……会場(対面)受講
(1)PFAS規制の現状がどのような状態にあるのかを把握し、今後のPFAS規制を考慮した材料開発の考え方・方向性を理解を目指します。
(2)半導体やエネルギー分野での現状材料技術の状態の理解を目指します。
(3)撥水・撥油・滑落特性を有するフッ素フリー材料の開発指針を一つの例としてPFAS代替え材料開発の考え方を理解する事を目標としております。
●興味のある事項については、どんどんご質問いただければ幸いです。
講師
株式会社 KRI 材料分野 エグゼクティブフェロー 福井 俊己 氏
講師紹介
■ご略歴:
1996年より、民間研究機関として研究・開発のアウトソーシングの魁となる株式会社KRIで、様々な技術分野のクライアント様と材料技術からの視点で研究・開発を実施する。長年取り組んだゾルーゲル・ハイブリッド技術の展開の一つとしてフッ素フリー撥水撥油材料の技術開発、更には様々な技術分野への関りからPFAS関連技術の動向調査に取り組む。
■ご専門および得意な分野・研究:
材料化学、ゾルーゲル法、セラミックスプロセス、機能材料(電子・光学・電池・ハイブリッド材料・ケイ素系材料など)、表面処理と解析技術
■本テーマ関連学協会でのご活動:
ゾルーゲル学会理事、日本ゾルーゲル学会での関連テーマの総合講演など
<その他関連セミナー>
化学物質法規制 一覧はこちら
日時・会場・受講料・お申込みフォーム
●日時:2025年10月24日(金) 13:00-16:00 *途中、小休憩を挟みます。
●会場:[東京・大井町]きゅりあん 6階中会議室 →「セミナー会場へのアクセス」
●受講料:
【会場受講】:1名40,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき29,700円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
●録音・録画行為は固くお断りいたします。
お申込みはこちらから
会場(対面)セミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)
●配布資料は、印刷したものを当日会場にてお渡しいたします。
●当日会場でセミナー費用等の現金支払はできません。●昼食やお飲み物の提供もございませんので、各自ご用意いただけましたら幸いです。
●録音・撮影行為は固くお断りいたします。
●講義中の携帯電話・スマートフォンでの通話や音を発する操作はご遠慮ください。
●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方のご迷惑となる場合がありますので、極力お控えください。場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承ください(パソコン実習講座を除きます。)
セミナーポイント
■はじめに
長年材料研究を行っている立場から今回のPFAS規制について議論します。
本講座の目的は、
(1)PFAS規制の現状がどのような状態にあるのかを把握し、今後のPFAS規制を考慮した材料開発の考え方・方向性を理解、
(2)半導体やエネルギー分野での現状材料技術の状態の理解、更には、
(3)撥水・撥油・滑落特性を有するフッ素フリー材料の開発指針を一つの例としてPFAS代替え材料開発の考え方を理解する事です。
また、欧州での議論の遅れや規制制限の考え方の変化などにも触れ、フッ素フリー材料開発がもつインパクトの大きさ、ゲームチェンジャーになりうる可能性について私見を含めて触れさせて貰います。
■ご講演中のキーワード:
欧州化学品庁(ECHA)規制、半導体、二次電池、燃料電池
表面処理、撥水・撥油・滑落特性、ナノ相分離、親水疎水バランス
■受講対象者:
本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
■本セミナーで習得できること:
フッ素化合物の基本的な分類、PFASの置かれた状況、ECHA規制の概要
ECHA規制の影響、PFAS関連材料に対する各国の規制
代替え材料の可能性、半導体・エネルギー分野でのフッ素フリー材料の動向
フッ素フリー撥水撥油材料について
セミナー内容
はじめに KRIとは
1.PFAS規制
1.1 フッ素化合物とは
1.2 フッ素規制の置かれた状況
1.3 PFASはどこまで規制されるのか
1.4 欧州化学品庁(ECHA)規制
(1)概要
(2)PFAS等代替技術が不透明な分野
(3)意見書
1.5 国内外でのフッ素に関連する動き
(1)日本
(2)アメリカ
(3)EU(その他)
(4)WHO
1.6 企業動向と関連記事
2.PFAS規制対応への取り組み
2.1 フッ素化合物処理の動向
2.2 フッ素化合物分解技術
3.フッ素フリー材料、代替技術の動向
3.1 半導体関連
(1)チラー用冷媒
(2)フォトマスク用防塵フィルム「ペリクル」
(3)高周波対応基板材料
3.2 エネルギー関連
(1)二次電池:バインダー・電解質・表面処理
(2)燃料電池:電解質膜
(3)EV熱マネージメント
3.3 撥水撥油材料
3.3.1 KRIでのフッ素フリー素材への取り組み
3.3.2 ハイブリッド系撥水撥油材料
(1)撥水撥油性と滑落特性
(2)ナノ相分離構造
(3)機械特性、耐熱性
(4)プライマリーフリー
3.3.3 シリコーン系の新規撥水撥油材料
3.3.4. 撥油系素材
補足:ハイブリッド材料のフィルム化
4.まとめと今後の展望
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