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再生医療規制 最新動向 書籍

再生医療・細胞治療の細胞製造のための

指針・ガイドラインの動向と実務解釈 Ⅱ


発刊・体裁・価格

発刊  2025年5月予定
定価  49,500円(税込(消費税10%))
体裁  B5判 約210ページ  ISBN 978-4-86502-284-1    →詳細、申込方法はこちらを参照

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本書のポイント

☆好評を博した2019年3月発刊【再生医療・細胞治療の細胞製造のための指針・ガイドラインの動向と実務解釈】の第2弾書籍
★2019年書籍では掲載できなかった内容や、日米欧におけるCMC 開発規制およびICH 関連規格など、国際的な動向も広く解説

※関連書籍2019年3月発刊【再生医療・細胞治療の細胞製造のための指針・ガイドラインの動向と実務解釈】

<日米欧における細胞/遺伝子医薬品における関連規制・指針・ガイドライン・ガイダンスの最新動向と対応状況>
・(ICH、WHO、および日米欧)の規制動向、国内外の開発品の承認状況と承認申請の考え方
・細胞/遺伝子医薬品におけるCMC開発の(Qbd・力価設定)の考え方
・変更管理に関連した同質性・同等性に関わる規制動向と国内外の考え方の違い

<細胞医薬品に関わるPiC/S GMPガイドラインの要点>
・Annex2Aの概要とPartBの各要件
・Annex1の構成・適用範囲・原則・PQS・QC等の要点

<再生医療分野におけるヒト細胞製造に関わるガイドライン解説>
・製造におけるチェンジオーバー、細胞製造装置の設計、製造設備設計・運用、
 設備・装置における無菌操作等のガイドラインについて、要点を解説

・ヒト(同種)細胞原材料安定供給に関わるガイダンスの要点と対応上のポイント
・ISO/TC276 バイオテクノロジー における各WGの標準化議論の最新動向

・再生治療用細胞の輸送に関わるISO 2197:2020規格の要点と管理の考え方
・再生医療・細胞治療製品の副次材料の品質管理のポイントと関連規格の解説

・再生医療安全性確保法の適用範囲と、細胞保管の規定におけるポイント

執筆者一覧(敬称略)

【監修】

水谷 学(大阪大学)

<執筆者>
片山 博仁((株)シーエムプラス)
畔柳 知幸(武田薬品工業(株))
菅原 好美((株))日立プラントサービス)
砂山 裕信(澁谷工業(株))
河内 幾生(富士フィルムホールディングス(株))
服部 功太郎((国研)国立精神・神経医療研究センター)
加藤 竜司(名古屋大学大学院)
伊藤 弓弦(筑波大学)
奥田 淳(岩谷産業(株))
渡部 菜美子(岩谷産業(株))
藤好 智馨(メルク((株))
宇野 友貴(大阪大学)
紀ノ岡 正博(大阪大学)
中江 裕樹((特非)バイオ計測技術コンソーシアム)
北島 慶一((株)日立製作所)
杉山 大介(広島大学)

目次

※随時更新中

第1章 細胞医薬品( 再生医療等製品/ATMP/CGTP)の規制に係る指針・ガイドラインの動向
第1節 細胞/ 遺伝子医薬品の規制に係る指針/ ガイドラインの動向
1. 背景
 1.1 細胞/ 遺伝子治療薬の承認の簡単な歴史
 1.2 グローバル承認数
 1.3 グローバル開発動向
 1.4 グローバル規制動向概要
 1.5 ハーモナイズの動き
 1.6 再生医療等製品の承認審査におけるCMC パートのチャレンジ
2. 日本の動向
 2.1 日本での再生医療等製品開発状況
 2.2 国内規制の状況
 2.3  製造販売のための開発を目的としないヒトでの再生医療等の臨床研究、自由診療
 2.4 再生医療等製品の開発の流れ
 2.5 国内申請資料のフォーマット
 2.6 治験申請状況
 2.7 日本の早期承認の仕組み
 2.8 日本の承認の考え方に対する海外の意見について
 2.9 条件及び期限付き承認の申請取り下げについて
 2.10 日本でのMSC の承認について
 2.11 条件及び期限付き承認の評価指標
3. 欧米の動向
 3.1 概要
 3.2 EMA の申請と承認状況
 3.3 FDA の申請と承認状況
 3.4 EMA とFDA の優先審査による承認と臨床試験のタイプ
  (1) EMA とFDA の優先審査による承認
4. EMA における規制動向
 4.1 カテゴリーの分類
 4.2 臨床開発開始前にまずCAT とのコミュニケーション
 4.3 CAT 相談のためのCMC テンプレート
 4.4 CMC 開発に関するガイドライン
 4.5 治験薬のCMC 開発に関する改訂ドラフトガイドライン概略解説
 4.6 英国医薬品・医療製品規制庁(MHRA) の規制動向
5. FDA における規制動向
 5.1 分類
 5.2 規制の枠組みについて
 5.3 FDA との相談及び申請から承認に至る流れ
 5.4 CGT 製品の迅速経路に関する化学的製造及び管理準備チェックリスト
 5.5 CMC に関するガイダンス
 5.6 コンセンサス標準(Voluntary consensus standards) プログラムの導入
 5.7 製造の要件
 5.8 FDA の重視するMoA, Potency, Potency strategy とComparability の考え方
第2節 管理戦略(CMC 開発における力価とQbD)
1. 背景
2. CGT 開発のライフサイクルを通して完成されるMoA/TPP/QTPP/CQA/CPP
3. もう一つの原則であるリスクベースアプローチ
4. デザインスペースの確保
5. 日本でのCGT 製造とQbD の示しているもの
6. CGT でCQA/CPP/ 力価と有効性との関係性に基づき開発する例( 遺伝子治療の例)
7. CGT でCQA/CPP/ 力価と有効性との相関が難しくなる場合(MSC の例)
8. CGT の力価の考え方についてFDA ガイダンスに見る見解
第3節 変更管理の同等性・同質性、に関する規制動向と対策情報
1. 背景
2. FDA
3. EMA
4. PMDA
第4節 CMC 開発と製造に関わるモックアップ
1. 入手可能なモックアップについて
2. A-Cell

