技術・研究開発セミナー・技術書籍なら情報機構

e-ラーニング 経皮吸収 入門

経皮吸収入門


◆動画視聴形式のeラーニング講座です。受講可能期間は4ヵ月間となります。
●初めての方にもわかりやすく、経皮吸収の第一人者による物質の経皮吸収の解説。

講師

城西国際大学 学長
城西大学 薬学部 薬粧品動態制御学研究室 客員教授 博士(薬学) 杉林堅次 先生
■主経歴等
1998年 城西大学薬学部 教授
 城西大学薬学部長、城西大学・城西国際大学副学長を経て
2007年 城西国際大学 学長
現在に至る

■専門および得意な分野・研究
製剤学・薬剤学

*経皮吸収技術の第一人者。
 皮内動態・効能の速度論的評価、皮膚透過性評価、また、化学的促進法(プロドラッグ化、吸収促進剤の利用)や物理的促進法(イオントフォレシス、ニードルフリーインジェクション、マイクロニードル等)による経皮送達性の改善、皮膚適用製剤の研究等。

必ずお申込み前にPCの動作確認をお願いします。

動作確認のご案内はこちら (クリックして展開)


■ 必ず以下の動作確認ページ①②より動作確認をしてからお申込みください。
動作確認ページ①へ→
動作確認ページ②へ→
サンプルページ内の動画の視聴とテストの回答をお試しいただき、正常に動作するか各自にてご確認ください。

※ページ内の動画再生画面が開いているにもかかわらず動画が再生されない場合、ネットワークセキュリティやVPN接続等の影響が考えられます。お手数ですが、お手元のデバイス設定のご確認お願い致します。尚、動作確認やシステム設定に関するサポートは弊社では行っておりませんのでご了承ください。
※一部の動画について、収録環境の都合上、若干、周囲の環境音が聞こえる場合がございます。予めご了承ください。

受講開始日・受講料

●受講開始日(申込〆切):下記よりご選択いただけます。
毎月10日(前月月末の申込まで)
毎月25日(当月15日の申込まで)
 ※土日・祝日のお申込は翌営業日扱いとなります。
 ※初回開講日は2024年2月22日です。

●受講期間:4ヵ月間
 ※期間延長の場合、1ヶ月あたり4,400円(税込(消費税10%))
 (延長は1回限り、最長で6か月まで。終了前日までにお申し出ください。)

●受講料:受講人数に順じます。
1~9名 / 1名あたり 25,300円(税込(消費税10%)、資料付)
10名以上 / 1名あたり 19,800円(税込(消費税10%)、資料付)
30名以上 / joho-lms@johokiko.co.jpまでお問い合わせください。
 ※4名以上お申込みの場合、受講者のご所属・お名前・ご連絡先を
  joho-lms@johokiko.co.jpまでお知らせください。
 ※学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
  詳細は「申込要領・手順」を確認ください。

※「経皮吸収実験法と動物実験代替法(LMS)」とのセットお申込みが可能です。
【複数講座をお申込みの場合】
●受講期間:4ヵ月間 期間延長の場合、1ヶ月あたり8,800円(税込(消費税10%))(延長は1回限り、最長で6か月まで。終了前日までにお申し出ください。)
●受講料:受講人数に順じます。
1~9名 / 1名あたり39,600円(税込(消費税10%)、資料付)
10名以上 / 1名あたり28,600(税込(消費税10%)、資料付)
30名以上 / joho-lms@johokiko.co.jpまでお問い合わせください。
 ※4名以上お申込みの場合、受講者のご所属・お名前・ご連絡先を
  joho-lms@johokiko.co.jpまでお知らせください。
 ※学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
  詳細は「申込要領・手順」を確認ください。

