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「高強度高分子材料」オンラインセミナー2025│ナノ構造評価と力学・破壊物性発現メカニズム

高強度高分子材料のナノ構造評価と力学・破壊物性発現メカニズム

■本セミナーの受講形式(会場/Zoom両アイコンある場合は受講形式選択可)

zoom……Zoomオンライン受講

見逃し視聴あり……見逃し視聴選択可


○高分子架橋材料の構造・物性や解析手法などの基礎から、力学物性を制御するための指針および様々な強靭化手法まで。
○世界初!強靭性と復元性の両立に成功した「引っ張ると頑丈になる高強度ゲル」も紹介します。

講師

東京大学 物性研究所 准教授 眞弓 皓一 氏


講師紹介

2009年4月 日本学術振興会特別研究員 (DC1)
2012年4月 ESPCI ParisTech, Laboratoire SIMM/PPMD, CNRS 博士研究員
2014年4月 東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 助教
2018年3月 東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 特任講師
2020年11月 東京大学 物性研究所 中性子科学研究施設 准教授

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日時・受講料・お申込みフォーム

●日時:2025年4月11日(金) 13:00-17:00 *途中、小休憩を挟みます。

●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円

【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円

学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。

●録音・録画行為は固くお断りいたします。

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配布資料・講師への質問など

●配布資料はPDFなどのデータで配布いたします。ダウンロード方法などはメールでご案内いたします。
・配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡いたします。
・準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申込みをお願いいたします。
 (土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
・セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。

●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)

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    申込み時に(見逃し視聴あり)を選択された方は、見逃し視聴が可能です。(クリックして展開)

  • 見逃し視聴ありでお申込みされた方は、セミナーの録画動画を一定期間視聴可能です。
  • セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
  • 原則、遅くとも開催4営業日後までに録画動画の配信を開始します(一部、編集加工します)。
  • 視聴期間はセミナー開催日から4営業日後を起点に1週間となります。
  • ex)2/6(月)開催 セミナー → 2/10(金)までに配信開始 → 2/17(金)まで視聴可能
    →見逃し視聴について、 こちらから問題なく視聴できるかご確認ください。(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

    <見逃し視聴ご案内の流れ・配信期間詳細>
  • メールにて視聴用URL・パスワードを配信します。配信開始日を過ぎてもメールが届かない場合は必ず弊社までご連絡ください。
  • 準備出来しだい配信いたしますので開始日が早まる可能性もございます。その場合でも終了日は変わりません。上記例の2/6開催セミナーの場合、2/8から開始となっても2/17まで視聴可能です。
  • GWや年末年始・お盆期間などを挟む場合、それに応じて弊社の標準配信期間設定を延長します。
  • 原則、配信期間の延長はいたしません。
  • 万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、(見逃し視聴あり)の方の受講料は(見逃し視聴なし)の受講料に準じますので、ご了承ください。
  • セミナーポイント

    ■はじめに:
     高分子ゲル・ゴムなどのエラストマー材料は、高分子鎖が架橋された網目構造を有している。高分子架橋材料の力学物性は網目構造に支配されており、架橋構造を制御することで弾性率や強靭性を制御することが可能である。本講演では、高分子架橋材料の架橋構造を分類し、架橋網目構造の解析手法、特に散乱法を用いた構造解析について解説する。また、高分子架橋材料の架橋網目構造と力学物性(弾性率、強靭性)との相関についても説明する。さらに、2000年代に入ってから急激な発展を遂げている高強度ゲルの歴史を振り返り、過去20年で提唱されてきた強靭化メカニズムを整理する。最後に、可逆な伸長誘起結晶化による自己補強効果という新規強靭化手法も説明し、従来の高強度ゲルでは相反関係にあった強靭性と弾性の両立に世界で初めて成功した事例を紹介する。

    ■受講対象者:
    ・高分子の材料研究開発を始めたばかりの方から、ある程度の研究経験を経た方。
    ・業務に活かすため、高分子材料の物性、構造、材料設計についての知見を得たいと考えている方
    ・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。

    ■必要な予備知識:
    この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ありません。

    ■事前に目を通しておくと理解が深まる文献(閲覧必須ではありません):
    書籍「基礎高分子科学 第2版」(高分子学会 編・東京化学同人・2020/1)などを一読すると更に理解が深まる。

    ■本セミナーで習得できること:
    ・高分子材料の構造評価手法を習得できる。
    ・高分子材料の力学物性制御指針を学ぶことができる。
    ・高分子材料の強靭化手法を学ぶことができる。
    など

    セミナー内容

    1.高分子材料における架橋様式
     1.1 架橋とは
     1.2 高分子架橋材料の弾性の起源
     1.3 架橋の分類

    2.高分子架橋材料の構造と物性
     2.1 高分子架橋材料の網目構造解析:小角散乱法の活用
     2.2 高分子架橋材料の弾性率
     2.3 高分子架橋材料の応力歪み特性
     2.4 高分子架橋材料の強靭性

    3.高強度高分子ゲルの開発史
     3.1 高強度ゲルの発見
     3.2 高強度ゲルの分類
      a)ダブルネットワークゲル
      b)環動ゲル
      c)ナノコンポジットゲル
      d)TetraPEGゲル
      e)自己修復性ゲル

    4.結合破壊によるエネルギー散逸を利用した強靭ゲル
     4.1 ダブルネットワークゲルの破壊メカニズム
     4.2 自己修復性ゲルの破壊メカニズム

    5.網目構造の均一化による高延伸ゲル
     5.1 Tetra-PEGゲルの破壊メカニズム
     5.2 環動ゲルの破壊メカニズム

    6.引っ張ると頑丈になる高強度ゲル:伸長誘起結晶化による自己補強効果
     6.1 高分子ゲルにおける可逆な伸長誘起結晶化の発見
     6.2 伸長誘起結晶化による自己補強効果:強靭性と弾性の両立

    7.最後に:高強度高分子材料が拓く未来

    <質疑応答>


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