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粉体処理(乾燥、粉砕、混合、造粒)技術セミナー│2025年4月・東京会場│基礎・機種選定・実践ノウハウ

粉体処理(乾燥、粉砕、混合、造粒)の基礎・機種選定から実践ノウハウ
~小型透明デモ機実験を体感し、装置内の粉体挙動を理解する~

※本ページは試験的にデザインを変えております。お申込みフォームは下部の日時・受講料などの欄にございます※
■本セミナーの受講形式(会場/Zoom両アイコンある場合は受講形式選択可)

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〇実務経験豊富な講師が、理論/現場での実際の両面から解説。
〇粉体処理プロセスの基礎から装置選定やパラメータ設定の勘所、事例を交えたトラブルの体系化と対策、最新技術動向まで。
〇小型透明デモ機(模型)を随所に交えながら解説!粉の挙動を「実際に観る・触る・操作する」ことで実践的なノウハウ・コツを獲得できます。

講師

吉原伊知郎技術士事務所 所長 吉原 伊知郎 氏

奈良機械製作所 取締役
 日本粉体工業技術協会 会友
 造粒分科会 幹事会アドバイザー(代表幹事)


講師紹介(2025年1月現在)

■ご略歴など:
1976年 東京農工大学工学部 化学工学科卒業
同年 株式会社奈良機械製作所 入社
 乾燥、粉砕、造粒、表面改質のプロセス開発に関わる
 計画設計部長、海外営業部長を経て
1994~2001年 奈良機械製作所ヨーロッパ支社支店長 ドイツ駐在
2001年より 本社勤務。日本粉体工業技術協会、造粒分科会代表幹事
 取締役部長、取締ヨーロッパ支店長を経て2014年フェロー就任
2015年1月より 吉原伊知郎技術士事務所開設

技術士(機械部門)、東京農工大学技術士会会長
趣味:機械模型製作、山登り、ジョギング

■本テーマ関連学協会での活動:
日本粉体工業技術協会 造粒分科会にて技術討論会主催(2001年4月より2015年3月まで代表幹事)。現在幹事会アドバイザー。
日本技術士会 技術士協同組合 微粒子技術研究会世話人

■関連解説書籍:
「よくわかる粉体・粒体ができるまで 機能を持った粒をつくる造粒技術」(日刊工業新聞社・2022年1月)

<その他関連セミナー>
粉体・粒子・分散・乳化・スラリー 一覧はこちら


日時・会場・受講料・お申込みフォーム

●日時:2025年4月11日(金) 10:30-17:00 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

●会場:[東京・大井町]きゅりあん 4階研修室 →「セミナー会場へのアクセス」

●受講料:
【会場受講】:1名55,000円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき44,000円

学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。

●録音・録画行為は固くお断りいたします。

■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ →


お申込みはこちらから

会場(対面)セミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)

●配布資料は、印刷したものを当日会場にてお渡しいたします。

●当日会場でセミナー費用等の現金支払はできません。
●昼食やお飲み物の提供もございませんので、各自ご用意いただけましたら幸いです。
●録音・撮影行為は固くお断りいたします。
●講義中の携帯電話・スマートフォンでの通話や音を発する操作はご遠慮ください。
●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方のご迷惑となる場合がありますので、極力お控えください。場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承ください(パソコン実習講座を除きます。)

セミナーポイント

■はじめに:
 「粉・粒に関わるプロセス」は、人間社会における基礎的技術であり、医薬品・食品・二次電池などの先端技術ばかりではなく、化粧品・色材・肥料飼料・医療品・芸術など、人間の感性に関わる「機能性新材料」にも関わる大切な技術である。
 しかしながら、製造現場においてもなかなか実際の粉や粒に接し、粉の特性、粒の動きを体感した上で設計ができる技術者は、多いとは言えない。気体・液体の「連続体」と異なり、粉体・粒体は、同じ化学組成でもその粒径や粒度分布、内部構造や表面状態によって物性が全く異なる「離散体」と称する。粉の扱いは難しいと言われる所以である。
 本講座では、基本的な知識と共に、中が見える透明実演模型シリーズで参加者が自分達で考え、「粉の動きを観察・操作・体感」するチャンスを提供する。その上で講師が実際に体験したトラブルとその対策を解説し、間違いのないプロセス運転のコツを紹介する。

■受講対象者:
・研究開発の仕事をしているが実際の生産装置を運転した経験の少ない方。
・本業は粉・粒を扱っているが、製造現場では運転条件を変えられないために、装置の運転パラメーター限界がわからないと感じている方。
・新しく研究の部署に配属された、技術分野での経験5~10年の方。
・異業種の「粉・粒を扱っている分野」の常識を知り、ご自分の分野に生かしたいと考えている方。
・装置を設計してきた先輩達が忙しくて、社内では設計のポイント、運転のポイントを、詳しく伝承されていないと感じている方。
・本テーマに興味のある方なら誰でも受講可能です。