●管理者を設定する場合:4,400円(税込(消費税10%))
 ※管理者ご自身が受講する場合、別途受講料がかかります。

★注意事項:
スムーズにご受講いただくために、必ずご一読ください (下記をクリックすると別タブが開きます)。
⇒ ■eラーニング講座申込要領・手順、■受講の流れ
※本eラーニング講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
 

eラーニング講座「経皮吸収入門」のみ申し込みはこちらから → 

 
eラーニング講座「経皮吸収入門」と「経皮吸収実験法と動物実験代替法」の二講座セットの申し込みはこちらから → 

講座のポイント

※本教材は2022年5月に実施したオンラインセミナーの動画を基に構成しております。

 中分子や高分子薬物が薬物治療の中心に移りつつあり、これに相応し医薬品の製剤も経口剤から注射剤に重点が移りつつあるが、頻繁に病院通いを強いるような今までの薬物治療では、治療効果は確保できても少子高齢社会での労働力確保に支障が出てくる。経皮吸収型製剤は、これらの問題点を解決する可能性を秘めている。しかし、身体を外敵から守る組織である皮膚を介する薬物の吸収現象や吸収促進技術を正確に理解するためには、難解な拡散理論や速度論的解析を無視することはできない。特に、中分子や高分子医薬について皮膚を介して吸収させるための物理的手段には、新規透過ルートの性状や拡散以外の新規透過促進理論も考慮する必要がある。
 そこで、これらの理論的側面をできる限についてり図表を利用して簡潔に説明することとし、経皮吸収技術の過去4,50年の歴史と、最終的には、これから20年の医薬品と医薬品製剤にも思いをはせ、塗る・貼るから装着する経皮吸収型製剤について説明する。

講座の内容


Chapter毎に振り返りテストを設けてあります。
全ての動画を視聴後、最終テストを経て終了証発行となります。

総視聴時間 約1時間35分

0.緒言

 ・これからの医薬品市場?世界の人口分布を考慮する?
 ・人生100年時代と高齢社会:製薬関連企業の役割
 ・Global Warming
 ・地球温暖化による病気の推移に新薬開発方針は対応しているか?
 ・人生100年時代+地球上人口80⇒100億人時代の医療
 ・疾病分類別にみた受療率の現状
 ・破壊的イノベーション<Disruptive innovation>
 ・新旧ビジネスモデル主なパフォーマンスの属性の比較
 ・ハイプ・サイクル(Hype cycles)
0.1 製薬企業の現状
 ・国内及び海外の製薬企業の一覧
 ・国内製薬企業とその分類
 ・世界における科学論文数の推移
 ・世界の医薬品大企業からの論文数の経年変化
 ・日本の医薬品大企業からの論文数の経年変化
0.2 TDDSなどの開発現状
 ・最近の医療の進歩とトピックス
 ・世界の新薬売上ランキング(2019年)
 ・20年後の医薬品はどのようなものか?
 ・20年後の医分子サイズは?
 ・薬物の投与ルートと製剤
 ・高分子医薬そして中分子医薬は皮膚に適用できるか?
 ・日米欧で市販・開発されているTDDS 
0.3 TDDSなどの製造法、添加剤、試験法
 ・主な外皮用薬
 ・皮膚などに適用する製剤
 ・適用方法による皮膚適用製剤の分類
 ・TDDSの構成(貼付剤(テープ剤とバップ剤))
 ・TDDSの歴史
 ・TDDSに使われている粘着剤の種類
 ・久光製薬の粘着剤技術
 ・外皮用薬(塗布剤)の剤形と基材の構成成分
 ・代表的な油性成分と水性成分
 ・代表的な添加剤
 ・代表的な乳化法
 ・薬物の基材中溶解性を高める具体例
 ・薬物の皮膚透過性に対する基材や剤型の影響
 ・スプレー剤
 ・放出試験法(第17局改正日本薬局方)
 ・放出試験の結果の解析法
 ・In vitro 皮膚透過試験

1.皮膚の構造と薬物の透過経路
1.1 皮膚の構造      
 ・皮膚と皮膚バリアー
 ・表皮と物質透過ルート
1.2 薬物の透過経路           
・薬物の消化管吸収と経皮吸収
 ・薬物の経皮透過経路
 ・化学物質の経皮吸収経路
 ・蛍光物質的用語のヘアレスラット皮膚とLSE-highの横断切方像
 ・ナノマテリアルを摘出ブタ美々皮膚に適用12時間後の皮膚切方像
 ・Parallel permeation pathway model
 ・ヒトおよびヘアレスラット皮膚を介する化学物質の透過係数とn-オクタノール/水分配係数の関係

2.薬物の経皮吸収と皮膚中濃度:概論
2.1 皮膚への薬物分配、拡散、浸透、透過、吸収などの定義  
 ・分配現象
 ・拡散現象(2次元拡散)
 ・拡散現象(1次元拡散)
2.2 薬物の経皮吸収と皮膚中濃度の違いについて 

