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実務者のためのGMP教育訓練|ミスから学ぶ品質保証と不正防止の実践|2026年4月開催情報機構セミナー

<GMP教育の決定版:不正を起こさないQualityCultureの醸成>

実務者のためのGMP教育訓練

~過去の偽造/ミスから学ぶ品質保証と不正防止の実践~

■本セミナーの受講形式(会場/Zoom両アイコンある場合は受講形式選択可)

zoom……Zoomオンライン受講

見逃し視聴あり……見逃し視聴選択可


★GMPの仕組みだけでは防げない品質問題にどう向き合うか。 偽造・偽証の実例から学ぶ、現場と人を軸にした医薬品品質保証と教育訓練の考え方

講師

(株)ミノファーゲン製薬 顧問 脇坂 盛雄 氏


講師紹介

■主経歴
1979年にエーザイ(株)入社後,川島工場検査部,生産物流本部,美里工場品質保証部などを経て,2004年より信頼性保証本部品質保証部 統括部長。2006年より品質保証責任者を兼務。その後,理事,日本EMOマネイジメント室 室長を兼任。2013年9月末,同社を退職。
以降,製薬企業の顧問,品質管理/品質保証関連の研修講師を務める。

■専門および得意な分野・研究
医薬品の品質管理/品質保証

■本テーマ関連学協会での活動
東薬工 局方委員(2年間)

<その他関連セミナー>
医薬品製造/製剤技術/品質管理/GMP/CSV/GDP 一覧はこちら


日時・受講料・お申込みフォーム

●日時:2026年4月21日(火) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円

【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円

学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
5名以上でのお申込の場合、更なる割引制度もございます。
 ご希望の方は、以下より別途お問い合わせ・お申込みください。
 req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)

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配布資料・講師への質問など

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 (土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
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●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
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  • セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
  • 原則、遅くとも開催4営業日後までに録画動画の配信を開始します(一部、編集加工します)。
  • 視聴期間はセミナー開催日から4営業日後を起点に1週間となります。
  • ex)2/6(月)開催 セミナー → 2/10(金)までに配信開始 → 2/17(金)まで視聴可能
    →見逃し視聴について、 こちらから問題なく視聴できるかご確認ください。(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

    <見逃し視聴ご案内の流れ・配信期間詳細>
  • メールにて視聴用URL・パスワードを配信します。配信開始日を過ぎてもメールが届かない場合は必ず弊社までご連絡ください。
  • 準備出来しだい配信いたしますので開始日が早まる可能性もございます。その場合でも終了日は変わりません。上記例の2/6開催セミナーの場合、2/8から開始となっても2/17まで視聴可能です。
  • GWや年末年始・お盆期間などを挟む場合、それに応じて弊社の標準配信期間設定を延長します。
  • 原則、配信期間の延長はいたしません。
  • 万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、(見逃し視聴あり)の方の受講料は(見逃し視聴なし)の受講料に準じますので、ご了承ください。
  • セミナーポイント

    ■講座のポイント
    30年医薬品の品質管理/品質保証を担当し、医薬品の品質保証は仕組みも大きいが、やはり一番大きいのは従業員一人ひとりの良い医薬品を造りたいとの思いと、質を高めることに尽きる。
    GMPがあるのになぜ不正なことをしてしまうと。そのために経営の問題を理解した上での教育訓練が重要になってくる。
    福井県の製造所での健康被害発生では、QCとQAの質が高ければ防ぐことができた事例でした。組織長レベルでさえ間違えた判断を行っていた。OOSの理解と運用、データの見方など、気づくチャンスをことごとく見逃している。では、どうすれば良いかとなるとなかなか見つからずに試行錯誤されていることと思う。
    本セミナーでは、偽造・偽証を防ぐことと、一人ひとりがどうすれば良いかを30年の品質管理&品質保証経験並びに他社の失敗事例から学んだことを紹介することで、教育に生かせていただきたい。
    GMPの品質保証に上乗せして、製造で品質保証を行う仕組みの導入、そしてそれにプラスして、一人ひとりの知識と感性による品質保証が大きな現場力になる。それを行うためのマネジメントや教育訓練について、過去の実際の偽造、偽証やミスを題材にしながら説明する。

    ■受講後,習得できること
    ・医薬品の品質保証の全体像を知る
    ・人の教育訓練の方法とマネジメントを知る
    ・品質保証の注意すべき点を知る
    ・偽造/偽証を防止する方法を知る
    ・作業の注意項目を知る
    ・品質保証の考え方を知る

