……会場(対面)受講
・そもそも【におい】と何なのか?
・悪臭対策に! よいかおりを作り込むために! 必須の基礎知識から解説します。
・当社では5年ぶりの東京会場セミナー:「質問・個別相談にも時間の許す限り、応じます」
講師
大同大学 におい・かおり研究センター共同研究員 博士(工学) 棚村 壽三 氏
講師紹介
2011年4月 大同大学情報学部かおりデザイン専攻 講師 / 2017年4月 同 准教授
2018年4月 大同大学工学部建築学科かおりデザイン専攻 准教授
2024年3月 大同大学 専任教員を退職
2024年4月 大同大学におい・かおり研究センター共同研究員
*生活空間、自動車室内、日用品などのにおい・かおりの測定法を検討し、臭気対策、かおりの創造について研究をしている。2024年度からは、大学の研究員・非常勤講師も務めつつ、共同研究で関わってきた複数社へのコンサルタント業務に従事している。
・金城学院大学 非常勤講師
・(一社)日本建築学会 室内の臭気測定法検討ワーキンググループ 委員
・(公社)空気調和・衛生工学会中部支部 建築設備研究会 委員
・(公社)におい・かおり環境協会学術賞 受賞
・臭気判定士
著書:『トコトンやさしい消臭・脱臭の本』(共著/日刊工業新聞社)
『きちんと知りたい においと臭気対策の基礎知識』(共著/日刊工業新聞社) 他
<その他関連セミナー>
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日時・会場・受講料・お申込みフォーム
●日時:2025年7月25日(金) 13:00-16:30 *途中、小休憩を挟みます。
●会場:[東京・大井町]きゅりあん 5階第2講習室 →「セミナー会場へのアクセス」
●受講料:
【会場受講】:1名45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
●録音・録画行為は固くお断りいたします。
お申込みはこちらから
会場(対面)セミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)
●配布資料は、印刷したものを当日会場にてお渡しいたします。
●当日会場でセミナー費用等の現金支払はできません。●昼食やお飲み物の提供もございませんので、各自ご用意いただけましたら幸いです。
●録音・撮影行為は固くお断りいたします。
●講義中の携帯電話・スマートフォンでの通話や音を発する操作はご遠慮ください。
●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方のご迷惑となる場合がありますので、極力お控えください。場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承ください(パソコン実習講座を除きます。)
セミナーポイント
○講師より
においを扱うのに必要な化学の基礎知識から、においの測り方、嗅覚測定法(官能試験法)、機器分析法(ガスセンサ、GC/MSなど)まで、体系的にお話しします。測定事例の紹介では、各種製品や空間に放散する臭気、低濃度の試料を濃縮して分析する方法、国内外の最新情報を紹介します。においの評価経験の無い方にも、必要な基礎知識を習得して頂ける内容です。また、研究室内で測定した様々なデータもお見せします。具体的なノウハウを学んで頂ければと思います。
受講者が個々に抱えている、においにまつわる疑問・課題についても時間の許す限り、対応します。
○受講対象者は?
・においの測定・分析をしている方、これから実施する方
・におい測定を行うに当たり、官能評価だけでなく機器分析を実施したい方、あるいは逆に、機器分析だけでなく官能(嗅覚)測定を実施したい方。そのためにどの機器や方法が自社に適しているかを確認したい方
・においのクレーム対応に従事されている方/自社製品の悪臭・異臭にお悩みの方
・信頼性の高いにおいのデータをとりたいとお考えの方
・よい香りを作り込みたい香料・食品メーカーの方
・自社で実施しているにおいの測定評価方法の見直し・改善を行いたい方 など
▽好評の声、続々!(受講後アンケートより)
「大変わかりやすく興味深い講演でした。全く知識の無い私でも理解できました。ありがとうございます」(樹脂・新商品の研究開発)
「官能評価についての話が特に興味深かったです」(品質管理)
「今後の業務に役立つ内容であり、疑問点を解決できました」(生産技術開発)
「資材が発する臭気をいかにして弱くするかを考えるために受講しました。大変満足です」(包装資材設計開発)
「棚村先生に別途いろいろご相談させていただきたいです」(異臭解析)
セミナー内容
1 においの計測法概論
・五感としてのにおい
・においの原因(ヒトがにおいを感じる科学的しくみ)
・嗅覚閾値とウエバー・フェヒナーの法則
・においの評価法分類
2 嗅覚測定法(官能試験法)の基礎と実際
2-1.嗅覚を用いた臭気の数値化
・メリットとデメリット
・評価尺度の設定
・においの表現用語:言葉による表し方
2-2.パネルの選定
・選定の3つのポイント
・基準臭の解説
2-3.三点比較式臭袋法(臭気濃度について)
・実施方法、流れ
・臭気濃度の算出方法
・におい袋の作成方法
・におい袋(無臭空気)の品質管理
・袋自体が発するにおいの扱いに関して
2-4.臭気強度、快・不快度、容認性評価
・臭気強度および快不快度の評価尺度と数値化方法
・臭気強度訓練試薬
・容認性評価の概要とその基準
2-5.嗅覚測定に際しての具体的留意点、ポイント
・パネルの選定と育成
・においの呈示方法:においの種類に応じた嗅ぎ方
・嗅ぎ窓式無臭室法
・パネル属性の重要性(年齢、性別、喫煙履歴)
・年齢別臭気許容レベル
2-6.国内外の測定法紹介
2-7.嗅覚測定関連書籍の紹介
3 機器分析法の基礎と実際
3-1.分析機器の種類と原理
・ガスクロマトグラフ(GC)
・ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)
・ガスクロマトグラフオルファクトメータ(GC/O)
3-2.GC,GC/MSを用いた臭気分析
・GCの仕組みと特徴
3-3.ガスセンサを用いた臭気測定
・半導体ガスセンサの仕組みと特徴
・実際の各種半導体ガスセンサの使用感・性能比較
3-4.試料の作成・調整方法
・測定対象別の試料採取法
・食品
・建築資材
・樹脂部材(自動車内装など)
・濃縮、固体試料のにおいの気化
3-5.臭気分析事例紹介
・自動車室内
・キッチン(料理の臭気拡散):動画にて解説
4 臭気測定・成分分析の課題
・測定機器の精度向上と複合化
・官能評価と機器分析のコンビネーション
・パネルの選定と育成:訓練の事例も
5 においの対策事例紹介
・消臭評価
・空間の臭気拡散
6 においにまつわるよくある質問
・多数のにおい成分からなる複合臭をとらえるためには、どう考えたらよいでしょうか?
・においセンサは何ができるのでしょうか?
・GC-MS分析でピークが見つからないのですが、どうすればよいでしょうか?
・官能評価は何から始めたらよいでしょうか?
・製品の低臭気化を検討していますが、合格ラインをどう設定すれば良いでしょうか?
・そもそもにおいの測定は何を測ればよいのでしょうか?
・製品のにおいについて顧客からクレームが多いのですが、原因をどのように見つけるのでしょうか?
<質疑応答>
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