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塗料・塗膜のレオロジーと付着性 セミナー:2025年9月8日オンライン講座。塗膜・塗装系のトラブル対策に向けて

塗料・塗膜のレオロジー特性と付着性

~塗膜強度とは・内部応力の解析と評価法・欠陥対策~

■本セミナーの受講形式(会場/Zoom両アイコンある場合は受講形式選択可)

zoom……Zoomオンライン受講

見逃し視聴あり……見逃し視聴選択可


★塗膜の物性を左右するレオロジーや内部応力の基礎知識、および欠陥対策に向けた実務対応力を養います。

講師

 元 職業能力開発総合大学校 専門基礎学科 准教授 工学博士  坪田 実 氏

<その他関連セミナー>
表面・界面技術:コーティング・接着・ぬれ性等 一覧はこちら


日時・受講料・お申込みフォーム

●日時:2025年9月8日(月) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円

【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円

学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。

●録音・録画行為は固くお断りいたします。

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配布資料・講師への質問など

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 (土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
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●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)

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  • 見逃し視聴ありでお申込みされた方は、セミナーの録画動画を一定期間視聴可能です。
  • セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
  • 原則、遅くとも開催4営業日後までに録画動画の配信を開始します(一部、編集加工します)。
  • 視聴期間はセミナー開催日から4営業日後を起点に1週間となります。
  • ex)2/6(月)開催 セミナー → 2/10(金)までに配信開始 → 2/17(金)まで視聴可能
    →見逃し視聴について、 こちらから問題なく視聴できるかご確認ください。(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

    <見逃し視聴ご案内の流れ・配信期間詳細>
  • メールにて視聴用URL・パスワードを配信します。配信開始日を過ぎてもメールが届かない場合は必ず弊社までご連絡ください。
  • 準備出来しだい配信いたしますので開始日が早まる可能性もございます。その場合でも終了日は変わりません。上記例の2/6開催セミナーの場合、2/8から開始となっても2/17まで視聴可能です。
  • GWや年末年始・お盆期間などを挟む場合、それに応じて弊社の標準配信期間設定を延長します。
  • 原則、配信期間の延長はいたしません。
  • 万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、(見逃し視聴あり)の方の受講料は(見逃し視聴なし)の受講料に準じますので、ご了承ください。
  • セミナーポイント

     コーティング材料(塗料)は流動状態で被塗物を覆い、付着、固化します。液体が固体になる塗膜形成過程では自由に体積収縮ができないため、収縮力が発生します。単位断面積あたりの収縮力を収縮応力、あるいは内部応力と呼びますが、内部応力が塗膜の抗張力よりも大きい場合には、塗膜に割れや、はがれが生じます。
     本セミナーでは、塗料・塗膜のレオロジー特性をベースにして、塗膜強度を評価し、欠陥対策に繋げます。主な内容を次に示します。
     1.塗料・塗膜のレオロジー特性(粘弾性)
     2.付着性を阻害する内部応力の発生要因と測定手法
     3.付着塗膜の割れ・はがれに関する欠陥の事例紹介と解析
     4.付着塗膜の強度を向上させる方策
      (1)膜厚方向での物性傾斜の設計と作り方
      (2)顔料粒子/ポリマー間の相互作用を高める手法
     本セミナーを受講することにより、塗料・塗膜のレオロジー特性を整理する力と、欠陥現象を解決する能力を高めてください。

    ○受講対象:
     塗料や塗装、コーティング技術に関わる方々
     特性向上に向けた課題や検討テーマに、レオロジー的な見方や解析技術を取り入れたいと考えておられる方

    ○受講後、習得できること:
     塗料・塗膜の強度や付着性能を左右するレオロジーおよび内部応力の基礎知識を生かして、塗料配合や硬化条件を見直したり、新たに設定する実務対応力を養います。

    セミナー内容


    1.レオロジー特性とその解析
     1.1 塗料の必要条件-塗れる・くっつく・固まる
     1.2 粘弾性の用語とその意味について
     1.3 液体の粘弾性を観察しよう:とろろ汁の引き上げ高さと速度実験
      (1) 塗料に弾性を付与するメリット
      (2) 塗料が受けるずり速度の求め方
     1.4 固体の粘弾性を観察しよう:ゴムボールのはずみ高さと温度実験
     1.5 塗膜の引張り強度が速度で異なる挙動を示すわけ
     1.6 温度変化を速度に換算する法則(WLF式)とは
     1.7 引張り試験と動的粘弾性測定で分かる物性値
     1.8 2液型エポキシ樹脂塗膜の橋かけ密度と塗膜強度に及ぼす当量比の影響
     1.9 塗膜強度の支配要因

    2.レオロジーの活用技術
     2.1 白いシミの発生・消失とレオロジー解析・その対策
      (1) 白いシミの発生機構
      (2) 白いシミの消失・回復機構
      (3) レオロジーモデル(Voigt model)の適用
      (4) 白いシミの対策
     2.2 洗車機による塗膜の傷付き事例とレオロジー解析・その対策
      (1) 洗車ブラシの動作状態
     (2) 傷の観察
      (3) ブラシと塗膜の衝突現象
      (4) 傷の発生とレオロジーとの相関解析
      (5) 塗膜の傷つき対策

    3.付着性の見方・考え方
     3.1 くっつく力の発生
     3.2 付着性理論
     3.3 付着強さの評価・試験法
       ―付着強さのデーターは何を表しているのか
     3.4 付着性に及ぼす要因とその影響
     3.5 水による付着劣化を防ぐ方法

    4.内部応力の話
     4.1 内部応力の発生機構
      (1) 塗膜/PET 2層板の湾曲
      (2) ガラスコップの割れ
      (3) 焼付け塗料では
      (4) 常温乾燥・常温硬化塗料では
     4.2 内部応力の測定法
      (1) バイメタル法
      (2) FSB法
     4.3 内部応力の支配要因
     4.4 内部応力を低下させる塗料設計

    5.付着塗膜の強度を向上させる話
     5.1 付着塗膜の強さ-たわみ性・耐衝撃性を向上させるには
      (1) 付着塗膜の折り曲げ試験に及ぼす付着性の影響
      (2) 付着塗膜の耐屈曲性試験機の改良
      (3) 破壊伸びに及ぼす膜厚効果
      (4) 塗装系の設計
     5.2 塗り重ねによる膜厚方向への物性傾斜は可能か、そのメリットはあるのか
     5.3 塗り重ね(塗装系)のどこに注目したら良いか
     5.4 割れ目模様の出現テクニック
     5.5 塗装系の割れ対策

    6.塗膜の割れ・はがれに関する欠陥事例の解析と対策
     6.1 塗膜のはく離と対策事例
      (1) 鋼管内面コートのはく離
      (2) 亜鉛メッキ塗装系のはく離
     6.2 水が関与する付着性の劣化対策
     6.3 乾燥条件で直せる欠陥と対策
      (1) ピンホール・泡など
      (2) 結露による白化

     質疑・応答


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