    ■講演中のキーワード
    GMP、教育訓練、品質保証、偽造防止、SOP、Quality Culture、品質トラブル事例

    セミナー内容

    はじめに
     教育訓練の重要性とSOPを順守することの功罪
     1)マネジメントの重要性(経営層の考え方)
     2)性悪説(GMP)に基づく品質保証の仕組み作り
     3)性善説に基づく風土創り

    1.エラーはどうして起きるか 
     1)人
     2)方法
     3)環境/設備
     4)マネジメントエラーの考えと対応

    2.大事故から学ぶこと
     1)トレーサビリティの不備&知識不足が引き起こした食中毒
     2)人のミスと見えて実は背景にミスを引き起こしやすい背景があった飛行機ニアミス
     3)SOPミスによるトンネル内火災事件と反省を次に生かす
     4)人に優しくしないことが引き起こした列車脱線事故
     5)津波による原発事故の想定外と片付ける危険
     6)設計段階でリスクをどれだけ低減するか

    3.偽造、隠ぺいの事例
     1)品質(偽造・隠ぺい)問題が経営に影響
     2)ルール無視を放置したことによる船建設中の大火災
     3) 知識不足とルール違反が引き起こした臨界事故

    4.医薬品産業での偽造、隠ぺいの事例
     1)内部報告での製品回収事例
     2)厚生労働省の改善命令より
     3)環境モニタリングのデータ不正
     4)他産業の事例

    5.PMDAの査察で製品回収につながった事例
     1)韓国原薬2製造所
     2)水虫薬の回収と指摘事項
     3)PMDAの製品回収事例からPMDAのGMP指摘と思われる事例

    6.当局の偽証を防止する施策
     1) 和歌山県の原薬業者の問題点
     2) 無通告査察とその実際
     3) 愛知県の原薬/製剤業者の問題点
     4) 山口県の原薬/製剤業者の問題点
     5) 福井県の製剤コンタミミスで死亡の第三者委員会報告から学ぶ
      ・OOSの取り扱い
      ・データの見方
      ・あれ?普段と違うときに行う方法
     6) 富山県の製薬企業で約100品目回収の第三者委員会報告から学ぶ
     7) 徳島県の製薬企業で約20品目回収
     8) 3製造所の行政処分と改善命令
     9) 石川県のGMP違反
     10)富山県の製造販売承認書違反と記録の虚偽
     11)秋田県の製造所の試験データの偽造・偽証
     12)フェリング・ファーマに業務改善命令

    7.重大な品質問題が生じた時の実際のマネジメント対応例
     1)報告すると製品回収のリスク、報告しなければ製品回収はないとの狭間のジレンマ

    8.作業者が隠ぺいをした事例とその対応
     1)試験を実施しなかった
     2)意図的にSOPを遵守しない

    9.なぜ作業者は報告しない/隠ぺいするのか
     1)隠蔽の意識がない行為
     2)SOPに対する軽視

    10.風土の問題
     1)マネジメントの問題 
     2)一人ひとりが生かされる風土

    11.経営者の問題
     1)ICHのDIガイダンスより
     2)リソースの考え方
     3)教育訓練に投資することが最大のリスク防止

    12.作業者がミスを起こしにくいSOP/製造指図とは?
     1)重要な項目はダブルチェック
     2)ダブルチェックする項目を明確にしサインをすることにより責任を明確にする。
     3)記録は必ずダブルチェックする。
     4)記録はその都度記入する。
     5)計量などの重要な項目はプリントアウトさせる。かつ記録のすぐ近くに貼付欄を設ける。
     6)重要な項目はレ点ではなく記入させる。
     7)表示物の計数管理は引き算をしない。
     8)ラベルなどは廃棄するものを台紙に貼付して後日問題があった時にトレースできるようにする。
     9)現場の作業者に計算させるようなSOPにしない。
     10)現場の計測器の単位とSOPの単位は一致させる。
     11)現場の作業指示書/作業カードも文書管理を行う。
     12)作業カード等に写真など視覚情報を掲載する。

