……Zoomオンライン受講
……見逃し視聴選択可
★EVシフトの軌道修正の影響や、自動運転に伴う車内快適性の観点等もふまえ、
今後求められる自動車の熱マネジメント技術を詳細に解説します!
講師
元 日産自動車
元 カルソニックカンセイ(現:マレリ) 原 潤一郎 氏
講師紹介
*ご略歴:
1981-1995年 日産自動車 電気自動車用エアコン(搭載済),自然風エアコン(市販済み),空調用コンプレッサー開発(市販済み),車室内熱流れ解析(CFD,世界初)
1995-2019年 カルソニックカンセイ CO2エアコンの開発(搭載済),薄型統合型冷却システムの開発(自動車技術会論文賞),VGフィン付きEGRクーラー(市販済み),F1などのレーシングカー用熱交換器(搭載済),商用車用冷却系開発(市販済み),1Dシミュレーションの普及活動(自動車技術会)
2019-現在 コンサルティング(高効率冷却法,車室内補助暖房デバイス,新規材料開発,新規冷媒開発),技術セミナー講師(110回以上),執筆(40件以上)
*ご専門および得意な分野・研究等:
自動車用空調システム,自動車用冷却システム,熱流れ解析,因子分析法
*本テーマ関連のご活動:
自動車技術会 車両空調システムワーキンググループに長年所属
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日時・受講料・お申込みフォーム
●日時:2025年7月16日(水) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
●録音・録画行為は固くお断りいたします。
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配布資料・講師への質問など
●配布資料は、印刷物を郵送で1部送付いたします。
・お申込みの際にお受け取り可能な住所を必ずご記入ください。
・郵送の都合上、お申込みは4営業日前までを推奨します。(土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
・それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、その場合、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。ご了承の上お申込みください。
・資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。
●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)
オンラインセミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)
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セミナーポイント
電気自動車(EV)などの電動車は、温室効果ガス削減を目的に普及が進められてきました。ところが,ロシアによるウクライナ侵攻によるエネルギー危機がおき,電力需要の増加と供給不足が顕在化し、エネルギーの安定供給が課題となっています。
さらに中国による低価格EV(電気自動車)の出現,米国トランプ政権によるEV普及策廃止の動き・自動車関税の影響等先を見通せない状況となっており,先ほどのエネルギー危機とあわせて,従来のようなEVへの更新シナリオは再検討を余儀なくされ,EV普及戦略が根本的な見直しを求められる事態になっています。このためEVだけではなく,ハイブリッド車を含むエンジン車についても排熱利用などの熱マネジメント技術を改善する必要が出てきました。
また最近,話題になっている自動運転は,完全な自動運転への移行はむずかしいものの,高速道など,限定的な自動運転ができるクルマが増えてきました。自動運転は,クルマと乗員の関係を根本的に変える技術になります。今までの走る楽しさを追求してきた価値観が薄れ,自動運転での移動時間を,いかに快適に過ごせるかが新しい価値になるからです。このような車内の快適性の観点からも,自動車の熱マネジメントは益々重要となってきています。
本セミナーでは,これらに関わる熱マネジメント技術を詳細に解説いたします。
○受講対象:
・自動車の空調,冷却系の技術者の方
・自動車の熱マネジメント技術にかかわる材料・デバイスの技術者の方
・自動車の技術企画される方
など
○受講後、習得できること:
・自動車の熱マネジメント技術全般の技術修得
・それに関わる技術の方向性の知見が得られる
・今後の自動車の駆動源の正しい行方
など
セミナー内容
1.電動車用エアコン
1.1 方式と現行空調システムとの比較
1.2 低外気温への対応
1.3 テスラ、BYDのヒートポンプサイクル
1.4 テスラ,BYD,Xiaomi,Zeekr,デンソーのヒートポンプサイクルの優劣比較
1.5 マルチコントロールバルブ(オクトバルブなど)のメリットとデメリット
1.6 PFAS(有機フッ素化合物)規制対応エアコン
1.7 ヒートポンプ用新冷媒
1.8 急速充電対応
1.9 廃熱利用の可能性は
1.10 ヒートポンプとその課題
1.11 ハイブリッド車用エアコン
1.12 PHEV(プラグインハイブリッド車)用エアコン
2.エアコンシステムの改善
2.1 空調シート
2.2 内部熱交換器
2.3 換気熱回収
2.4 デシカント空調
2.5 CO2冷媒によるエアコン
2.6 空調快適性
2.7 人体温熱快適性からみた最適加熱部位
2.8 薄型ベンチレーターの課題
3.駆動用電池の温度管理
3.1 電池の温度管理と寿命
3.2 事前冷却
3.3 温度管理例
3.4 理想的な温度管理方法
3.5 部材と材料
3.6 今後の電池への対応
3.7 全固体電池の場合
4.自動運転の熱マネジメント
4.1 自動運転化にともなう課題
4.2 自動運転車における差別化技術と求められる技術・材料
5.空調システムの変化による部品,内装材の動向
5.1 ガラス・調光ガラス
5.2 断熱材
5.3 真空断熱材
5.4 フィルムヒーター
5.5 遮熱塗装、事前空調
6.今後の自動車用冷却系と熱交換器
6.1 熱交換器の変遷
6.2 モーター、インバーター冷却系
6.3 水冷インタークーラーの目的
6.4 蓄冷エバポレーターの採用と採用廃止
6.5 水冷コンデンサーの目的
6.6 空調系
7.電動車の駆動モーターとインバーターの冷却
8.新しい冷却方式
8.1 沸騰冷却
8.2 磁気冷凍
9.古典的な熱マネジメント
9.1 自動車の排熱一覧と課題
9.2 排熱回収/蓄熱システムおよび蓄熱材料
9.3 ケミカルヒートポンプ
9.4 熱電素子
9.5 ランキンサイクル
9.6 熱負荷軽減
10.駆動源選択
10.1 背景(脱ガソリン車の動き,日米独とノルウェーの場合)
10.2 現状確認,EVは売れているか?
10.3 LCAによる駆動源選択(ICCT,VWなどの改定)
10.3.1 OEMの変節
10.3.2 次に買うクルマは
10.3.3 ハイブリッド方式による違い(燃費,コストなど)
11.エネルギー問題
11.1 電源構成
11.2 CO2排出係数
11.3 電力危機
11.4 悲惨な日本の所得
11.5 今後の日本のエネルギーは
12 日本がとるべき戦略
質疑応答
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