……Zoomオンライン受講
……見逃し視聴選択可
★機械・プラントや構造物の長期使用上問題となる応力腐食割れの影響因子である、
材料力学・破壊力学および金属材料・腐食の基礎知識を習得し、そのメカニズムを把握。
★評価のための試験方法や、寿命予測法を演習を交え解説します。
講師
静岡大学 工学部 教授 博士(工学)藤井 朋之 氏
講師紹介
*ご略歴:
名古屋大学大学院工学研究科を修了(博士(工学))後に,
日新製鋼㈱で塑性加工に関する研究に従事.その後,
静岡大学工学部に着任,材料強度に関する研究に従事,現在に至る.
*ご専門および得意な分野・研究:
材料の破壊挙動の実験的および解析的評価(材料強度学/材料力学・破壊力学/機械材料)
*本テーマ関連のご活動:
・原著論文:14編,国際会議:23件
・図書(共同執筆):1編(金属材料の腐食防食技術大系(梶山文夫監修),第2章第6節 応力腐食割れ(SCC)(49-59ページ),(株)エヌ・ティー・エス,2025年1月)
・受賞:スガウェザリング技術振興財団科学技術奨励賞,ステンレス鋼における応力腐食割れ寿命評価法の確立,2021年4月28日.等
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日時・受講料・お申込みフォーム
●日時:2025年7月17日(木) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
●録音・録画行為は固くお断りいたします。
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配布資料・講師への質問など
●配布資料はPDFなどのデータで配布いたします。ダウンロード方法などはメールでご案内いたします。
・配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡いたします。
・準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申込みをお願いいたします。
(土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
・セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。
●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)
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セミナーポイント
機械・構造物は様々な力学条件・環境で使用されるため,部材の破壊や腐食への対策が行われているはずです.しかしながら,実際の機械・構造物では、応力腐食割れによる損傷・破壊が散発しています.
応力腐食割れは、高耐食性の金属材料にも生じることや各種非破壊検査等によっても発見しにくいことから、長期間の使用の際には特に留意すべき損傷形態です。機械設計では強度が考慮されなければなりませんが,応力腐食割れは局部腐食であることから腐食の観点で考慮される必要があります.そのため,部材設計や保守における応力腐食割れの対策には,力学と腐食の両方を理解しておく必要があります.
そこで,本セミナーは,応力腐食割れの理解に必要な基礎知識である材料力学および破壊力学,金属材料,腐食について概説した後に,応力腐食割れの基礎と寿命評価法について説明します.さらに,講演者の実施してきたこれまでの応力腐食割れに関する研究を簡単に紹介します.最後に,関数電卓を用いて行う寿命評価についての演習を行います.
本セミナーでは,腐食の専門家が説明することの多い応力腐食割れについて、材料力学/破壊力学研究者が主に力学の視点から解説します.
○受講対象:
・機器の設計・保守等にこれから携わる/携わって日が浅い方(新入社員~業務について数年の方)
・各種環境における機器の破壊にお困りの方
○受講後、習得できること:
・応力腐食割れの分類とその影響因子に関する基礎知識
・応力腐食割れ評価のための実験方法
・応力腐食割れの寿命評価・予測手法の基礎
セミナー内容
1.材料力学の基礎
(a) 応力
(b) ひずみ
(c) 応力とひずみの関係
(d) 負荷形式と応力分布
(e) 応力集中
(f) 破壊力学
(g) 破壊力学を用いた材料の強度評価
(h) 材料力学と破壊力学の関係
2. 金属材料の基礎
(a) 結晶構造
(b) 欠陥
(c) 弾性・塑性変形のメカニズム
(d) 材料の強化方法と微視組織
(e) 腐食の分類
(f) 腐食の基礎
(g) 防食の基礎
3.応力腐食割れの基礎
(a) 特徴
(b) 分類
(c) 応力腐食割れのメカニズム
(d) 研究紹介①:アルミニウム合金に生じる応力腐食割れの発生
(e) 研究紹介②:アルミニウム合金に生じる応力腐食割れの進展
(f) 防止対策
4.応力腐食割れ評価のための試験法
(a) 目的
(b) 試験片の形状と荷重・変形履歴
(c) き裂発生試験
(d) 研究紹介③:ステンレス鋼のき裂発生試験
(e) き裂進展試験
(f) 研究紹介④:ステンレス鋼のき裂発生試験
(g) 応力腐食割れ感受性評価のための試験
.応力腐食割れ寿命の評価
(a) 応力腐食割れプロセス
(b) 寿命と寿命評価の基礎
(c) 寿命評価のための実験
(d) 寿命のばらつきと統計
(e) 余寿命評価
(f) 破壊力学を用いた余寿命評価
(g) 研究紹介⑤:モンテカルロシミュレーション
(h) 研究紹介⑥:確率シミュレーション
6.応力腐食割れの寿命予測:破壊力学を用いた演習
(a) 発見された応力腐食割れの寿命
(b) 解説
(7.セミナーの内容に関する質疑応答)
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