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自動車の熱マネジメント技術 セミナー:2025年7月16日オンライン講座。EVシフト見直しや自動運転の影響もふまえ解説。

EV・自動車における熱マネジメント技術

~構成部材・要素技術と最近の対応動向~

■本セミナーの受講形式(会場/Zoom両アイコンある場合は受講形式選択可)

zoom……Zoomオンライン受講

見逃し視聴あり……見逃し視聴選択可


★EVシフトの軌道修正の影響や、自動運転に伴う車内快適性の観点等もふまえ、
 今後求められる自動車の熱マネジメント技術を詳細に解説します!

講師

元 日産自動車
元 カルソニックカンセイ(現:マレリ)  原 潤一郎 氏


講師紹介

*ご略歴:
1981-1995年 日産自動車 電気自動車用エアコン(搭載済),自然風エアコン(市販済み),空調用コンプレッサー開発(市販済み),車室内熱流れ解析(CFD,世界初)
1995-2019年 カルソニックカンセイ CO2エアコンの開発(搭載済),薄型統合型冷却システムの開発(自動車技術会論文賞),VGフィン付きEGRクーラー(市販済み),F1などのレーシングカー用熱交換器(搭載済),商用車用冷却系開発(市販済み),1Dシミュレーションの普及活動(自動車技術会)
2019-現在 コンサルティング(高効率冷却法,車室内補助暖房デバイス,新規材料開発,新規冷媒開発),技術セミナー講師(110回以上),執筆(40件以上)

*ご専門および得意な分野・研究等:
 自動車用空調システム,自動車用冷却システム,熱流れ解析,因子分析法

*本テーマ関連のご活動:
 自動車技術会 車両空調システムワーキンググループに長年所属

<その他関連セミナー>
自動車関係 一覧はこちら


日時・受講料・お申込みフォーム

●日時:2025年7月16日(水) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円

【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円

学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。

●録音・録画行為は固くお断りいたします。

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・資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。

●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。
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req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)

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  • 見逃し視聴ありでお申込みされた方は、セミナーの録画動画を一定期間視聴可能です。
  • セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
  • 原則、遅くとも開催4営業日後までに録画動画の配信を開始します(一部、編集加工します)。
  • 視聴期間はセミナー開催日から4営業日後を起点に1週間となります。
  • ex)2/6(月)開催 セミナー → 2/10(金)までに配信開始 → 2/17(金)まで視聴可能
    →見逃し視聴について、 こちらから問題なく視聴できるかご確認ください。(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

    <見逃し視聴ご案内の流れ・配信期間詳細>
  • メールにて視聴用URL・パスワードを配信します。配信開始日を過ぎてもメールが届かない場合は必ず弊社までご連絡ください。
  • 準備出来しだい配信いたしますので開始日が早まる可能性もございます。その場合でも終了日は変わりません。上記例の2/6開催セミナーの場合、2/8から開始となっても2/17まで視聴可能です。
  • GWや年末年始・お盆期間などを挟む場合、それに応じて弊社の標準配信期間設定を延長します。
  • 原則、配信期間の延長はいたしません。
  • 万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、(見逃し視聴あり)の方の受講料は(見逃し視聴なし)の受講料に準じますので、ご了承ください。
  • セミナーポイント

     電気自動車(EV)などの電動車は、温室効果ガス削減を目的に普及が進められてきました。ところが,ロシアによるウクライナ侵攻によるエネルギー危機がおき,電力需要の増加と供給不足が顕在化し、エネルギーの安定供給が課題となっています。
    さらに中国による低価格EV(電気自動車)の出現,米国トランプ政権によるEV普及策廃止の動き・自動車関税の影響等先を見通せない状況となっており,先ほどのエネルギー危機とあわせて,従来のようなEVへの更新シナリオは再検討を余儀なくされ,EV普及戦略が根本的な見直しを求められる事態になっています。このためEVだけではなく,ハイブリッド車を含むエンジン車についても排熱利用などの熱マネジメント技術を改善する必要が出てきました。
    また最近,話題になっている自動運転は,完全な自動運転への移行はむずかしいものの,高速道など,限定的な自動運転ができるクルマが増えてきました。自動運転は,クルマと乗員の関係を根本的に変える技術になります。今までの走る楽しさを追求してきた価値観が薄れ,自動運転での移動時間を,いかに快適に過ごせるかが新しい価値になるからです。このような車内の快適性の観点からも,自動車の熱マネジメントは益々重要となってきています。
    本セミナーでは,これらに関わる熱マネジメント技術を詳細に解説いたします。

