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公差設計の基礎と実践 セミナー 2025年7月8日開催

設計者が身に付けるべき本当の公差設計!
幾何公差不要の設計力が身に付く

公差設計の基礎と実践

【演習付き 定員15名】

■本セミナーの受講形式(会場/Zoom両アイコンある場合は受講形式選択可)

会場(対面)受講……会場(対面)受講


若手設計者必見!幾何公差の基本~設計意図を正しく伝えるのではなく「設計意図を正しく設計する」ためのセミナー。
なぜ、図面通りに現物が仕上がらないかの答えが見つかる設計者必見の内容です。
図面の書き方以前にどう設計すべきかを、実際の「車載製品を事例」にDRBFMトヨタA級認定講師が伝授します。

講師

Nakadeメソッド研究所 代表
トヨタ自動車認定 DRBFM A級エキスパート  中出 義幸 氏

※希望者は講師との名刺交換が可能です。
講師プロフィール(クリック・タップして展開ください)

■ご略歴
パナソニック(株)にて車載電装品の開発を26年間担当。
複雑な構造設計及び回路設計技術の習得とハンドル周辺の
操作スイッチ、キーレス等の製品開発とマネジメントに従事。
・2013年 トヨタ自動車(株)DRBFM A級エキスパート認定
・2014年 社長賞受賞
・2015年 パナソニック退社、独立。
・2018年 Nakadeメソッド研究所 設立

■ご専門および得意な分野・研究
①車載電装品開発力、公差設計力
 特許出願143件、登録件数国内67件、海外登録件数29件
②事業化推進力
 コンセプト提案力を有し、キーレス、エアコンパネルスイッチ、
 ハンドル周辺操作ユニットの製品開発と事業化経験を持つ
③創造的品質問題未然防止手法
 独自に「Nakadeメゾット」を考案
 A級エキスパート認定を世界で10人目に取得、B級9名を認定指導
 社員研修所他で、延べ100回、約2,600人に講義実践

<その他関連セミナー>
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5月16日講師中出先生による大人気講座「正しい“FMEA/FTA/DRBFM”の進め方」開催!


日時・会場・受講料・お申込みフォーム

●日時:2025年7月8日(火) 10:00-17:00 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

●会場:[東京・大井町]きゅりあん 4階第1特別講習室 →「セミナー会場へのアクセス」

●受講料:
【会場受講】:1名55,000円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき44,000円(税込(消費税10%)

学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。

●録音・録画行為は固くお断りいたします。

■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ →


お申込みはこちらから

会場(対面)セミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)

●配布資料は、印刷したものを当日会場にてお渡しいたします。

●当日会場でセミナー費用等の現金支払はできません。
●昼食やお飲み物の提供もございませんので、各自ご用意いただけましたら幸いです。
●録音・撮影行為は固くお断りいたします。
●講義中の携帯電話・スマートフォンでの通話や音を発する操作はご遠慮ください。
●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方のご迷惑となる場合がありますので、極力お控えください。場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承ください(パソコン実習講座を除きます。)

セミナーポイント

※本講座は講師のご意向により、
同業の方・コンサルタント/教育関係の方、自動車メーカーの方はご受講をお断りいたします。また、ご所属の確認できない方につきましても受講をお断りする場合がございます。予めご了承をお願いいたします。
※定員到達いたしましたらお申し込みは締め切ります。受講を希望される方はお早めにお申し込みください。
※定員が少人数のため、1社4名以上のお申し込みは原則お受けできません。あらかじめご了承ください。


■開催趣旨
本来の設計は、「ものづくり」を熟知した構造を考案することに他なりません。多くの設計者は「ものづくり」を理解しないまま公差解析に確率論を適用してしまい、その結果、金型改造や図面修正など土壇場で設計の手戻りが発生しています。確率論は工程管理に使用するもので、実際の設計現場は確率論や幾何公差では問題解決しないのです。
本セミナーでは、教科書には書けない「ものづくりを考慮した設計」をどのように進めていったらよいか、現場を知り尽くしたDRBFMトヨタA級認定講師が、樹脂部品を事例に“本当に設計者が身に付けるべき公差設計“について、①公差値はどのようにして決まるのか、②構造設計に必要な、設計基準や金型構造、樹脂成形、材料特性を理解することの大切さを、リコール経験談など具体的な事例を交えて分かりやすくお伝えします。
本セミナーを受講することで、若手技術者でも機構設計の全体像を理解できるようになり、設計力が格段にアップします。技術者や管理者など、多くの方の受講をお勧めいたします。

■今までの受講者のコメント(抜粋)
確率論(2乗和平方根)での公差計算の注意点などを理論的に学べたのは大きかったです。
設計の考え方、ノウハウを学ぶことができて満足です。
公差に関してのセミナーを始めて受講させていただき、今後の業務に活かせる有意義な時間となりました。
専門的でしたが、とても分かりやすい内容で勉強になりました!
確率法に頼らないワーストケースを想定した公差設計ノウハウに興味を持ちました。
等々ご好評をいただいております

■受講対象者:
・20~30代の若手技術者
・品質管理、生産・製造技術者

■本講座で得られる知識:
①公差設計理論と公差解析法
②構造設計に必要な樹脂成形と金型知識
③正しい公差設計の進め方と設計ノウハウ

■必要なもの※簡単な演習を行います。
・関数電卓(ルート計算ができれば可)
・定規
※上記は会場でご準備いたしますが使い慣れたものを希望される方はお持ちください。

セミナー内容

0. セミナーへの想い

1.はじめに
  1-1. 確率法で公差解析はするな!
  1-2. ゼロ・ディフェクト思考
  1-3. 公差設計の現状

2.現状の課題とセミナーのねらい
  2-1. 現状の課題
  2-2. セミナーのねらい

3.公差設計と公差解析
  3-1. 公差概論
  3-2. 公差解析の必要性
  3-3. 公差の種類
  3-4. 公差のJIS規格
  3-5. 形状公差:幾何公差記号
  3-6. サイズ公差と幾何公差の違い
  3-7. 公差解析法
  3-8. 公差解析の計算例
  3-9. 確率法の成立要件

4.公差を決める設計プロセス
  4-1. 構想設計~金型~成型、製品完成まで
  4-2. モノ造りでのバラツキの配慮
  4-3. 樹脂の成形収縮率
  4-4. 公差設計での樹脂の使いこなし!
     事故事例とその対処法
     接点技術、ABS、PBT、PP樹脂
 (理解度チェック)

5.金型構造と射出成型機
  5-1.金型の基本構造
  5-2.樹脂射出成型プロセス
  5-3.射出成形金型の基本機能

6.樹脂成形での配慮すべき公差設計のポイント
  6-1. 成形不具合とその対策形状
  6-2. 公差を考慮した樹脂別推奨肉厚
  6-3. 公差上配慮すべき金型設計内容
  6-4. 幾何公差の弊害
  6-5. ズレ修正とバラツキ抑え
  6-6. 設計者が一番知りたいこと!!!
     公差値設定のポイント!

7.公差設計の勘所!…演習あり
  設計者として押さえておきたいノウハウと事例!

  7-1. プッシュボタン構造設計
  7-2. プリント基板の位置決め設計
  7-3. 樹脂筐体へのブラケット固定設計
  7-4. プッシュ操作スイッチ構造設計
  7-5. CAD図での架空点/線 対処法
  (理解度チェック)

8.公差設計実践…2Stepの勧め
  Step1:設計時…積上法で構造考案
  Step2:量産後…確率法で部品管理

9.おわりに
  講師から設計者への手紙!

<質疑応答>


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