    13.偽造を見つけるための査察(PMDAが行うと想像される項目)
     1)逸脱/OOSなどの事例を深堀する
     2)日付に注目する
     3)サイン日の出社を確認する
     4)紙の白さに注目する
     5)収率に注目する
     6)受け入れ試験から出荷までの製造工程を一貫して記録を見る
     7)作業者に個別ヒアリングを行う
     8)プラントツアー時に現場の記録等を確認する
     9)倉庫の原料を確認する
     10)倉庫の入荷ログ(リスト)を確認する。
     11)生データを確認する 
     12)サンプリングではなく全てのロットを確認する 
     13)資格者を確認する
     14)指図記録書を確認する        
     15)試験のサンプリング量を確認する
     16)サンプリング者を確認する
     17)標準品管理を確認する
     18)逸脱&OOSの発生頻度を確認する

    その他(講師が行っている確認項目)
     1)健康増進法の喫煙環境の確認
     2)SDSの入手とそれのSOPへの反映
     3)自動販売機の値段
     4)作業者の動きを確認する

    14.医薬品製造の品質トラブル 
     1)ドリンク剤の使用期限と製造番号の捺印が逆になっている(製品苦情)
     2)原薬の中に,ガラス異物が何個か見つかった(逸脱)
     3)注射剤のバイアル瓶の個装箱への包装時に他社製品のフリップキャップが見つかった(逸脱)
     4)品質再評価の試験方法が,1/12個アウトにでている(新規試験方法設定)
     5)他社製品の自社への販売移管時の品質評価(導入時の品質評価)
     6)ドリンク剤(食品)の栄養成分表示ミスが見つかった(問い合わせ)
     7)中国査察時に製造販売承認書に記載されていない原薬製造所で異物除去
      (製造販売承認書からの逸脱)
     8)製造販売承認書からの逸脱(一変事項の個所だが品質には影響しない)
     9)処方成分でないものを製造工程で使用していることが判明
      (レギュレーション厳格化への対応)
     10)ある製品のOOSが何度も発生している
      (当局査察時のリスクと収去時のリスク)

    15.2022年GMP事例集紹介
     1)代替試験
     2)安定性モニタリング
     3)洗浄 ホールドタイム
     4)設備の共用
     5)製造用水
     6)保管(習慣性医薬品など)
     7)検体採取(サンプリング)
     8)参考品・保存品管理 など

    16.GMPがこれまで以上に重要
     1)GMP不備から製品回収
     2)GMP不備による新製品承認遅れ
     3)PMDAのオレンジレター

    17.製造販売承認書の齟齬チェック者と責任者の研修
     1)教育訓練(知る)
     2)齟齬のチェック方法と対策(実践する)
     3)齟齬を防ぐ仕組み(維持する)

    18.教育訓練
     1)SOPへの認識を改める/SOPを知る
     2)ヒューマンエラーと故意との違い
     3)教育訓練の効果検証の方法について ・
     4)認定制度
     5)ノウハウ集
     6)違反ができないGMP仕組みが人を守る
       ・現場でのサンプリング
       ・食品会社の取り組み(農薬混入から)
     7)3ゲン(現場、現物、現実) 5ゲン(+原理、原則)
     8)PDCA Plan Do Check Action  品質サイクル
     9)MBWA Management By Wandering Around
     10)CRM(Cockpit Resource Management)の業務への取り込み
     11)割れ窓理論の実践による大きなリスク回避(ハインリッヒの法則)  
     12)Spiritual 5S(精神/整理・整頓・清掃・清潔)
     13)3H(初めて、変更、久しぶり),5H(犯罪、普段と違うを追加)
     14)先送りしない(先送りしても問題が起きない場合も)
      ・目の前の品質課題を一つひとつ解決する→行動する
     15)感性の3要素

    19.講師の考えるQuality Culture醸成
     1)FDAのQuality CultureとMetrix
     2)日本の品質文化
     3)経営者の姿勢
     4)偽造/偽証の元凶
     5)逸脱/OOSの報告とマネジメント
     6)働く目的
     7)一人ひとりがイキイキと
     8)Quality Cultureを醸成するための教育

    20.HPからGMP自主学習
     1)一言GMP
     2)現場力
     3)感性の3要素 など

    21.教育訓練者の基本的な考え
     1)イソップ寓話『北風と太陽』から学ぶこと
     2)心理的安全性
     3)「性弱説」
     4)うっかりミスには寛容、確信犯のSOP違反は処分
     5)患者さんの痛みを感じる研修

    22.人が創る品質


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    セミナーコード:AB260485

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