第2章 細胞医薬品に係わるPIC/S GMP ガイドラインの動向
第1節 PIC/S GMP ガイドライン Annex 2A について
1. Annex 2A の原則(Principle)
2. Part A の各項における一般的要件
 ① Chapter 1 Pharmaceutical Quality System (PQS)
 ② Chapter 2 Personnel
 ③ Chapter 3 Premises and Equipment
 ④ Chapter 4 Documentation
 ⑤ Chapter 5 Production
 ⑥ Chapter 6 Quality Control
 ⑦ Chapter 7 Outsourced Activities
 ⑧ Chapter 8 Complaints and Product Recall
3. Part B の各項における要件
第2節 PIC/S GMP ガイドライン Annex 1 について
1. Annex 1 の構成
 1.1 Section1 Scope ( 適用範囲 )
  ①概要
  ②ポイント
 1.2 Section2 Principle ( 原則 )
  ①概要
  ②ポイント
 1.3 Section3 Pharmaceutical Quality System (PQS:医薬品品質システム )
  ①概要
  ②ポイント
 1.4 Section4 Premises ( 建物 )
  ①概要
  ②ポイント
 1.5 Section5 Equipment ( 設備 )
  ①概要
  ②ポイント
 1.6 Section6 Utilities ( ユーティリティ )
  ①概要
  ②ポイント
 1.7 Section7 Personnel ( 人員 )
  ①概要
  ②ポイント
 1.8 Section8 Production and specific technologies ( 製造および特定の技術 )
  ①概要
  ②ポイント
 1.9 Section9 Environmental and process monitoring ( 環境およびプロセスモニタリング )
  ①概要
  ②ポイント
 1.10 Section10 Quality Control (QC:品質管理 )
  ①概要
  ②ポイント
 1.11 Section11 Glossary( 用語集 )

第3章 細胞加工製品を含むニューモダリティに係わるICH ガイドラインの動向
1. ICH Q12「医薬品のライフサイクルマネジメントにおける技術上及び規制上の考え方に関するガイドライン」について
 1.1 緒言
 1.2 CMC に関する承認後変更の分類化
 1.3 エスタブリッシュトコンディション (EC)
 1.4 承認後変更管理実施計画書 (PACMP)
 1.5 製品ライフサイクルマネジメント (PLCM)
 1.6 ICH Q12 まとめ
2. ニューモダリティのライフサイクルと ICH Q12 の重要性
 2.1 ニューモダリティの製品ライフサイクルマネジメントにおける課題
 2.2 ICH Q12 の重要性
 2.3 ICH Q12 ライフサイクルマネジメントを踏まえた QbD アプローチによる細胞加工製品製造
 
第4章 PDA Technical Report No.81 (TR81) Cell-Based Therapy Control Strategy 紹介
1. 概要説明
2. 製品設計
 2.1 TPP の検討
 2.2 QTPP の検討
3. 製造工程開発
 3.1 CQA の検討
 3.2 CPP の検討
 3.3 CMA の検討
4. 管理戦略

第5章 原料細胞の品質と安定供給に関わる指針の動向(ヒト( 同種 )細胞原料供給に係るガイダンスを中心に )
1.『ヒト ( 同種 )細胞原料供給に係るガイダンス ( 第 3 版 )』の対象と前提条件
2. ヒト ( 同種 )細胞原料供給に係る採取機関と仲介機関
3. ヒト ( 同種 )細胞原料供給に係る情報管理体制
4. ヒト ( 同種 )細胞原料の産業利用における審議
5. IC ( インフォームド・コンセント ) の実施、取得体制
6. 社会的受容性の確保と参考資料、別添
7. 附属資料

