……Zoomオンライン受講
……見逃し視聴選択可
★どのような代替素材が持続可能で、どのくらい利用する必要があるのか?
どういった資源循環技術が利用可能で、どのくらいの脱炭素効果があるのか?
などの数々の疑問を、最新の各種動向とともに理解できます。
講師
東京大学 都市工学専攻 准教授 博士(工学) 中谷 隼 氏
講師紹介
*ご専門および得意な分野・研究:
ライフサイクル評価/物質フロー分析/プラスチックリサイクル
*本テーマ関連のご活動:
第13回エコバランス国際会議 副実行委員長
国立環境研究所 連携研究グループ長
米国科学アカデミー紀要(PNAS)に論文掲載(J. Nakatani et al.: Revealing the intersectoral material flow of plastic containers and packaging in Japan, PNAS 117 (33), pp. 19844?19853, 2020)
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日時・受講料・お申込みフォーム
●日時:2025年9月24日(水) 13:00-17:00 *途中、小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
●録音・録画行為は固くお断りいたします。
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配布資料・講師への質問など
●配布資料はPDFなどのデータで配布いたします。ダウンロード方法などはメールでご案内いたします。
・配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡いたします。
・準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申込みをお願いいたします。
(土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
・セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。
●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)
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セミナーポイント
欧州のサーキュラーエコノミー(循環経済)やプラスチック汚染に関する条約(プラスチック条約)の政府間交渉といった国際的な動向を背景として、日本国内でもプラスチック資源循環への取組が強く求められています。2022年には、プラスチック資源循環法が施行されました。一方で、2050年カーボンニュートラルの宣言を契機として、あらゆる産業において脱炭素化は喫緊の課題となっており、プラスチックを生産または利用する産業も例外ではありません。プラスチック資源循環法には「2050年にカーボンニュートラルを実現するために必要不可欠な循環経済への移行を戦略的に進める」と明記されており、プラスチック資源循環の議論において、今や脱炭素社会の関わりは避けて通れなくなっています。
このような状況を踏まえて、再生プラスチックやバイオマスプラスチックを含む持続可能な代替素材への転換や、高度選別やケミカルリサイクルなど新たな資源循環技術の開発や実装も進んでいます。しかし、どういった代替素材が持続可能で、どのくらい利用する必要があるのか、どういった資源循環技術が利用可能で、どのくらいの脱炭素効果があるのか、その理解は必ずしも容易ではありません。それに加え、政策や規制の推進に伴う頻繁な見直しの要件や、進展する技術・業界の最新動向の把握が企業に大きな負担となっています。
本セミナーでは、欧州におけるプラスチック戦略や関連する指令および規則、マスバランス方式などの認証、日本におけるプラスチック戦略やプラスチック資源循環法において求められている対策を含め、プラスチック資源循環の現状と動向について紹介します。さらに、プラスチック資源循環やバイオマスプラスチックの導入による脱炭素効果をライフサイクルアセスメント(LCA)によって評価する方法と評価事例について解説します。これらを通して、脱炭素社会および循環経済の実現に向けた今後のプラスチック資源循環に求められる対策について考えます。
○受講対象:
プラスチック問題への対応に困っている企業の方、自社の脱炭素や循環経済に向けた対策や、その有効性について考えたい方、中長期的なプラスチック資源循環の戦略について考えたい企業の方など
○受講後、習得できること:
プラスチック資源循環の基礎知識、欧州における関連政策の動向、プラスチック資源循環法の要点、プラスチックの資源循環技術の開発および実装の動向、ライフサイクルアセスメント(LCA)による脱炭素効果の評価方法 など
セミナー内容
1. プラスチックに関わる近年の動向
1)海洋プラスチック問題
2)欧州サーキュラーエコノミーの現状
a) サーキュラーエコノミーの原理
b) プラスチックのサーキュラーエコノミー
3)プラスチック汚染に関する条約の政府間交渉(INC)
4)欧州と日本のプラスチック戦略
a) 欧州プラスチック戦略
b) 日本のプラスチック資源循環戦略
c) 欧州と日本のプラスチック戦略の比較
5)バイオプラスチックの導入
a)バイオプラスチックの定義と種類
b)海洋生分解性プラスチック
c)バイオプラスチックの生産能力
2. 国外におけるプラスチック資源循環の現状
1)世界におけるプラスチック生産から廃棄の物質フロー
2)欧州のプラスチック資源循環の現状
a) 欧州におけるプラスチックの物質フロー
b) 欧州各国のリサイクル率
c)国際的なリサイクルの定義
d)プラスチックに関わる欧州指令および規則
3. 国内におけるプラスチック資源循環の現状
1)プラスチックの物質フロー
2)ペットボトルの回収・リサイクル
3)プラスチック製容器包装の回収・リサイクル
4)プラスチックの回収対象
a) 製品プラスチックの回収事例
b) 容器包装プラスチックの自主回収
5)プラスチックのリサイクル率
6) プラスチック資源循環促進法の概要
a)資源循環促進法の基本的方向および役割分担
b)プラスチック使用製品の設計指針
4. プラスチックの資源循環技術の現状と開発動向
1)プラスチックのリサイクル技術の分類
2)ペットボトルのリサイクル技術
3)プラスチック製容器包装のリサイクル技術
4)ケミカルリサイクルの最新動向
a) モノマー化によるケミカルリサイクル
b) 石油・化学産業におけるケミカルリサイクル
c) ケミカルリサイクルとマスバランス方式
5. マスバランス方式によるプラスチックの認証
1) Chain of Custody(CoC)とマスバランス方式
2) マスバランス方式によるバイオマス認証
3) マスバランス方式によるリサイクル認証
6. プラスチック資源循環による脱炭素効果の評価方法
1)ライフサイクルアセスメント(LCA)の枠組み
2)LCAによるバイオマスの脱炭素効果の算定方法と具体例
3)LCAによるプラスチックリサイクルの評価方法と具体例
a) リサイクルのLCAの考え方
b) ペットボトルリサイクルのLCA
c) 容器包装リサイクルのLCA
4)欧州のサーキュラーフットプリント式
7. 今後のプラスチック資源循環に求められる対策
<質疑応答>
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