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★リチウムイオン電池の各種運用においては、性能・効率および安全性に直結する劣化診断技術が重要に!
★安全性や特性・寿命等の試験規格をふまえ、基本的・技術的要素を体系的に説明します。
講師
大和製罐(株) エネルギーソリューション開発室 室長 有馬 理仁 氏
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日時・受講料・お申込みフォーム
●日時:2026年3月16日(月) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
*5名以上でのお申込の場合、更なる割引制度もございます。
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●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
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セミナーポイント
リチウムイオン電池が登場してから四半世紀が経ち、携帯電話やノートPCのような小型電子機器だけでなく、電力系統やEV向けなど規模の大きなものにも使用されるようになりました。
リチウムイオン電池は、劣化によって特性・安全性が低下する性質があります。特に効率劣化(経時的に充放電エネルギー効率が低下する)によって運用経済性が低下する課題があります。従って、劣化診断による特性・安全性の把握が重要です。
近年、EV向けLIBにおいてはリユース(リパーパス)の取組みが進められており、また電力系統向けでは、再生可能エネルギーの余剰電力を効果的に運用するための蓄電池の期待が高まっています。リユース電池は多様な仕様・劣化状態の電池であり、様々な充放電エネルギー効率(RTE:Round Trip Efficiency)を示すことから、それぞれ個別に劣化診断し効率的に運用することが重要です。再生可能エネルギーの一時貯蔵の際には、個々の蓄電池のRTEを把握し適切に充電を配分することで、全体の運用のエネルギー効率が向上します。
このような状況をふまえ、本講義では、リチウムイオン電池および蓄電システムの安全性や劣化診断に関する基本的・技術的要素をできる限り体系的に説明するとともに、効率劣化診断の技術事例を紹介します。
○受講対象:
・リチウムイオン電池および蓄電システムの評価試験、劣化診断に関わる方
・リチウムイオン電池のリユースに関わる方
・再生可能エネルギーの余剰電力に関わる方
・リチウムイオン電池を搭載する製品・機器のビジネスに関わる方
など
○受講後、習得できること:
・リチウムイオン電池の性能(安全性、特性、劣化)に関する体系的知識
・リユースリチウムイオン電池の市場動向とその課題に関する基礎知識
・リチウムイオン電池の残量推定、劣化診断技術に関する体系的知識
・リチウムイオン電池群制御の運用効率最適化の重要性に関する基礎知識
・リチウムイオン電池および蓄電システムの効率劣化診断技術に関する基礎知識
セミナー内容
1.蓄電池・リチウムイオン電池の種類・役割と課題
(1)2050年脱炭素化に向けた社会の動向
(2)蓄電池の種類と役割
a.分類(一次電池、二次電池、化学電池、物理電池、水系電解液、有機電解液、固体電解質)
b.特徴(システム充放電効率、エネルギー密度、充放電レート)
c.リチウムイオン電池の分類、形態、バッテリーマネジメント、用途
(3)リチウムイオン電池の価格面、資源面での課題とリユースの動向
a.動作原理、潜在需要、リチウム生産量
b.価格動向
c.リユースの動向と課題
(4)リチウムイオン電池の設計・安全マネジメント
a.保護回路
b.設計・使用のポイント
c.安全性向上の対応
2.リチウムイオン電池の性能診断・評価と試験(安全性、特性、劣化)
(1)評価試験の体系分類
(2)安全性規格試験
a.機械的安全性試験
b.電気的安全性試験
c.環境安全性試験
(3)特性・寿命劣化規格試験
a.電気化学特性試験
b.容量劣化特性試験
(4)規格化されていない試験
a.材料特性試験
b.反応特性試験
c.効率劣化特性試験
d.出入力劣化特性試験
3.リチウムイオン電池の劣化に係る現象、症状および残量推定・劣化診断技術
(1)基本的特性を示す重要なパラメータ
a.充電率(残量)
b.開回路電圧(開放端電圧)
c.満充電容量
d.内部抵抗(内部インピーダンス)
(2)劣化の要素と症状
a.劣化による充放電曲線の変形
b.劣化の要素(活物質減少、リチウム量減少、オーム抵抗増加、ファラデー効率低下、副反応層形成)
c.劣化の症状(満充電容量減少、充放電エネルギー効率低下、最大出入力低下)
d.可逆的な満充電容量減少(負極張り出し)
(3)従来の劣化診断(容量劣化診断)
a.交流インピーダンス法
b.過渡応答変換法
c.充放電曲線解析法
d.適応フィルタ(RLS、カルマンフィルタ)
e.差電圧法
f.機械学習法(ニューラルネットワーク)
4.リチウムイオン電池および蓄電システム制御に向けた効率劣化診断
(1)効率劣化診断とは
a.効率劣化の課題
b.差電圧法を用いた効率劣化診断とその定性効果
(2)定量的な運用経済性向上シミュレーション
a.多様な充放電パターンに対応可能な効率劣化診断の劣化モデル構築
b.V2Gシステムを模擬したシミュレーション
(3)劣化モデルに必要な教師データの低減検討
a.画像処理法を応用した半教師なし学習(MGFFD)による効率劣化診断
b.MGFFDとカルマンフィルタの融合とそのロバスト性
(4)効率劣化診断の蓄電システム全体への拡張
a.直交変換器のモデル化
b.半教師なし学習の直交変換器モデルへの応用
c.蓄電システムのエネルギー効率最適化に向けた新たな特性プロファイルの提案
<質疑応答>
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セミナーコード:AD2603L9