第6章 再生医療分野のヒト細胞製造システムに関わる開発ガイドラインの動向
第1節 製造におけるチェンジオーバーに関するガイドライン
1. チェンジオーバーの基本的考え方
2. 工程運用における無菌操作環境維持の進め方
3. 環境の初期化を伴わないチェンジオーバーにおける交叉汚染防止の要件
第2節 製造装置についての設計ガイドライン
1. 製造装置設計の基本的な考え方
2. 製造装置における自動化の基本的考え方
3. 製造装置の設計手順
第3節 製造の設備設計・運用に関する考え方についてのガイドライン
1. 容器を開放して無菌操作を行う再生医療等製品製造の運用の考え方( 序論-1)
2. 再生医療等製品の無菌性確保のための無菌操作の考え方( 序論-2)
3. 設備設計に関わる基本設計指針
4. 設備設計の基本要求
5. 設備設計の基本的な進め方
第4節 製造で使用する設備・装置における無菌操作に関する考え方
1. 再生医療等製品の無菌操作
2. 導入手順の構築
3. 細胞加工を実施する区域の環境評価
4. 細胞加工を実施する区域の清浄化

第7章 再生医療分野における国際標準化の動向
第1節 ISO/TC 198 無菌製造
1. ISO/TC 198 について
2. ISO 18362
3. ISO 13408-6
第2節 ISO/TC 276 バイオテクノロジー
1. TC 276 概要
2. WG 2 ( バイオバンクとバイオリソース )
3. WG 4 ( 細胞および関連物質のバイオプロセッシング )
4. WG 5 ( データ処理と統合 )
5. SC 1( 分析方法 )
 5.1 SC 1 概要
 5.2 SC 1/WG 1( 遺伝子送達 )
 5.3 SC 1/WG 2 ( 細胞の特性解析 )
 5.4 SC 1/WG 3( 核酸の特性解析 )

第8章 再生医療分野の輸送に関する国際標準とガイドラインの動向
1. 治療用細胞の輸送に関する国際標準
 1.1 本規格の構成と解説
 1.2 治療用細胞の輸送の流れ
 1.3 輸送仕様の決定
 1.4 輸送におけるリスクマネジメント
2. 凍結細胞の保管とコールドチェーン
3. 流通における温度管理システムの構築

第9章 副次材料に関する国際規格とガイドラインの動向
1. 副次材料の基礎定義と重要性
 1.1 定義と役割
 1.2 再生医療・細胞治療製品における副次材料の管理の重要性
 1.3 副次材料の品質を管理する上で考慮すべき点
2. 副次材料の規制上の位置づけ
3. 副次材料に関する主要な国際規格およびガイドラインのガイドライン
 3.1 ISO 20399 の概要と特徴
 3.2 USP <1043> の概要と特徴
 3.3 ISO 20399 と USP <1043> の比較
4. リスクベースアプローチの理解と適用
 4.1 リスクベースアプローチとは
 4.2 リスクベースアプローチの利点・考慮すべき点
 4.3 リスクベースアプローチの主要な要素
 4.4 リスクベースアプローチの副次材料への適用
5. 副次材料の品質管理の実践
 5.1 品質マネジメントシステムの適用
 5.2 文書化の重要性

第10章 試験と特性解析に関する国際標準とガイドラインの動向
(ISO 23033:2021試験と特性解析)

※本項目は現在調整中であり、上記は仮題名となります。内容確定後に、あらためて差替えさせていただく場合もございますので、ご留意ください。

第11章 再生医療等安全性確保法における細胞保管に関する考え方
1. 再生医療等安全性確保法における細胞保管に関する考え方
 1.1 策定背景と適用範囲
 1.2 要求事項
 1.3 細胞の保存条件
  1.3.1 保存温度に関する基本的な考え方
  1.3.2 温度変動
 1.4 一次容器
 1.5 凍結保存器と液体窒素容器
 1.6 凍結保存器を設置する区域
 1.7 細胞を保管する機関における運用
2. NC 事業を通じた JSRM の人材育成に資する取り組みと考え方の普及活動

第12章 細胞製造のための標準:細胞製造マネジメントシステム (JIS Q 2101)
1. JIS Q 2101 を理解する前に
 1.1 JIS Q 2101 概要
 1.2 JIS Q 2101 を理解するための視点
2. 再生医療と標準の関係
 2.1 標準化から遠ざかっていた細胞培養
 2.2 標準に対する期待の高まり
 2.3 細胞製造のための標準に向けて
  2.3.1 “仕様型”から“枠組み型”への標準の“型”の転換
  2.3.2 MSS
  2.3.3 MSS という“枠組み”と効果
  2.3.4 Quality management system (QMS)
  2.3.5 QMS の代表選手:ISO 9001
3. JIS Q 2101 とは
 3.1 JIS Q 2101 の概略
 3.2 JIS Q 2101 の開発を支えた二つの柱
 3.3 JIS Q 2101 と各種関連文書との関係性
  3.3.1 組織に求められる仕組みや能力:製品の“有効性”と“安全性”の実現
  3.3.2 組織に求められる仕組みや能力:製品の“品質の一貫性”の実現
  3.3.3 細胞製造における QMS の実現に向けて
  3.3.4 細胞製造特有の課題とは
 3.4 JIS Q 2101 は誰のための文書か
4. JIS Q 2101 の有用性
 4.1 重要要素 1:細胞製造特有の用語の整理
 4.2 重要要素 2:細胞製造のためのリスクアセスメント
 4.3 重要要素 3:二つのレベルの PDCA サイクル

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