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★ケミカルリサイクルなど各プラスチックリサイクル技術の開発動向、各国のプラスチック環境汚染対策・政策・規制、サーキュラーエコノミーへの対応、開発・製品化のポイントやビジネスチャンスなど、プラスチックリサイクルとバイオマス利用の現状について解説。
講師
環境・バイオ・プラスチックリサーチ 代表 博士(工学)位地 正年 氏
講師紹介
■経歴
1981年:東京工業大学大学院修士課程修了(2002年:同学から博士(工学)取得)
1981年~1990年:デンカ(株)中央研究所(電子部品実装用プラスチックの研究開発・実用化に従事)
1990年~2017年:日本電気(株)中央研究所、研究マネージャー、研究部長、主席研究員を歴任(電子機器用プラスチックのリサイクル技術、脱ハロゲン難燃性プラスチック、バイオプラスチックの研究開発・実用化に従事)
2014年~2017年:筑波大学 数理物質系 連携大学院教授(兼務)
2018年~2020年:筑波大学 藻類バイオマス・エネルギーシステム開発研究センター 主幹研究員(藻類バイオマスを利用したバイオプラスチックの研究に従事)
2020年:環境・バイオ・プラスチックリサーチを設立し、代表に就任(プラスチックの環境対策・高機能化に関するコンサルテイングや教育活動を実施中)
■専門および得意な分野・研究
高分子化学、プラスチック複合材料、環境化学
■本テーマ関連学協会での活動
一社)難燃材料研究会 副会長
<その他関連セミナー>
環境対応・リサイクル・CO2削減等 一覧はこちら
日時・受講料・お申込みフォーム
●日時:2025年8月27日(水) 13:00-17:00 *途中、小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
●録音・録画行為は固くお断りいたします。
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配布資料・講師への質問など
●配布資料はPDFなどのデータで配布いたします。ダウンロード方法などはメールでご案内いたします。
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セミナーポイント
■講座のポイント
プラスチックは海洋汚染などの環境問題が顕在化しており、この対策として、プラスチックリサイクルやバイオマスの利用が重要となっています。本セミナーでは、プラスチックの環境問題の現状(海洋汚染、資源枯渇など)と、この対策として、プラスチックのリサイクルやバイオマス利用の世界(EU、米国、中国など)と日本での政策や規制、技術開発の動向、サーキュラーエコノミーへの対応などについて解説します。さらに、本講師が日本電気(株)などで取り組んだリサイクル技術や、高機能なバイオプラスチックの開発と製品適用の実例から、開発・製品化のポイントを説明します。最後に、プラスチックの環境対策の今後の展望について述べます。
■受講後、習得できること
・世界や日本でのプラスチックに関する環境対策の現状と政策・規制動向
・プラスチックのリサイクルにおける技術動向とサーキュラーエコノミーへの対応
・バイオプラスチックの基礎から応用までの最新知識
・プラスチックに関する環境対策技術の企画、開発、実用化のポイント
■受講対象
・プラスチックの初心者から実務経験者までを幅広く対象
・プラスチックや添加剤の開発、製造、製品へのプラスチックの適用に関わる企業の技術系担当者
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・EU、日本、米国、中国などでのプラスチックの環境対策の政策・規制
■講演中のキーワード
プラスチック、リサイクル、ケミカルリサイクル、水平リサイクル、バイオプラスチック、サーキュラーエコノミー
セミナー内容
1.プラスチックの環境問題の現状と対策、規制動向
1-1.世界と日本の廃プラスチックの現状
・生産量、廃棄物量、CO2排出量など
1-2.海洋汚染の現状
・主要国での海洋流出の実態など
1-3.各国の政策/規制の動向
・日本、EU、米国、中国、東南アジアなどの動向(特にEUでの容器包装用や自動車用の水平リサイクルの規制動向)
2.プラスチックのリサイクルの動向
2-1.リサイクルの現状(世界と日本)
(1)日本、EU、米国、中国、他の国での処理方法の現状とその背景
(2)サーキュラーエコノミーでのプラスチックの対応の動向
・サーキュラーエコノミーの真の意味/目的、プラスチックでの対応
・EUの動向(戦略と最新動向=モノマテリアル、アップサイクルなど)
2-2.リサイクル技術の内容と開発動向、課題
(1)マテリアルリサイクル
・識別技術(種類、ハロゲン含有材の識別・分離)
・水平リサイクルの状況と新たな取り組み(寿命予測技術、再生材の物性回復、自動車用プラスチックの動向など)
・カスケードリサイクルの状況、新たな大口の利用候補
(2)ケミカルリサイクル
・各方法(高炉・コークス炉原料化、ガス化、油化、モノマー回収)の内容・課題
・国内外での動向(特に、酵素によるケミカルリサイクルの実用化)
(3)熱回収
・セメントキルン処理、自動車シュレッダーダスト処理
2-3.本章のまとめと今後の展望
・サーキュラーエコノミー実現のための製品・材料のリサイクル設計とシステム構築の総合対策など
3.バイオマス利用とバイオプラスチックの基礎から応用
3-1.バイオプラスチックの分類、特徴・メリットと現在の課題
3-2.利用可能なバイオマスの現状と将来候補
3-3.生分解性(海洋分解性を含む)のメカニズム、評価方法
3-4.世界と日本のバイオプラスチックの生産・利用状況と将来予想
3-5.各国での認証や規制の動向
3-6.主要なバイオプラスチックの説明(構造、物性、用途、課題など)
・バイオPE、バイオPET、PLA、PBS、PHA、バイオポリアミド、バイオポリカーボネート、デンプン変性系、セルロース系、PBATなど
3-7.バイオマス/プラスチック複合材の技術・利用動向
3-8.本章のまとめと今後の展望
・バイオプラスチックのまとめと今後の動向
4.開発事例の説明
4-1.リサイクル技術
・電子部品用プラスチック(エポキシ樹脂複合材)のマテリアル・ケミカルリサイクル技術の開発
(プリント基板の粉砕分離やICモールド材の熱分解による有価物回収)
4-2.高機能バイオマスプラスチック
(1)ポリ乳酸複合材
・ポリ乳酸の添加剤による実用特性(成形性、耐加水分解性)の改良
・高耐熱性ケナフ添加ポリ乳酸複合材の開発と携帯機器への適用
・難燃性ポリ乳酸複合材の開発と電子機器への適用
(2)セルロース系バイオマスプラスチック
・長鎖・短鎖脂肪酸付加セルロース系樹脂の開発
・省エネルギーの合成プロセスの開発
・特有な添加剤による難燃性、強度等の実用性、漆ブラック調の高装飾性、耐傷性の実現
(3)藻類利用バイオマスプラスチック
・藻類を利用したバイオマスプラスチックの動向
・高機能な長鎖・短鎖脂肪酸付加パラミロン系樹脂の開発
・CO2排出量ゼロを目指した、培養-抽出-合成までの一環生産プロセスの開発
5.全体のまとめと今後の展望
・プラスチックの包括的環境対策を推進する上でのリサイクルやバイオマス利用の有り方と今後の展望
<終了後、質疑応答>
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