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セミナーリポート|SOFC/SOECの社会実装に向けた機械工学的アプローチによる設計の基礎

【会場セミナーリポート 2024年10月15日開催】

SOFC/SOECの社会実装に向けた

機械工学的アプローチによる設計の基礎

~全固体電池やその他の構造物にも応用に向けて~

講師・開催日時・場所

講師:東北大学 工学研究科附属先端材料強度科学研究センター 准教授 佐藤 一永 氏
開催日時: 2024年10月15日(火) 10:30-16:30
会場:[東京・大井町]きゅりあん5階 第1講習室

はじめに

 この度、ご講演をいただきましたのは東北大学の佐藤一永氏です(研究室HP)。
 佐藤氏の研究室では、材料力学・材料強度学を学術基盤として現在は下記をキーワードにカーボンニュートラルの実現に向けた「エネルギー循環システム」に関する研究をされています。

  • 固体酸化物電解セル(SOEC)
  • 全固体電池(ASSB)
  • 宇宙電池
  • アンモニア発電
  • 先進評価

  •  今回は、材料力学の基礎からお話しいただいた上でSOFC/SOECの基礎的な設計法についてお願いをさせていただきました。

    セミナーについて

     SOFC/SOECを設計する際、様々な過程で発生する応力の把握が必要となります。材料製造方法・運転方法を実験・計算で把握することで、複雑な構造設計も正確に予測することが可能となります。
     今回は、生産システムも考慮したSOFC/SOECの基礎的な設計法について初学者でもわかりやすく解説いただきました。また全固体電池やその他の構造物にも応用可能である点もお話くださいました。

    以下、当日のご講演の様子を抜粋してご紹介します!

    ※佐藤氏と参加者の皆様

    ※スライド1:全固体電気化学デバイスについて


    ※スライド2:課題解決に向けた研究室で行っている取り組みについて

    セミナーを終えて

     今回のセミナー、企画担当として初めて提案した内容でしたので無事にセミナーを終えることが出来て良かったです。質疑応答も様々な質問が出ていました(全体終了後も名刺交換を兼ねて個別にご質問される方が多かったです)。
     身近にある形状因子に関するお話については、専門知識のあまりない方にもわかりやすく例えていただいたお陰で非常にわかりやすかったのではないかと思います。
    ※私自身が専門出身ではなかったので、わかりやすく感じました。

    以下、当日受講いただいた皆様からの声を一部ご紹介いたします。

  • 実例も交えての説明でしたので、非常にわかりやすくて良かったです。
  • 欠陥評価に関するところは、丁度気になっていた部分でしたので直接聞くことが出来て良かったです。
  • SOEC開発にあたり、耐久性について気になっていました。終了後も個別で質問にご対応頂けて助かりました。

  •  弊社では本講座以外にも、様々なセミナーの開催、書籍の発刊を多数行っており、皆様からのお役に立てるようラインナップの拡充に努めております。

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  •  今後も講師の皆様から最新の情報を伺いつつ、皆様のご要望に応えられるセミナー・書籍の企画を行っていく所存です。
     何かございましたら、こちらのリクエストページまでどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

     最後になりましたが、今回弊社で初めてご講演いただきました佐藤氏には開催に向けて直前まで資料の調整をはじめとし、ご尽力くださいましたこと厚く御礼申し上げます。

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