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発刊・体裁・価格
発刊 2012年6月26日 定価 35,200円 (税込(消費税10%))
体裁 B5判 175ページ ISBN 978-4-905545-59-0 →詳細、申込方法はこちらを参照
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本書のポイント
★特段の英語能力や経験は不要!類型的な表現を学び、実践力を養う!
★各国及び国内のSDSの基本的記載事項を対比し、類型的な構成を理解。
★実際のSDS(MSDS)記載文章を英語・日本語で対比して、具体的に検討。
★SDSやGHSにおいて使われる用語(英語)を日本語と対応させた用語集(対比表)を巻末に掲載。
執筆者
理学博士 佐藤 博 先生
*簡単なご略歴
元武田薬品工業株式会社 環境安全管理室長
*主な著書
「環境監査手続きの実際」
「環境英語ABC 英語でみる環境問題」
「いますぐ始める環境監査」
「英語で考える環境問題」
執筆者より
化学物質の製造・供給・使用などは、日本国内だけに限定されません。数多くの化学物質が日本に輸入され、同様に外国に輸出されています。このようなとき、当事者はどのようにSDSに向かい合えばよいのでしょうか。端的に言えば、化学物質の供給者であれば、定められた様式を用いて英語でSDSを作成して提供することが求められます。逆に、輸入業者や使用者は、外国で作成された英語のSDSを理解する必要があります。
これまでに、MSDSの英語表現に関する教材はそれほど多くはありませんでした。今回出版の「英文SDS入門 作成と読解」は、まさにSDSを英語で作成する人や英語版SDSを読解する人たちを対象にした入門書であります。特段の英語の能力や経験はあまり必要としません。かなり類型的な表現が多いので、コツをつかめば実践力は付いてくると思います。
本書が、初歩からSDSを英語で作成しようとする人、あるいは英語版SDSを読解しようとする人にとって有益なものになることを願います。
(本文 「はじめに」より抜粋)
目次
本編
第1章 MSDSとは
1. 世界にはどのような制度があるか
1.1 日本
1.2 米国
1.3 欧州連合(EU)
2. それぞれのMSDS(SDS)がめざすところ
2.1 日本
2.2 米国
2.3 ISO
2.4 欧州連合(EU)
第2章 MSDSに求められる記載事項
1. 国内三法に基づくMSDSの記載事項
2. JIS Z 7250:2010
2.1 基準制定・改正の経緯
2.2 MSDS記載項目
3. ISO 11014:2009
3.1 基準制定・改正の経緯
3.2 SDS記載項目
4. JIS版とISO版の記載項目の比較
5. 米国におけるSDS
5.1 制度
5.2 MSDSからSDSへ
5.3 SDSの対象となる人
5.4 免除の有無
5.5 SDSの記載方法
5.6 HCS施行スケジュール
5.7 米国の(M)SDSにおける特徴の一つ(危険有害性の表示)
6. EUにおけるSDS
6.1 概略
6.2 SDS記載事項
6.3 Exposure Scenario(暴露シナリオ)
7. 英国におけるSDS
8. シンガポール
9. 国連欧州経済委員会
(United Nations Economic Commission for Europe; UNECE)
第3章 ISO 11014:2009及びJIS Z 7250:2010の記載内容の対比解釈
1. 主な用語の定義
2. ISOで用いられる助動詞による拘束性の違い
第4章 GHS・分類表示関連
1. GHS分類(GHS Classification)に基づく危険有害性
2. GHSに基づくPictogram(絵表示)の英語表現
3. Hazard Statement及びPrecautionary Statementのコード化
3.1 Hazard Statement(危険有害性情報)
3.2 Precautionary Statement(注意書き)
4. R-phrase(s)(リスクフレーズ)及びS-phrase(s)(セーフティフレーズ)
第5章 実例MSDS記載内容の(英・日)比較解釈
第6章 輸送関係における化学物質の危険有害性
1. MSDS(SDS)記載事項
2. 国連危険物輸送勧告(UNRTDG)
3. 国連番号(UN Number)
4. 国連分類
5. 国連輸送名(品名)(Proper Shipping Name)
6. 包装等級(Packing Group)
7. EmS Guide(危険物を運送する船舶の非常措置)
第7章 MSDS(SDS)に関するQ&A
1. 国内三法MSDSに関するQ&A
1.1 特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(化管法)関係のQ&A
1.2 労働安全衛生法関係のQ&A
1.3 毒物及び劇物取締法関係のQ&A
2. 米国のSDSに関するQ&A
3. EUのSDSに関するQ&A
参考文献
資料編
資料―Ⅰ(Exposure Scenario)
資料―Ⅱ(危険有害性クラス(Hazard Class)における危険有害性区分(Hazard Category)の区分方法)
資料―Ⅲ(危険有害性情報コード・注意書きコード)
資料―Ⅳ(リスクフレーズ・セーフティフレーズ)
資料―Ⅴ(SDSにおける英語・日本語用語対比表)