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●金属を中心とした構造材料における腐食劣化についてお話をさせていただきます。
講師
東京電機大学 工学部 機械工学科 教授 齋藤 博之 氏
講師紹介
■ご略歴:
早稲田大学大学院理工学研究科資源および材料工学専攻博士前期修了 1989
博士(工学)早稲田大学 1999
日本電信電話株式会社(研究所,開発部門に勤務) 1989-2014
東京電機大学(工学部機械工学科教授)2014-
■ご専門および得意な分野・研究:
専門:材料科学および工学(MSE),特に金属材料,腐食防食
通信線路・構造物の防食技術開発,鉄鋼の水素脆化メカニズム解明,
超撥水現象のメカニズム解明・超撥水材料の開発,難着雪着氷材料の開発などに従事.
現在は,地下管路の腐食メカニズム解明,地層処分における鉄鋼の腐食メカニズム解明などを手掛ける.
■本テーマ関連学協会でのご活動:
2014/04 ~ 2017/03
戦略的基盤技術高度化支援事業研究開発推進委員会 委員・サブリーダー
2014/07 ~ 2022/03
日本学術振興会180委員会 委員
2014/05
公益社団法人腐食防食学会技術賞
2017/12 ~ 2018/03
老朽化した生産設備における安全対策の調査分析事業 外部専門家
2021/5
日本材料試験技術協会賞
2022/04 ~
(公社)腐食防食学会 RBI分科会 委員
2023/11 ~
金属製処分容器の長期腐食寿命評価技術の技術的課題の検討・過渡期腐食評価技術分科会((公社)腐食防食学会) 委員
<その他関連セミナー>
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日時・受講料・お申込みフォーム
●日時:2025年8月8日(金) 13:00-17:00 *途中、小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講】:1名46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
●録音・録画行為は固くお断りいたします。
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配布資料・講師への質問など
●配布資料はPDFなどのデータで配布いたします。ダウンロード方法などはメールでご案内いたします。
・配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡いたします。
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(土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
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●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。
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セミナーポイント
■受講対象者:
・設備や構造物を設計/運用する方々で,必ずしも腐食を専門としないがその知識を吸収して業務に役立てたい方
■必要な予備知識や事前に目を通しておくと理解が深まる文献、サイトなど:
高等学校の理科(物理・化学)の知識があると理解しやすいと思います。
化学/電気化学の話と皮膜の電気伝導(電子・イオン)の話を含む予定です。
■本セミナーで習得できること:
金属を中心とした構造材料を耐久性をもたせて利用する知識・技術
腐食による装置・構造物の劣化やトラブルに対する防止法・対策法
設計した条件が環境により変化して生じる腐食・劣化などへの対処法・保守技術
セミナー内容
1. 社会における装置・構造物の劣化(特に腐食)による損失
1.1 インフラ(例:管路)の劣化とそれによる損失(概説)
①上水道・下水道
a) 内面の腐食劣化
b) 漏洩とそれが引き起こす2次的な問題
1.2 通信管路・電気管路・ガス管路(概説)
1.3 電子材料の腐食(概説)
2. 金属材料の腐食についての取り扱い
2.1 腐食のメカニズムと定量的な扱い
2.2 全面腐食(均一腐食)と局部腐食
2.3 腐食による材料力学的評価の減少(断面二次モーメント)
2.4 腐食の速さ(肉厚減少)
2.5 腐食の電気化学モデルと解析
2.6 電極電位・分極
2.7 電位の計測・標準電極(参照電極)
2.8 電位-pH図とその活用
3. 耐食性材料
3.1 イオン化列・ネルンスト式から
3.2 ステンレス鋼の例
3.3 ステンレス鋼の防食メカニズム(電位-pH図の利用)
4. 環境とコンクリート
4.1 コンクリート概説
4.2 コンクリート中鉄筋の防食(電位-pH図の利用)
4.3 二酸化炭素や硫黄系ガスによるコンクリート劣化
a) コンクリート自体の劣化
b) コンクリート中鉄筋の劣化(腐食)
c) コンクリート中緊張筋の応力腐食割れ
4.4 塩害
5. 土中における金属腐食
5.1 通気差電池
5.2 電気鉄道
6. その他事例紹介
(当日にいくつかの事例をピックアップして紹介)
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