タッキファイヤー|社内研修-情報機構
よくあるお問合わせよくあるお問合せ リクエストリクエスト セミナー会場セミナー会場へのアクセス
セミナーのメニュー

化学・電気系 その他各分野
一覧へ→
  ヘルスケア系
一覧へ→
情報機構 技術書籍情報機構 技術書籍
技術書籍 一覧技術書籍 一覧
   <新刊書籍>
  クリーンルーム
  ガス分離膜
  ペロブスカイト太陽電池
  洋上風力発電
電子書籍電子書籍
化学物質管理化学物質管理
通信教育講座通信教育講座
LMS(e-learning)LMS(e-learning)
セミナー収録DVDDVD
社内研修DVD
セミナー講師のコラムです。講師コラム
  ↑2024/7/17更新!!
お申し込み・振込み要領お申込み・振込要領
案内登録案内登録
↑ ↑ ↑
新着セミナー、新刊図書情報をお届けします。

※リクエスト・お問合せ等
はこちら→



SSL GMOグローバルサインのサイトシール  




こちらは、社内研修・講師派遣サービスです サービス一覧へ

お問合せフォーム(training_johokiko.docx;22.5K)をこちらからダウンロードし、必要事項を記載の上「社内研修受付窓口」training@johokiko.co.jpまでお送り下さい。


粘弾性と相溶性を考慮した粘着剤の設計を分かりやすく解説!

粘着・剥離の基礎とタッキファイヤーの働き

講師

ソフトマターデザインラボ 合同会社 代表社員 博士 佐々木 裕 先生

* 希望者は講師との名刺交換が可能です

講師紹介

1986年 北海道大学工学部合成化学工学科高分子化学専攻 修士課程修了
同年 東亞合成株式会社入社
1992-93年 米国Rensselaer Polytechnic InstituteにてVisiting Scientist
1996年 北海道大学地球環境科学研究院 博士課程修了
2024年 東亞合成株式会社を定年退職
同年 ソフトマターデザインラボ合同会社を設立

研究歴:
これまで四十年近く東亞合成という化学系メーカーにて、各種の機能性高分子の研究開発に関わってきました。
在職中には、海外留学をきっかけとして発見したオキセタン樹脂という新規材料の工業化にも成功し、その実用化において、各種の分析・観察、レオロジー測定、シミュレーション等の多様な評価技術にも携わってきました。
それらの経験に基づき、粘着や接着等の複合的な機能と高分子物性との関連性についての研究へと展開しています。近年は、基盤的な技術の確立につながるような基本的な事項に関する学会発表も行っております。

主たる著作:
「マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集」(分筆)技術情報協会 (2019)
「UV硬化プロセスの最適化」(分筆)Science & Technology (2008)
「LED革新のための最新技術と展望」(分筆)情報機構 (2008)
「高分子架橋と分解の新展開」(分筆)シーエム シー (2007)
“Photoinitiated Polymerization” (part), Ed. K.D. Belfield, J.V. Crivello, ACS Symposium Series 847(2003)


料金(税込み;消費税10%)/基本講義時間:約4時間30分

受講者数オンライン集合研修・講師派遣
50名以下275,000円~330,000円~*別途、交通・宿泊費
99名以下330,000円~385,000円~*別途、交通・宿泊費

注:表示金額は最低金額です。講座アレンジ等により増額の場合がございます。

研修ポイント

 粘着剤とは、感圧接着剤(PSA:Pressure Sensitive Adhesives )とも呼ばれ、一般的な接着剤とはかなり異なる性能を有しています。その特徴を簡単にまとめると以下となり、このような感圧特性は粘着剤バルクの粘弾性特性と強い関係があることが知られています。
 ・手で押さえた程度の弱い圧力により基材に容易に粘着(タック:ベタベタと引っ付く)する。
 ・時間経過により比較的高い接着力(とくに、せん断歪みに対するクリープ耐性)を発揮する。
 ・必要に応じて、再度剥離できる。