    ○受講対象:
     ・自動車の空調,冷却系の技術者の方
     ・自動車の熱マネジメント技術にかかわる材料・デバイスの技術者の方
     ・自動車の技術企画される方
     など

    ○受講後、習得できること:
     ・自動車の熱マネジメント技術全般の技術修得
     ・それに関わる技術の方向性の知見が得られる
     ・今後の自動車の駆動源の正しい行方
     など

    セミナー内容


    1.電動車用エアコン
     1.1 方式と現行空調システムとの比較
     1.2 低外気温への対応
     1.3 テスラ、BYDのヒートポンプサイクル
     1.4 テスラ,BYD,Xiaomi,Zeekr,デンソーのヒートポンプサイクルの優劣比較 
     1.5 マルチコントロールバルブ(オクトバルブなど)のメリットとデメリット
     1.6 PFAS(有機フッ素化合物)規制対応エアコン
     1.7 ヒートポンプ用新冷媒
     1.8 急速充電対応
     1.9 廃熱利用の可能性は
     1.10 ヒートポンプとその課題
     1.11 ハイブリッド車用エアコン
     1.12 PHEV(プラグインハイブリッド車)用エアコン

    2.エアコンシステムの改善
     2.1 空調シート
     2.2 内部熱交換器
     2.3 換気熱回収
     2.4 デシカント空調
     2.5 CO2冷媒によるエアコン
     2.6 空調快適性
     2.7 人体温熱快適性からみた最適加熱部位
     2.8 薄型ベンチレーターの課題 

    3.駆動用電池の温度管理
     3.1 電池の温度管理と寿命
     3.2 事前冷却
     3.3 温度管理例
     3.4 理想的な温度管理方法
     3.5 部材と材料
     3.6 今後の電池への対応
     3.7 全固体電池の場合

    4.自動運転の熱マネジメント
     4.1 自動運転化にともなう課題
     4.2 自動運転車における差別化技術と求められる技術・材料

    5.空調システムの変化による部品,内装材の動向
     5.1 ガラス・調光ガラス
     5.2 断熱材
     5.3 真空断熱材
     5.4 フィルムヒーター
     5.5 遮熱塗装、事前空調

    6.今後の自動車用冷却系と熱交換器
     6.1 熱交換器の変遷
     6.2 モーター、インバーター冷却系
     6.3 水冷インタークーラーの目的
     6.4 蓄冷エバポレーターの採用と採用廃止
     6.5 水冷コンデンサーの目的
     6.6 空調系

    7.電動車の駆動モーターとインバーターの冷却

    8.新しい冷却方式
     8.1 沸騰冷却
     8.2 磁気冷凍

    9.古典的な熱マネジメント
     9.1 自動車の排熱一覧と課題
     9.2 排熱回収/蓄熱システムおよび蓄熱材料
     9.3 ケミカルヒートポンプ
     9.4 熱電素子
     9.5 ランキンサイクル
     9.6 熱負荷軽減

    10.駆動源選択
     10.1 背景(脱ガソリン車の動き,日米独とノルウェーの場合)
     10.2 現状確認,EVは売れているか?
     10.3 LCAによる駆動源選択(ICCT,VWなどの改定)
      10.3.1 OEMの変節
      10.3.2 次に買うクルマは
      10.3.3 ハイブリッド方式による違い(燃費,コストなど)

    11.エネルギー問題
     11.1 電源構成
     11.2 CO2排出係数
     11.3 電力危機
     11.4 悲惨な日本の所得
     11.5 今後の日本のエネルギーは

    12 日本がとるべき戦略

    質疑応答


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