■必要な予備知識:
・現場経験2~3年程度の基礎知識。
・工業高校機械、化学、化学工学レベルの知識。
・粉・粒に興味のある方。

■本セミナーで習得できること:
・粉体プロセスの基本知識。粉体処理装置を「俯瞰」する
・乾燥・粉砕・混合、造粒操作の大枠から見た原理と、その原理を利用している装置の知識
・「アクリル製透明小型模型」による粉体挙動の“見える化”実演で、粉・粒体現象の体験。今回は2025年までに製作した、新しい装置も解説する
・「粉・粒であるがためのプロセス・トラブル」を体系化して分類し、それぞれの対策ノウハウの疑似体験
・ホッパー形状に依る、粉体の「閉塞現象」「解消方法」を実演・体験
・2024年11月に東京で開催された、粉体工業展:powtex2014の「展示機器/技術」動向
など

セミナー内容

1.はじめに
 1-1 粉・粒に関わる単位操作全体を俯瞰し、業界による要求仕様を把握する
  ・「粉体は 世に出るまでの 仮姿」実際の業界での材料としての要求仕様
  ・中間製品を制する者が、最終製品を制する「品質保証」の考え方→PAT.
  ・粉体工学会が考える「粉」と「粒」の違い
 1-2 「粉は魔物」と言われるのは何故か。トラブルの実例とその原因。
  ・偏析現象の体験、粉の流れの予測と実際
  ・物質「固体・液体・気体」と粉体「静止層・流動層・移動層」の「相関」
 1-3 粉体処理プロセスの「エンジニアリング・フローシート」を読む。
  ・物質の移動
  ・熱量の移動
  ・運動量の移動
  ・制御方法

2.乾燥操作
 2-1 乾燥操作の基本
  2-1-1 乾燥原理の分類「原料の形態によって、使える乾燥装置を選定する」
  2-1-2 乾燥カーブと主たるパラメーター
  2-1-3 乾燥装置の分類と選定「製品に与える機能によって、乾燥原理を選定する」
  2-1-4 乾燥装置のフローシート例
  2-1-5 小型透明デモ機による流動層実演と体験。動画も多用する。
   ・小型透明回分式実演模型「円筒形」使用(サイクロン併用による循環運転)
   ・小型連続乾燥装置「箱形」の連続投入・連続排出運転体感。
   ・新規製作「CM+FD+SF+WSF;Feed Back System」より良い理解のため。
 2-2 乾燥操作の特徴的現象
  2-2-1 直接乾燥分野
  2-2-2 間接乾燥分野
  2-2-3 その他の乾燥分野スケールアップ例

3.粉砕操作
 3-1 粉砕操作の基本
  3-1-1 粉砕原理の分類「原料粒径と到達粒径によって粉砕原理を選定する」
  3-1-2 粉砕装置の分類と選定「最終製品に与える物性形態、によって、装置を選定する」
  3-1-3 粉砕装置の実際(小型透明デモ機高速衝撃ピンミルモデルによる)
 3-2 粉砕操作で発生する粉体挙動例
  3-2-1 回分式粉砕分野
  3-2-2 連続式粉砕分野
  3-2-3 その他の粉砕分野、簡単なスケールアップ方法実例

4.混合、造粒操作
 4-1 混合原理の分類
  4-1-1 混合終点の探索と混合式「混合カーブを作っているか」
  4-1-2 混合装置の分類と選定
 4-2 造粒操作の基本
  4-2-1 造粒原理の分類
  4-2-2 造粒終点探索と主たるパラメーター
  4-2-3 造粒装置の分類と選定
  4-2-4 機能性粒子の創成 添加剤とバインダー
 4-3 小型透明デモ機による混合・造粒の実演と体験:動画も交えて
  4-3-1 転動造粒・混合攪拌造粒モデルによる混合造粒実験

5.粉体機器のトラブル対応
 5-1 トラブルの原因、トラブルの分類、トラブル対策
 5-2 トラブル対策の分類と新しい提案「コストパフォーマンスの良い対策」
 5-3 トラブルを予測し対策、解決例。「エスケープルート的トラブル対策」
 5-4 小型透明デモ機によるトラブルの実演・体験と対策
  ・「貯槽形状による、粉体閉塞実演」透明2次元粉体層モデル使用
  ・「均一ピッチ・スクリューフィーダ-・ホッパー内の偏流」透明モデル使用

6.おわりに
 ・これから求められる機器設計の「トラブル対策におけるコストとパーフォーマンス」
 ・2024年11月に東京で開催された粉体工業展:powtex2024における[粉体機器/技術]の動向について、取材の内容を解説。

<質疑応答・個別相談・講師との名刺交換>


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