(タッキファイヤーの役割)
 粘着剤開発の初期においては、天然ゴムに「特定の化合物」を添加することでタックのような感圧特性を付与しており、このような添加剤をタック付与剤(タッキファイヤー)と呼びました。タッキファイヤーとしては、一般に、ガラス転移温度の高いオリゴマー(分子量が数千以下の高分子化合物)が用いられています。
 一方、近年広く用いられている合成系粘着剤(アクリル系ポリマーが主)では、単独でも粘着特性を満足できる場合がほとんどです。これらに対しては、各種特性の更なる調整のために用いられる添加剤という広義の意味でタッキファイヤーが添加されています。

(研修のポイント)
 本研修では、まず、粘着剤の基礎について簡単に振り返ることからはじめて、その機能発現を理解するために必要となる粘弾性や高分子の特徴的な振る舞いについて説明を進めます。この説明の中で、「なぜ粘着剤は簡単に張り付くのに剥がれにくいのか?」、「なぜ初期のゴム系材料に対してはタッキファイヤーが必須であったか?」等の基本的な疑問に対する物理的な説明を簡単に解説します。
 次に、上述の粘着挙動に対するタッキファイヤーの働きについて、具体的な事例を上げながら説明を行います。
 最後に、オリゴマー製造技術を軸としたアクリル系粘着材用のタッキファイヤーの設計検討を概観して、開発検討での特性設計の例を用いて話題提供を行います。

【対象者】
この研修は、基礎的な内容の直感的な理解を目指し粘着剤やタッキファイヤーに関連するさまざまな基礎知識を理解できますから、幅広い方に役立つものと期待しています。

【必要となる知識】
・中学から高校の理科の知識に基づいて粘着という現象やタッキファイヤーの働きを理解できるような説明を行います。
・できるだけ、図解でのイメージとしての理解を狙うので、特定の基礎知識は必要ありません。
・化学構造式のようなものも少しは取り扱いますが、羅列とならないように配慮します。

研修内容

下記の研修プログラムは基本的な内容の構成ですが、企業様の固有の要望に沿って内容のカスタマイズも可能です。

 *講師の専門および知見の範囲となります。
 *リクエストの内容によっては、対応できない場合があります。

1.はじめに
 ・理解へのアプローチ
 ・本研修の進め方
 
2.粘着剤と剥離の基礎
 ・粘着剤とは
 ・なぜ引っ付いて、剥がすことができるのか?
 ・その要求特性とは?

3.粘着特性発現の仕組みを理解する
 ・粘弾性の基礎
 ・高分子について
 ・高分子の力学特性の温度・時間依存性

4.タッキファイヤーの働きについて
 ・一般的な材料構成
 ・設計の考え方について
 ・評価の方法

5.タッキファイヤーの溶解性について
 ・相溶性の基礎的事項
 ・高分子の相溶性
 ・相図の考え方

6.実際の開発例
 ・タッチパネル貼合用粘着剤向け新規タッキファイヤーの開発
 ・評価内容の実例
 ・シミュレーションによる理解

お問合せから研修実施までの流れ

①お問合せ
 各、コンテンツのページよりお問合せ用紙をダウンロードいただき、
 必要事項記入の上、社内研修受付窓口へ e-mail(training@johokiko.co.jp)にてご連絡ください。

②見積書の発行
 お問合せ用紙を確認後、講師へ相談を致します。
 また実施方法に合わせた見積書を発行致します。
 (オンライン/講師派遣集合研修 等)

③開催日程と実施方法の確認・調整
 具体的な希望日程をお聞きした上で、弊社にて講師と調整致します。

④研修実施の確定
 日程決定後、研修実施を確定致します。
 (研修日決定、実施決定後のキャンセルは費用が掛かります。)

⑤研修詳細の打合せ
 実施方法の詳細を打合せ致します。
 また講義内容のアレンジを希望される場合は講師とお客様が直接
 (または、弊社を交えて)打合せ出来るように致します。

⑥研修実施
 講師派遣集合研修・オンライン研修など

⑦お支払い
 研修実施後、請求書を発行致しますので、お振込みをお願い致します。

講座番号:AX250194

top

会社概要 プライバシーポリシー 特定商取引法に基づく表記 商標について リクルート
Copyright ©2011 技術セミナー・技術書籍の情報機構 All Rights Reserved.