技術・研究開発セミナー・技術書籍なら情報機構

「高周波基板材料」オンラインセミナー2025:求められる特性と材料設計・低誘電損失化技術

5G/6G時代の高周波基板材料に求められる特性と
材料設計・低誘電損失化技術

■本セミナーの受講形式(会場/Zoom両アイコンある場合は受講形式選択可)

zoom……Zoomオンライン受講

見逃し視聴あり……見逃し視聴選択可


●高周波基板材料をめぐる技術動向、そしてそれに伴う高周波対応の基板材料に求められる特性と材料設計、低誘電損失化技術についてお話をさせていただきます。

講師

川辺高分子研究所 代表 【元・日鉄ケミカル&マテリアル(株)】 川辺 正直 氏


講師紹介

■略歴:
<学位>
 博士(工学)、九州大学 総合理工学府
 博士論文題目:Stereoselective living polymerization of styrene derivatives.

<職歴>
2024年4月~現在 川辺高分子研究所、代表

2018年4月~2024年3月 日鉄ケミカル&マテリアル(株) 総合研究所 テーマリーダー
2014年4月~2018年3月 新日鉄住金化学株式会社 総合研究所 主幹研究員
2012年10月~2014年3月 新日鉄住金化学株式会社 機能材料研究所 主幹研究員
2001年4月~2012年9月 新日鐵化学株式会社、機能材料研究所、主幹研究員
 1.樹脂改質剤向け末端官能基変性分岐型高分子の開発
 2.高周波基板向け芳香族ビニル系高耐熱・低誘電損失樹脂の開発
 3.PDVBを用いた高機能光学材料の開発
 4.ジビニル化合物の精密重合による新規多官能多分岐高分子(PDVB)の開発
 5.立体規則性が制御されたスチレン系新規機能性ポリマーの合成

1997年1月~2001年3月 財団法人化学技術戦略推進機構、精密重合集中共同研究体、研究員(NEDO、独創的高機能材料創製技術プロジェクト)
 1.スチレン系モノマーの立体規則性リビング重合技術の開発
 2.立体規則性スチレン系ポリマーの高機能化の研究

1993年4月~1996年12月 新日鐵化学株式会社、高分子研究所、研究員
 1.ポリスチレン系ノンハロゲン難燃コンパウンドの開発

1990年12月~1993年3月 新日鐵化学株式会社、商品開発センター、研究員
 1.PC系コンパウンドの開発

1984年7月~1990年11月 新日本製鐵株式会社、先端技術研究所、化学研究センター、研究員
 1.末端反応性ポリスチレンの合成
 2.液晶性ポリエステルカーボネートの合成・構造・物性

1981年7月~1984年6月 新日鐵化学株式会社、技術室
 1.ポリスチレン製造設備能力増強工事
 2.ポリスチレン製造設備技術検討

■ご専門および得意な分野・研究:
 精密重合、高分子合成、樹脂改質材、低誘電材料、難燃材料、光学材料、コンパウンド、
 ポリマーアロイ

<その他関連セミナー>
通信技術 一覧はこちら


日時・受講料・お申込みフォーム

●日時:2025年8月27日(水) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円

【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円

学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。

●録音・録画行為は固くお断りいたします。

■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ →


お申込みはこちらから
オンライン受講/見逃視聴なし

オンライン受講/見逃視聴あり

配布資料・講師への質問など

●配布資料は、印刷物を郵送で1部送付いたします。
・お申込みの際にお受け取り可能な住所を必ずご記入ください。

・郵送の都合上、お申込みは4営業日前までを推奨します。(土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
・それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、その場合、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。ご了承の上お申込みください。
・資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。

●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)

オンラインセミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)

  • PC/タブレット/スマートフォンなど、Zoomが使用できるデバイスをご用意ください。
  • インターネット 回線速度の目安(推奨) 下り:20Mbps以上
  • 開催が近くなりましたら、Zoom入室URL、配布資料、当日の流れなどをメールでご連絡いたします。開催前日(営業日)の12:00までにメールが届かない場合は必ず弊社までご一報ください。
  • ⇒よくある事例として「弊社ドメイン(johokiko.co.jp)のメールがスパム扱いとなっている」「メールアドレスのご記載ミス」などがございます。お申込み後にフォームへご記載いただいたメールアドレスへ自動返信メールを送信しますので、こちらのメールが受信できない場合、弊社からのZoom入室URLや配布資料のご案内メールもお届けすることができなくなってしまいます。予め受信できる設定にお願いいたします。
    ※メールアドレスの記載誤りについては、以下へご連絡お願いいたします。
    req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)
  • 受講者側のVPN、セキュリティ設定、通信帯域などのネットワーク環境ならびに使用デバイスの不具合については弊社では対応いたしかねますので予めご了承ください。
  • Zoom使用に関する注意事項(クリックして展開)

  • 公式サイトから必ず事前のテストミーティングをお試しください。
  • 確認はこちら
    →Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomで音声が聞こえない、カメラ・マイクが使えないなどの事象が起きる可能性がございます。お手数ですが、これらのアプリは閉じた状態にてZoomにご参加ください。
    音声が聞こえない場合の対処例

  • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
  • 参加方法はこちら
    →一部のブラウザは音声が聞こえないなどの不具合が起きる可能性があります。
    対応ブラウザをご確認の上、必ず事前のテストミーティング をお願いします。
    (iOSやAndroidOS ご利用の場合は、アプリインストールが必須となります)

    申込み時に(見逃し視聴あり)を選択された方は、見逃し視聴が可能です。(クリックして展開)

  • 見逃し視聴ありでお申込みされた方は、セミナーの録画動画を一定期間視聴可能です。
  • セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
  • 原則、遅くとも開催4営業日後までに録画動画の配信を開始します(一部、編集加工します)。
  • 視聴期間はセミナー開催日から4営業日後を起点に1週間となります。
  • ex)2/6(月)開催 セミナー → 2/10(金)までに配信開始 → 2/17(金)まで視聴可能
    →見逃し視聴について、 こちらから問題なく視聴できるかご確認ください。(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

    <見逃し視聴ご案内の流れ・配信期間詳細>
  • メールにて視聴用URL・パスワードを配信します。配信開始日を過ぎてもメールが届かない場合は必ず弊社までご連絡ください。
  • 準備出来しだい配信いたしますので開始日が早まる可能性もございます。その場合でも終了日は変わりません。上記例の2/6開催セミナーの場合、2/8から開始となっても2/17まで視聴可能です。
  • GWや年末年始・お盆期間などを挟む場合、それに応じて弊社の標準配信期間設定を延長します。
  • 原則、配信期間の延長はいたしません。
  • 万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、(見逃し視聴あり)の方の受講料は(見逃し視聴なし)の受講料に準じますので、ご了承ください。
  • セミナーポイント

    ■はじめに
    5G/6G時代の情報通信技術では、非常に高度の大容量化、高速伝送化、高速処理化が求められる。信号の高周波数化によってプリント配線板の伝送損失も大きくなり、これによってプリント配線板の発熱や信号の減衰、遅延といった問題が生じる。5G/6G時代の情報通信機器には、GHz領域での伝送損失を低減することが求められるが、このような高周波領域で使用される高周波基板で使用される絶縁材料には、GHz領域での誘電損失損失が小さいことが求められるが、その一方で、実用的な実装材料として種々の機能を満足することが求められる。
     本講演では、高周波基板材料をめぐる技術動向、そしてそれに伴う高周波対応の基板材料に求められる特性と材料設計、低誘電損失化技術について学ぶ。さらに、今後の新しい基板材料に関する技術開発動向及び開発事例について概説する。

    ■ご講演中のキーワード:
    高周波基板、5G/6G、低誘電損失、誘電率、誘電正接、芳香族ビニル、プリント基板、硬化、通信インフラ、電子材料

    ■受講対象者:
    ・電子材料の開発に携わり、材料設計・評価技術・開発事例について学びたい方
    ・高周波用基板材料の現状と技術開発動向について情報を得たい方

    ■必要な予備知識や事前に目を通しておくと理解が深まる文献、サイトなど:
    ・『高速・高周波対応部材の最新開発動向』、技術情報協会、(2024)
    ・『高周波対応基板の材料・要素技術の開発動向』、サイエンス&テクノロジー(株)、(2022)

    ■本セミナーで習得できること:
    ・高周波基板をめぐる技術動向
    ・高周波基板材料に対する要求特性
    ・高周波基板材料で使用される部材の技術動向
    ・高周波基板材料に関する材料設計技術
    ・高周波基板材料に関する低誘電損失化技術とその開発事例

    セミナー内容

    1)プリント基板の高周波対応をめぐる技術動向
     1-1 5G通信システムの進化を支える電子機器の処理能力の向上
     1-2 データ伝送速度の向上とプリント配線板高速化の課題

    2)プリント基板の構造の基礎と機能

    3)高周波基板材料に対する要求特性、評価技術と材料設計
     3-1 高速・高周波基板用材料に対する要求特性と技術トレンド
     3-2 高周波基板用材料の評価技術
     3-3 信号劣化の要因と誘電特性(誘電率、誘電正接)
     3-4 低誘電損失材料の材料設計
     3-5 次世代通信インフラ向け基板材料の用途、要求特性

    4)高周波基板用部材及び材料の特性とその進歩
     4-1 低損失基板を構成するガラスクロスの特性とその進歩
     4-2 低損失基板を構成する銅箔の特性とその進歩
     4-3 低損失基板を構成するフィラー他の特性とその進歩

    5)低誘電材料の技術開発動向と開発事例
     5-1 硬化性ポリフェニレンエーテル系樹脂
     5-2 シクロオレフィン系樹脂
     5-3 マレイミド系熱硬化性樹脂
     5-4 ポリブタジエン系樹脂

    6)低誘電材料の開発事例とその実際技術
     6-1 メタロセン触媒を使用した精密配位アニオン重合技術の開発
     6-2 精密カチオン重合による可溶性硬化型分岐ポリマーの合成
     6-3 可溶性硬化型分岐ポリマーによる高周波基板向け低誘電材料の材料設計・開発
     6-4 精密アニオン重合による末端官能基を有する分岐ポリマーの合成
     6-5 高速・高周波基板向け硬化型低誘電損失接着性材料の開発

    7)まとめ


    お申込みはこちらから
    オンライン受講/見逃視聴なし

    オンライン受講/見逃視聴あり
    ページトップへ