.12 SP値との相関
講師紹介
【略歴】
2011年 大阪大学大学院理学研究科化学専攻にて博士学位取得
磁場を用いた新しい粒子分析法にて科学技術振興機構A-STEP若手起業家タイプに採択され、
プロジェクトリーダーとして大阪大学産学連携本部にて特任研究員として所属。
2014年 退職
2015年 株式会社カワノラボ設立 代表取締役として従事 現職
2015年 山口大学先端分析研究推進体外部委員 現任
2016年 国立がん研究センター研究所外来研究員 現任 現在に至る
【専門】
分析化学、界面科学、磁気科学
【本テーマ関連学協会での活動】
山口大学先端分析研究推進体外部委員