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「粘着剤設計」セミナー2025│基礎から評価・解析とそれを活用した粘着剤設計

粘着/剥離性の基礎から評価・解析手法と
それを活用した粘着剤設計のポイントまで

■本セミナーの受講形式(会場/Zoom両アイコンある場合は受講形式選択可)

zoom……Zoomオンライン受講

見逃し視聴あり……見逃し視聴選択可


〇粘着性やタッキファイヤなどの基礎から、ピール/タック試験の各方法と解釈、モルフォロジーのin-situ観察やパルスNMR/AFMの活用と粘着剤設計への応用まで。
〇試験・解析結果を研究開発へ活かすためのヒントがここに!

講師

大阪工業大学 工学部 応用化学科 客員教授 中村 吉伸 氏


講師紹介

■ご略歴:
1980年 神戸大学大学院工学研究科修士課程修了。
1983年 神戸大学大学院自然科学研究科博士課程修了。学術博士。
1980年~1997年まで 日東電工株式会社勤務。
1997年 大阪工業大学助教授。
2002年 同大学教授。
2019年 退職。同大学特任教授に。
2025年 同大学客員教授に。

■ご専門および得意な分野・研究:
高分子化学,高分子材料,高分子複合材料,接着,粘着,シランカップリング剤

■本テーマ関連学協会でのご活動:
2006-2010 日本接着学会誌編集委員長

<その他関連セミナー>
表面・界面技術:コーティング・接着・ぬれ性等 一覧はこちら


日時・受講料・お申込みフォーム

●日時:2025年10月17日(金) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円

【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円

学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。

●録音・録画行為は固くお断りいたします。

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配布資料・講師への質問など

●配布資料はPDFなどのデータで配布いたします。ダウンロード方法などはメールでご案内いたします。
・配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡いたします。
・準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申込みをお願いいたします。
 (土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
・セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。

●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)

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  • 見逃し視聴ありでお申込みされた方は、セミナーの録画動画を一定期間視聴可能です。
  • セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
  • 原則、遅くとも開催4営業日後までに録画動画の配信を開始します(一部、編集加工します)。
  • 視聴期間はセミナー開催日から4営業日後を起点に1週間となります。
  • ex)2/6(月)開催 セミナー → 2/10(金)までに配信開始 → 2/17(金)まで視聴可能
    →見逃し視聴について、 こちらから問題なく視聴できるかご確認ください。(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

    <見逃し視聴ご案内の流れ・配信期間詳細>
  • メールにて視聴用URL・パスワードを配信します。配信開始日を過ぎてもメールが届かない場合は必ず弊社までご連絡ください。
  • 準備出来しだい配信いたしますので開始日が早まる可能性もございます。その場合でも終了日は変わりません。上記例の2/6開催セミナーの場合、2/8から開始となっても2/17まで視聴可能です。
  • GWや年末年始・お盆期間などを挟む場合、それに応じて弊社の標準配信期間設定を延長します。
  • 原則、配信期間の延長はいたしません。
  • 万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、(見逃し視聴あり)の方の受講料は(見逃し視聴なし)の受講料に準じますので、ご了承ください。
  • セミナーポイント

    ■はじめに:
     粘着強さはピール試験やタック試験で評価される。しかし,得られた値だけで粘着剤相互の比較はできるが,粘着性発現のメカニズムは明らかにできない。タック試験の名称でも得られる結果が得られるものがいくつもある。試験の違いを正しく理解し,情報を活用することが重要である。粘着性の発現には,被着体に濡れる易動性と剥離に抵抗する凝集力の相反する特性が寄与している。これらの寄与の解明こそが重要である。粘着剤は典型的な粘弾性体であるので,弾性率は速度依存性を有し,また,粘性項の効果が重要で,これらが粘着特性に大きく影響している。各種試験結果を有効に考察し,開発にいかに活かすか?について演者らの知見から解説する。このために粘着剤の易動性の評価が重要である。
     演者らはパルスNMRを長年利用し,粘着剤の開発に有用な最適の解析法を提案してきた。これについてもまとめて解説する。また,粘着剤は配合でなく,モルフォロジーからのアプローチも必要である。タックの剥離挙動やピール試験の糸曳きのモルフォロジーのin-situ観察,AFMフォースカーブから粘着の本質を見極めるための手法を紹介し,得られた結果を活用した粘着剤の設計について述べる。

    ■受講対象者:
    粘着をこれから始めようとされている方,粘着に携わってこられ,違う見方をと思っておられる方,粘着で困っておられる方。

    ■必要な予備知識:
    予備知識は必要ありません。講演の中で理解できるようにします。

    ■本セミナーで習得できること:
    ・糸曳きやモルフォロジーの観察手法
    ・モルフォロジーの見方
    ・パルスNMRやAFMフォースカーブの活用法と粘着剤設計への応用
    など

    セミナー内容

    1.粘着テープの歴史
     1.1 粘着のニーズ発生
     1.2 元祖粘着テープは

    2.粘着性発現メカニズム
     2.1 粘着強さに影響する因子
     2.2 接着との違い
     2.3 界面の密着性 ~化学的と物理的相互作用~
     2.4 パルスNMRによる粘着剤の易動性評価
     2.5 粘性項の効果

    3.タッキファイヤによる粘着性発現
     3.1 ゴム/タッキファイヤの相溶性その評価方法
     3.2 タッキファイヤのモルフォロジーと機能
     3.3 タッキファイヤのモルフォロジー
     3.4 タッキファイヤのモルフォロジーからの粘着剤の設計

    4.ピール試験
     4.1 ピール試験からもっと情報を得る
     4.2 ピール試験は被着体の汚染に注意
     4.3 糸曳きからの粘性項の効果解明

    5.タック試験
     5.1 プローブタック試験で濡れ性を評価
     5.2 プローブの形状や平滑性も重要
     5.3 プローブタック試験で粘性項の効果を解明
     5.4 プローブタック試験による粘着剤のキャラクタリゼーション
     5.5 ボールタック試験をより定量的に
     5.6 ボールタック試験とプローブタック試験の結果の違いが示すこと
     5.7 これもタック試験?

    6.タックの速度依存性
     6.1 ローリングタック試験
     6.2 粘着剤の速度依存性との対応
     6.3 ダルキスト基準の意味
     6.4 2種の粘着剤の結果から粘着性発現メカニズムを考察する

    7.パルスNMRの粘着剤設計への活用
     7.1 緩和スペクトルの活用 ~いかに粘着特性を高めるかを知る~
     7.2 差スペクトルの活用 ~タッキファイヤのモルフォロジーがわかる~
     7.3 パルスNMRの本質 ~最新の成果から~

    8.AFMフォースカーブの粘着剤の設計への活用
     8.1 AFMフォースカーブの測定法
     8.2 AFMフォースカーブからの粘着性発現メカニズム
     8.3 AFMフォースカーブからの粘着剤の設計

    9.まとめ

    <質疑応答>


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    セミナーコード:AD251025

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