3.薬物の経皮吸収と皮膚中濃度:拡散理論および速度論的解析法  
3.1 薬物の経皮吸収理論        
 ・Fickの拡散第1法則と第2法則
 ・Fickの拡散第2法則(初期条件と境界条件)
3.2 薬物の皮膚中濃度とその速度論 
 ・皮膚透過速度と皮膚透過量
 ・皮膚中濃度と皮膚透過速度
 ・典型的な皮膚透過プロフィール
 ・Infinite dose 系とFinite dose 系
 ・皮膚バリアーを介した濃度-距離プロフィール(Infinite dose)
 ・皮膚バリアーを介した濃度-距離プロフィール(Finite dose)
 ・Fickの拡散第2法則を差分法によって解く
 ・InfiniteとFinite doseの比較
 ・皮膚透過データ評価法(Infinite condition)
 ・皮膚透過データ評価法(Finite condition)
 ・投与液量と経皮吸収
 ・Infinite doseで重ね塗りしてくと。。
 ・低分子薬物の皮膚透過整備及ぼす極性の影響
 ・皮膚透過係数に及ぼ明日油水分配係数と分子量の影響
 ・市販されたTDDSの特徴
 ・Two layered model
 ・Two layered model with parallel permeation pathway
 ・皮膚中濃度(1層モデル)
 ・皮膚中濃度(2層モデル)
 ・各深みでの皮膚中濃度実測値と測定値の比較  

4.皮膚に適用する製剤、化粧品(塗るから貼るへ)
4.1 医薬品製剤
 ・皮膚に適用する医薬品製剤
4.2 化粧品製剤
 ・肌・頭皮などに適用する化粧品
 ・ハラール化粧品について

5.皮膚透過促進技術とその考え方(吸収促進剤の利用と物理的吸収促進)
5.1 活量と吸収促進(プロドラッグを用いた吸収促進) 
 ・薬物の基材中活量と皮膚透過性の関係
 ・稀薄溶液(a) 、飽和溶液(b)、懸濁液(c)中の化学物質濃度と活量
 ・薬物濃度でなく活量が経皮吸収速度を決定する
5.2 吸収促進剤          
 ・経皮吸収促進剤のメカニズム
 ・主な経皮吸収促進剤
 ・既知吸収促進剤の分子修飾による経皮吸収促進
 ・自己組織化脂質を用いて水溶世薬物をPSAに含有させる
 ・イオン液体化による経皮吸収促進
 ・新しい製剤素材;ラメラおよび非ラメラ液晶形成脂質
 ・NLLC in Water, NLLC Emulsion and Powdered NLLC
 ・Synthesis of Non-lamella LC Forming Lipids
 ・NLLC Forming Lipids Used in Our study
 ・薬物の経皮吸収および消化管吸収に及ぼす非ラメラ液晶の効果 
 ・液晶製剤とスプレー剤による吸収促進
5.3 物理的吸収促進剤      
 ・物理的経皮吸収促進法
 ・Iontophoresis(IP)
 ・Microneedle array(MN)
 ・Pump Function using IP
 ・Combined Effect of IP and Microneedles on the Skin Permeation of Drugs
 ・貼付剤の今後;新規素材の開発

6.最新の皮膚透過促進技術とiDDS(塗る・貼るから装着へ)
6.1 医療機器とTranshuman             
 ・「治療」か「改造」?Transhuman to Posthuman
 ・シンギュラリティとの関連は?
6.2 製剤を装着(インストール)するという概念   
 ・医療機器と医薬品製剤
 ・IoT(IoH)とAI
 ・医療に利用されているIoTとIoH
 ・服用する医薬品からインストールする医薬品へ
6.3 将来の製剤、iDDS                
 ・IDDSに適した医療機器と医薬品製剤
 ・IDDSに利用可能なMicro(nano) Pump
 ・IDDとバイオセンサーとの組み合わせ
 ・History of TDDS
 ・Device-assisted Transdermal Delivery
 ・Volume for iDDS administration
 ・中分子および高分子薬物の皮内拡散性
 ・Problems to be solved for iDDS development
 ・A book from springer

最終演習問題
  ↓
修了証

 
「経皮吸収入門」講座のみ申し込みはこちらから → 

 
「経皮吸収入門」と「経皮吸収実験法と動物実験代替法」の二講座セットの申し込みはこちらから → 

ページトップへ