……会場(対面)受講
・「そのプラスチックはどれだけもつのか?」
・樹脂材料の“評価”、“解析”、“寿命予測”の具体策を学ぶ
・高分子耐久性・劣化予測の「大家」から直接指導を受ける機会です
講師
神奈川大学 名誉教授
総合理学研究所 客員研究員 工学博士 大石 不二夫 氏
講師紹介
昭和38年東京都立大学工学部卒業、国鉄本社入社、鉄道技術研究所配属、主任研究員、有機化学ユニットリーダー。昭和62年国鉄改革に伴い(財)鉄道総合技術研究所へ移り、理事長直属主幹研究員。平成2年神奈川大学理学部教授就任、平成22年に定年退職し、帝京大学短期大学教授就任、令和3年に勇退。
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日時・会場・受講料・お申込みフォーム
●日時:2025年9月19日(金) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
●会場:[東京・大井町]きゅりあん 4階第2特別講習室 →「セミナー会場へのアクセス」
●受講料:
【会場受講】:1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
●録音・録画行為は固くお断りいたします。
お申込みはこちらから
会場(対面)セミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)
●配布資料は、印刷したものを当日会場にてお渡しいたします。
●当日会場でセミナー費用等の現金支払はできません。●昼食やお飲み物の提供もございませんので、各自ご用意いただけましたら幸いです。
●録音・撮影行為は固くお断りいたします。
●講義中の携帯電話・スマートフォンでの通話や音を発する操作はご遠慮ください。
●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方のご迷惑となる場合がありますので、極力お控えください。場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承ください(パソコン実習講座を除きます。)
セミナーポイント
○講師より
プラスチック・ゴム・繊維や複合材料などの信頼性を支える耐久性は環境条件や使用条件に左右されます。本セミナーでは高分子材料の劣化の調べ方・耐久性の評価法・寿命予測法を具体的に示します。なおセミナーまでに寄せられた質問はもちろん、セミナー当日の質問にも可能な限り回答します。また以下の「プログラム」において、特に重点的に知りたい項目があれば、それに応じるようにする予定です。
○受講対象者
・プラスチック・ゴム・複合材料を取り扱う技術者(設計・製造など)の方
・高分子材料の研究者・開発者で、耐久性の評価・寿命予測や信頼性の構築に従事している方
・高分子材料を用いた商品・製品の品質評価・品質保証担当者(耐用年数を決める立場の方やクレーム処理の担当者) など
○受講して得られる知見、情報
・高分子材料の劣化機構と劣化解析方法
・目的に合致した高分子の耐久性評価方法
・寿命予測・耐用年数の定め方についての考え方と具体的手法
▽好評の声、続々!(過去受講者アンケートより)
「とても有意義なお話を、どうもありがとうございました」(医療機器の商品開発)
「質問にも随時答えて頂き、ありがたかったです」(複合材研究開発)
「劣化予測の方法を知りたくて受講。大変有益でした」(材料分析・解析)
セミナー内容
1.はじめに-緒言-
2.高分子耐久性への3つのアプローチ
2.1 劣化解析
2.2 耐久性評価
2.3 寿命予測
2.4 高分子材料の劣化の基本要素
2.4.1 光
2.4.2 力
2.4.3 熱
2.4.4 電気
2.5 劣化解析の定義
2.6 耐久性評価の定義
2.7 寿命予測の定義
3.高分子の劣化解析・耐久性評価・寿命予測のポイント
3.1 劣化解析の手順・ポイント
3.1.1 試料の内容の明確な把握
3.1.2 劣化条件の明確な把握
3.1.3 測定項目の選択
3.1.4 科学的なデータ解析
3.1.5 実験の結論・結果の意味
3.2 耐久性評価の手順・ポイント
3.2.1 目的とそれに合致した実験計画の策定
3.2.2 寿命予測へつなげるための耐久性評価
3.2.3 評価方法の選択と標準試験法との関係
3.2.4 材料科学的な判断
3.3 寿命予測の手順・ポイント
3.3.1 「材料」と「機能」の意味、関係性
3.3.2 機能の寿命の明確な定義付け
3.3.3 寿命判定基準とシミュレーション
3.3.4 中間結果の検討
3.3.5 模擬試験や促進試験、フィールドデータの総合比較
3.3.6 シミュレーション結果の判定、結論付けの当事者間の合意
3.3.7 要求機能や経済性等も加味したシステム工学的な結論付け
4.タイプ別の寿命予測方法
4.1 反応速度論に基づく寿命予測法~アレニウス法~
4.2 統計的手法による寿命予測
4.3 材料破壊理論や破壊観察に基づく疲労やクリープの予測法
4.4 標準化された促進試験法による寿命予測
4.5 コンピューターシミュレーションによる寿命予測
4.6 実物試験体によるシミュレーション
4.7 シミュレーター(模擬実験装置)によるシミュレーション
4.8 ウェザーメーターによる耐侯性のシミュレーション
4.9 新促進実験法とフィールドテストとの相関~C型寿命予測法~
4.10 現場回収品と室内促進試験より推定する方法
4.11 比例倍数法による寿命予測法
5.新しい耐久性評価手法
5.1 神奈川大学大石研究室から提案した新手法
5.2 最近の文献から新手法の紹介
5.3 その他
6.講師の耐久性研究56年間の軌跡
7.むすび
<質疑応答・名刺交換・個別相談>
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